奇跡へのシルクロードフライト

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私はこのコラムをウズベキスタン(Uzbekistan)のタシケント(Tashkent)から書いている。

もちろん、週3回の人口透析を必要とする身で、コロナ禍が癒えぬ世界の中、極寒の中央アジアにお気楽な観光旅行に来ているわけではない。
自分の人生を賭けた大事業、海外での腎移植手術にトライするために、私はここに来た。

2021年9月11日付のコラム「障害年金請求、献腎登録の第一歩、そして出先で川合式デイトレード」にあるように、日本で献腎移植を待てば、16年待ちと言われるが、それを待っていれば、私の命運が尽きてしまうと判断してのことだ。

腎移植への決意

国際親善病院

そう、私が腎移植を決意したのは、国際親善総合病院を退院して、本格的に週3回の通院透析が始まった7月中旬だった。
この時点で私は「こんなことを一生続けるなど冗談ではない」と思った。

私が透析患者となったのが、急速進行性糸球体腎炎という難病だったことが、余計にそう思わせたのかもしれないが、透析患者が新型コロナウイルスに感染すると、命に関わると言われても、私は平然と受け流せた。

そもそも私と同じ難病に罹った患者の命運は、2割の人間が余命2年という統計がある中、コロナだけを恐れても仕方がないとさえ思った。

国際親善総合病院のドクターからは、入院中から、ただ唯一、腎移植だけが一筋の光明ということを言われていたので、私はそれに向けて行動した。
最初は国内の献腎登録を視野に入れていたが、16年待ちとのことをコラムに書いたら、友人から海外での移植を検討してみたらと言われて今に至っている。

海外での腎移植への道を模索

新型コロナウイルス感染症予防接種証明書

私が海外での腎移植の道を模索し始めたのは8月下旬だった。

実のところ、8月20日に海外移植を専門とするコーディネーターとの面談を終えた私は、どうしたらそれが実現するかに心が切り替わっていた。
9月には、来る海外渡航に備えて、新型コロナウイルス感染症予防接種証明書(ワクチンパスポート)の申請をするほどになっていた。

不思議なことに、1千万円単位の金がかかるというのに、この団体が大丈夫か、騙されたりしないだろうかという感情は芽ばえなかなった。
実際の海外腎移植体験者を紹介されて、その方と話ができたことも大きいし、投資家の勘と言えば聞こえがいいが、後々考えれば、もう少し慎重でも良かったと思う。

海外渡航決定、そして、復職後わずか1カ月で離職

プライオリティ・パス

その日から、私は週3回の透析の合間を縫って、海外腎移植のための準備と、障害年金の請求、そして、10月からの職場復帰(復職)準備の3本立てで予定をこなすことを余儀なくされた。
今年の夏場は、神奈川県下で緊急事態宣言が出ていて不要不急に外出云々ということが喧伝されていたが、私にとって不要不急のことなど何一つ存在しなかった。

次第に海外渡航が現実化する中で、私は楽天プレミアムカードの特典コースを、楽天市場コースからトラベルコースに変更した。

そうしなければ、空港への手荷物宅配サービスの無料クーポンや、プライオリティ・パスが入手できないからだ。
楽天プレミアムカードを使ったポイ活が挫折しかけていたことも、切り替えには好都合だった。

そして、復職(職場復帰)が叶った10月、私はわずか1週間余りでマスク皮膚炎に見舞われた。(2021年10月16日-1億総病気~コロナ禍で流行るマスク皮膚炎という国民病
年度末の契約満了まで耐えられないと判断した私は、そのタイミングでコーディネーターに電話した。

気持ちが変わりました。海外腎移植の件ですが、最速のスケジュールでやっていただいて構いません。

すべてがその流れでいったのは、私の運命なのだろう。
しばらくすると、コーディネーターから

11月17日に渡航できそうです。行く先はウズベキスタンです。

との連絡があった。
私がそのことを職場の上司に告げた時、すでに4ヶ月もの休職で、穴を開けた私を引き止めようとはせず、10月末での退職が決まった。

海外旅行傷害保険の追加加入

 

2018年5月31日 羽田空港

私はクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険として、複数のカードを持っているが、今回の中央アジア旅行は、万が一の可能性が、かつての海外旅行に比べれば格段に高いと思ったので、JALダイナースの海外旅行傷害保険(自動付帯)に加えて、海外旅行保険 プラスにも加入しておいた。

何しろ帰国がいつになるのかわからないので、海外滞在中でも保険期間が延長できることと、新型コロナウイルスに感染した場合の補償が付与されていたからだ。

ちなみに、私の備忘録として、手持ちのクレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険のことを書くが、セゾンカードが「2021年7月1日(木)以降出発の海外旅行について、保険適用条件が変更になりました」として、今までの自動付帯から利用付帯に変わったのが大きいと思う。

ウズベキスタン渡航に向けて

キャリーバッグ

渡航が確定したのはちょうど同じ10月末だった。
残金を払い、移植渡航に向けて荷造りを終えた時、私は今までにない荷物の量に圧倒されていた。
40日分の処方薬だけでもトランクが一つ埋まり、さらに冬場の渡航で着替えが膨れ上がった。

新横浜第1竹生ビル

そして、11月15日、新横浜にあるテンタムス・ジャパンでウズベキスタンへの入国に必要なPCR検査を終えたとき、私は未知の世界へ踏み出したことを実感した。

PCR検査の結果

そう、これですべての準備は整った。
いよいよ、キ・セ・キへの旅路が始まろうとしていた。
2021年3月2日付で書いた「奇跡の旅立ちへ向けて~富嶽三十六景の新パスポート取得」というのが、こうした形で生かされるとは夢にも思わなかったが・・・

2021年11月-12月 中央アジア旅行のトピックス

コメント

  1. kimcafe より:

    成功を祈ります(^^ゞ
    私も成田を立つ前に成田空港そばの空の湯でお風呂に入りました

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