川合式デイトレード、新興市場株の空売りは後場に妙味あり

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クロックスプラザホテル(Krokus Plaza Hotel)

12月10日の川合式デイトレードも結果から言えば、3日付で書いた「居合抜き完敗を透析中のトレードで大逆転」と同じような軌跡を辿ってプラ転した。

共通項は後場の新興市場株の空売りの成功、前場で出たマザーズ1%(空売り推奨)のシグナルに、前場は逆行、あるいは、顕著な反応を見せない銘柄に対して、後場の急落を見越して空売りを仕掛けて成功したものだ。

居合抜き1分トレード

2021年12月10日 デイトレードの結果

私が海外でやっている「居合抜き1分トレード」というのは、2021年5月29日付で掲載した「川合式居合抜き1分トレード、ツールなしの新しい手法の勝算は」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証1部銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。

SUMCO~凡ミスからあっという間に1%損切ラインへ

2021年12月10日 SUMCO(3436)のチャート

海外トレードにおいては無類の強さを誇った「居合抜き1分トレード」だが、この日は全く不調だった。

私が売建をしたSUMCO(コード: 3436)、気配値を示す折れ線グラフは右肩下がりだったのだが、成行買いと売りが拮抗していたのを見逃し、結果的には買いが優勢となって、そのまま寄り付き後も上昇した。

要は単純に凡ミスだったと言えようか。

サイバーエージェント~後場まで粘るも1%損切ラインへ

2021年12月10日 サイバーエージェント(4751)のチャート

一方のサイバーエージェント(コード:4751)、こちらは自分でも買いで十分に行けると思ったのだが、始値の2.011円がほぼ寄り天となって、前場はマイナス2%損切ラインを割らずに持ちこたえていたものの、一向に上昇の気配は見えず、後場は損切ラインをマイナス1%にしたので、そのままの流れで決済された。

この日は、日経平均の動きから何となく売り方が優勢なのではと思っていたが、それに組み入れられた銘柄は、その流れに逆らうような動きにはならなかったようだ。

マネックスグループ~寄り付き後に空売り参戦、見事に2%利確

2021年12月10日 マネックスグループ(8698)のチャート

マネックスグループ(コード:8698)は、当初、「居合抜き1分トレード」で空売りを仕掛けようと思っていたのだが、寄り付きが遅かったため、発注を一旦取り消した。

しかしながら、SUMCO(コード: 3436)の空売りが速攻で損切になり、どうしよかと思っていたところ、寄り付き後のマネックスグループ(コード:8698)に上昇の気配が感じられないので、あらためて空売りを仕掛けた。

結果は、ほんの数分で2%利確ラインに達したので、指値をしておいて決済した。
勢いで500株を投入したが、それがまんまと成功して、この日はほぼイーブンに戻せそうな感じとなった。

新興市場株の空売り~田中化学研究所

2021年12月10日 マザーズ1%ツール(空売り推奨)

私が11時過ぎになってマザーズ1%ツール(空売り推奨)を見たとき、後場になったら勝負できそうだと思った銘柄の一つが田中化学研究所(コード:4080)だった。

前場でシグナル3が点灯しているにもかかわらず、日足が下落トレンドの割には、それほど株価は下落しておらず、かといってシグナルをあざ笑う上昇もなかったからだ。

2021年12月10日 田中化学研究所(4080)のチャート

仕掛けたのは13時を過ぎた頃の下落局面、300株、1,555円で約定した建玉は、見立て通りに下落、2%利確となってこの日はプラ転した。

新興市場銘柄トレード適格基準 前日出来高比 前日5MA差異 日足形状
急騰傍受ツール(買い推奨) 10倍以上 概ね6%以内 上昇基調であること
マザーズ1%ツール(空売り推奨) 概ね7倍以内 10%以上 特に問わない

この日の田中化学研究所(コード:4080)は私が自分で定めたトレード基準ではなかった。
しかしながら、後場に勝負できるのではないかという見立ては正しかったわけだ。

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