2021年11月17日から始まった中央アジアへの旅、今回の旅行は海外での腎移植手術と療養が目的であるがゆえ、いわゆる観光客が行くようなところにはほとんど行っていない。
週3回の透析に病院の検査日程などを除くと、それ以外の自由時間は体力維持のためのリハビリの時間なのだ。
そして、ここに来ている患者は私以外にも数人いることから、彼らと一緒に市内を散策することが日課となっている。
私は人工透析が始まって半年も経っていないが、日本の透析病院で見られるように、現役を引退した高齢者などは、透析を続ければ続けるほど体力は落ち、中には車椅子生活を余儀なくされる人もいるほどなのだ。
私は戸塚共立リハビリテーション病院にいたときにもらった「おうちで毎日できる簡単ストレッチや、ベッドの上でもできるトレーニングメニューと、新しい自宅トレーニングメニュー」を参考に体力維持を図っているが、散歩に出る度に体力の衰えを感じるのは気のせいだろうか。
市内の公園へ
私たちが宿泊しているホテルからタクシーで数分の距離に大きな公園があり、透析がない日はそこへ行くことも何日かあった。
何という公園かわからないが、ここにはkosmonavtiarという地下鉄(Tashkent Metro)の駅やバス停があるので、タクシーを使わなくともいいような気がするが、帯同している通訳の女性がアプリを使って呼んでくれるし、安価に利用ができるので、私たちが公共交通機関を使ったことは一度もない。
散歩が終わった後は、カフェで休憩タイムだ。
公園の敷地内にあるBar MAQOMという高級感溢れる店に入ると、自分が療養患者でなく、普通に観光で来ているような気分になれる。
帰りのタクシー待ちをしていると、バスが通りかかって多くの乗客を乗せて走り去った。
私が単純に観光でここにいるなら、それがどこへ行くのか、あるいは地下鉄に乗ればどこへ行けるのか関心を示すことも多々あるが、今回はパックツアーのメニューに乗って動いているのと同じなので、バスに対してほとんど関心を持つこともなかった。
ランチ@中乌饭店(Chinese Modern Restaurant)
私たちがタシケントで食事をするとき、意外に多かったのは中華料理だ。
世界中を旅していて、現地料理に飽きたとき、あるいは、食べるものに困ったときは、大外れのない中華料理は重宝する。
そのうちの一つが、中乌饭店(Chinese Modern Restaurant)で、この周辺には桑拿と書かれた建物もある。
上海やマカオではエロサウナを意味する桑拿、興味がある人は行ってみるといいだろう。
ただ、中華料理の難点は少人数だと困ること、私たちは総勢6名なので、一人一品頼むといった案配でいろいろなものが食せて良かったと思う。
アスキヤバザール(Askiya Bazaar)
アスキヤバザール(Askiya Bazaar)は、私たちが泊まっているホテルから最も近いショッピングエリアだ。
ここでは現地の人が日用雑貨を仕入れるところなので、観光客のお土産を売っているところはあまりない。
一方で、Tシャツや靴下、肌着などは安く仕入れることができるし、値切り交渉もできるので、私たちのように長期滞在が見込まれる場合には重宝する。
私が買ったのは小型のキャスターバッグ、2011年2月の台北旅行のときに買ったものが壊れたので、ここで買い直したわけだ。
値段は310,000スム(約3,100円)、まあまあといったところではないだろうか。
クロックスプラザホテル(Krokus Plaza Hotel)
クロックスプラザホテル(Krokus Plaza Hotel)は、私たちがタシケントの拠点ホテルとして泊まっていたところだ。
部屋も広く、なかなか快適なホテルだったが、近くにレストランが少ないのが難点だった。
このホテルのプールは屋外なので夏しか泳げないが、サウナがあるというので突入してみた。
サウナは、利用する1時間前に予約が必要で、準備ができた後にバスタオルとミネラルウオーターを持ってきてくれる。
