喜多方駅に入線する新津行きのSLばんえつ物語号
12月2日から4日にかけての2泊3日の「大人の休日倶楽部パスの旅」、3日は指定券の取れたSLばんえつ物語に乗って、新潟から磐梯熱海へ行くことを企画していた。
乗車できなかったSLばんえつ物語号の指定券
始発駅の新津では、6月の三陸旅行（三陸鉄道の旅と北山崎サッパ船アドベンチャーズ体験）でお会いしたSさんが、要予約の「海老千両ちらし」を持参して待っているとのことで、再会を楽しみにしていた。
ところが、当日、私のとんだ凡ミスですべてが雲散霧消してしまったのだ。
わざわざ弁当を予約していただいたSさん、申し訳ございません。
磐越西線の五泉駅
アパホテル新潟駅前大通をチェックアウトして新潟駅に向かうところまでは順調だった。
そこから新津方面行きの列車に乗れば何の問題もなく、私は、8時55分発の長岡行きの普通列車に乗り込んだ。
これなら新津に9時14分に着くので、SLばんえつ物語の出発まで1時間近くの余裕があると思った。
ところが、途中から睡魔に襲われた私が、ハッとして起きると加茂と書かれた駅名標が見えた。
えええ～どこだ？ここと思ってiPhoneの時計を見ると、9時半を過ぎている。
げげげと折り返し列車をチェックすると、加茂（9時34分着）で下りないと、10時までに新津には戻れないことがわかった。（加茂 9:41-10:00 新津）
意識が朦朧としたまま、東三条（9時42分着）まで行ってしまった私が、折り返し列車で10時までに新津に戻ることは不可能で、駅前に止まっていたタクシーに乗って戻ることを決意した。
しかしながら、いくら何でもわずか15分で東三条から新津に戻ることはできず、私はSさんに連絡を入れ、磐越西線沿いの駅でSLばんえつ物語が停車する五泉駅を目指すことにした。
SLが五泉駅を出発するのが10時21分、それまでに着けるかとドライバーに聞くと、「う～ん30分では難しいな～」と無情の回答、できるだけ努力はするが・・・という言葉に期待はしたものの、実際に五泉駅に着いたのは10時40分、ここから次の会津若松行きの列車は・・・というと、11時51分発の普通列車までない。
私は心の中で苦笑した。
だって、この列車は東三条から折り返し列車（東三条 10:50-11:13 新津）に乗って、新津に戻っても間に合った列車（新津 11:34-11:51 五泉）、タクシー代の1万円は何だったんだと言いたいだろう。
そして、私はSさんにお詫びの連絡を入れ、失意のまま会津若松方面へと向かうのだった。
正直言って、3日はSLに乗るために予定していた日、それが単に喜多方でラーメンを食べただけの日になってしまったのだ。
五泉発11時51分発の普通列車が喜多方に着いたのは13時51分、おお～そうだ、喜多方と言えばラーメン、ここはランチにラーメンを食そうと駅を下りてみたものの、あいにくの雨降りだった。
雨降りの中、長距離を移動したくなかった私は、駅前にあった櫻井食堂に入る。
食したものは「元祖蔵ラーメン」、結構な人気店なのか店内は満席の状態が続く。
ランチを終えた私が喜多方駅に戻ったのは15時過ぎ、次の会津若松行きの列車は15時52分発の普通列車までないのだが、その前に今月で運行を終了するフルーティアふくしま2号（喜多方 15:32-17:02 磐梯熱海）が入線してくる。
おお、この列車なら乗り換えなしで磐梯熱海に行けると思った私は、窓口でチケット（指定席券）があるか確認したのだが、無情にもこの列車は企画商品で、乗車の3日前までに予約が必要とのことで、乗ることができなかった。
まあ、フルーティアふくしま号には3年前の「喜多方日帰り旅その2～フルーティアふくしま号に乗ってみた」のときに乗ったので、ここで乗れなくとも悔いはないのだが、こんなことならあらかじめ予約しておいても良かったかなと思った。
新津行きのSLばんえつ物語号と交換になる形で、入線する会津若松行きの普通列車が私の乗る列車だ。
喜多方発15時52分の列車に乗った私は、会津若松で列車を乗り換えて磐梯熱海を目指す。
磐梯熱海駅に18時までに着けば、今夜の宿泊先である伊東園ホテル磐梯向滝の無料送迎車が利用できる。
このホテルは、私が8月20日の「西伊豆で海水浴＆温泉を楽しむ」と書いたときにも泊まったチェーンホテルだ。
前回もそうだったが、今回も夕食のビュッフェディナーはアルコールが飲み放題だった。
寝室は和室、心地良さそうな布団がすでにスタンバイしている。
夕食の前に風呂ということで、温泉大浴場に向かう。
遅い時間にホテルにチェックインしたので、夕食のビュッフェも19時30分からと遅い時間に割り当てられた。
まあ、早い時間に食べても夜中にお腹が空くからね。（笑）
ちなみに、夏の時期なら屋外プールがあるこのホテル、楽しみが一つ増えることだろう。
ところで、明日（4日）の送迎車は10時なのだが、どこへ寄ってから帰ることにするかな～
ホントならSLばんえつ物語に乗った旅路になるはずだった12月3日、自らの凡ミスで乗り損ねてしまい、2015年5月の「C61ばんえつ物語に乗る磐越・仙台旅行」の再来とはならなかった。
Sさんにもご迷惑をかけたし、また来年トライすることにするかな。
2023年12月 大人の休日倶楽部パスの旅のトピックス
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