このときは私しかサウナを利用してなかったが、別の人が使いたいと言ってきたらどうなるのだろうか。
女性だったらフロントで規制できるからいいのか、まさか混浴にはならんよな~とか思った。
ディナー@韓国料理Sodam
韓国料理のSodam、私たちはここにも何回か行った。
安くて美味しいからだ。
日本食に近いメニューもあり、現地料理に飽きたときにお勧めだ。
ここはミラバッドバザール(Mirabad Bazaar)に近いようなので、買い物のついでに行くのも悪くない。
私が頼んだのはトンカツ定食、韓国料理屋でトンカツ定食というのも変だが、なかなか和食を味わう機会がなかったからだ。
味の方もそれほど悪くない。
タシケントで食べるものに困ったらここへ行くといいだろう。
ところで、今回のコラムを書くにあたって、アスキヤバザール(Askiya Bazaar)のことを調べていたら、タシケント在住者のブログ「ウズベキスタンへ飛んじゃった」というのがヒットした。
私もこれを読んでもっと事前知識を入れてくれば良かったと後悔している。(笑)
ウズベキスタンのプリペイドSIM
ここ10年くらいの海外旅行で手放せないものがスマートフォンだろう。
今や通信機器としての機能は元より、グーグル先生が大活躍するようなシチュエーションでは、なくてはならないものだ。
今回の旅行ではホテルへ到着するなり、コーディネーターのKさんが購入してくれたのが、beeline.uzというキャリアのSIMカードで、30日間有効のプランのようだ。
今後は、外出時にコーディネーターのKさんや、現地通訳のOさんとコミュニケーションを取る必要が出るので、今回は携帯電話が大いに役立ちそうな感じだ。
一応、参考までに、日本語情報は旅の杜さんの「【SIM Card】ウズベキスタン編 Uzbekistan」(2018年9月16日付)まで。
2021年11月-12月 中央アジア旅行のトピックス
- 奇跡へのシルクロードフライト
- コロナ禍だからか、アシアナ航空のビジネスクラスはしょぼい
- 海外旅行でわかった~マスク姿が常態化しているのは日本だけか
- タシケントのウズベクレストラン「シャシュリク No1」
- タシケント・ディズニーランド(Tashkent Land)に行ってみた
- 中央アジアで人工透析を受けて思ったこと
- ビザランでウズベキスタンからキルギスへ脱出
- 新型コロナワクチン接種証明書アプリを入れてみた
- Merry Christmas from overseas!
- 日本語ガイド付きビシュケク市内観光ツアー
- ビシュケクでサウナに行ってみた
- アタチュルク公園でアスレチック
- ビシュケク市内散策&美女図鑑
- オシュ・バザール(Osh Bazaar)へ行ってみた
- ビザランを終えてウズベキスタンへ帰還
- 日本語ガイド付きタシケント市内観光ツアー
- ウズベキスタンから帰国~日本でドナー待機へ
- 穢れし者たちへ~水際対策という名の成田空港検疫
- 海外帰国者14日間の自宅待機の中で
- 史上最速の確定申告、海外療養費と海外旅行傷害保険の請求完了
- 海外療養費の国民健康保険負担分(7割)還付
- NPO難病患者支援の会理事長逮捕で完全に頓挫した海外腎移植の目論見
コメント
旧ソ連時代に朝鮮系の人たちをウズベキスタンに移住させたということはご存じですよね。
ま、その後、大韓航空もアシアナも定期便を飛ばすようになったので、韓国資本の店ができているのかもしれませんが。
ま、わたしゃ、韓国、もちろん北朝鮮にも入国したことはありませんが、ルアンパバーンで入った韓国系のレストランの料理と似ている感じがしました。
まあ、韓国料理もさることながら、韓国人?とも思える人も結構いましたね。
やはり歴史的なものなのかな。
ン10年前に訪れたときは、朴さんという日本語ガイドが付きました。
かなりの割合で存在しているはずで、バザールに行くとキムチを売ってますよ。