2021年9月15日付で、私が「アフターコロナ時代は日本でもマスクを外せるか」というコラムを書いたことを覚えているだろうか。
アフターコロナ時代に世界でマスクをする人~真の病人、犯罪者、日本人。
最初から身も蓋もない結論を申し上げたが、この予測は紛れもない事実となるだろう。
この予測は、私が11月17日から訪れている中央アジア諸国で、ほぼ立証されつつあると言っても過言でなくなっている。
日本では屋内の施設のほとんどで、マスク着用を要請されていると思うが、私が滞在している都市では、レストランやホテル、商店のほとんどでそういったことを要請されることはない。
お客もスタッフもマスクを付けないことが常態化しているし、ホテルのビュッフェでマスクを付けろとか、ビニール手袋をして料理を取れと言われることもない。
そうかと言って、コロナ禍が完全に終息したわけではないだろう。
ある程度のレベルにまで収束すれば、社会活動を正常化させようという意思の表れに思える。
それは交通機関も同様で、マスクを付けることが当然視される日本が異常であると感じられるのが、海外旅行の最たる収穫と言えよう。
私が最も驚いたのは透析病院だ。
今回の旅路が腎疾患を患った状態での渡航であるがゆえ、週3回の人工透析が外せないのであるが、日本の場合は、大部屋に詰め込まれて寝かされた上、マスク、マスクと警ら隊(看護師)の巡回が煩わしいが、外地では個室療養であるがゆえに、マスクの着用を要請されることがない。
そして、日本の人工透析は患者ファーストの療養でないがゆえに、コロナ禍であっても患者を大部屋に詰め込み、パーテ-ションで仕切ることもなく、患者に一生マスクを付けさせるといったことを強いている。
コロナ禍の前よりインフルエンザの流行期には、患者はマスク着用を強要させられていたと知って、私は日本の透析業界の異常さを強く感じた。
今では、マスクを外させないために、透析中の飲食も制限される日本とは対照的に、おやつの提供までされる外地と、どちらが人間的な扱いをされているのか、強く感じてもらえれば幸いである。
参考までに、2016年9月10日付の週刊現代の記事「透析大国ニッポン!一度始めたら一生やめられない人工透析の『真実』」にあるように、日本は人工透析が医療業界の利権と化している。
この記事は、私が透析を始めた頃に感じた違和感をそのままズバリと言ってくれたわけだ。
今回の旅行では、医療施設へ出入りすることが多くなることが予想されたので、私でさえ、日本からマスクを多量に持ち込んだ。
今までも病院での検査のときなどは、私もマスクを付けていたが、相手方の医師がノーマスクでガハガハ笑っているのを見ると、それすらも必要なのか疑問に感じることもある。
果たして、どちらが正常なのか、あとしばらくすれば明確にわかるだろう。
2021年11月-12月 中央アジア旅行のトピックス
- 奇跡へのシルクロードフライト
- コロナ禍だからか、アシアナ航空のビジネスクラスはしょぼい
- タシケントのウズベクレストラン「シャシュリク No1」
- タシケント市内散策&アスキヤバザールでお買い物
- タシケント・ディズニーランド(Tashkent Land)に行ってみた
- 中央アジアで人工透析を受けて思ったこと
- ビザランでウズベキスタンからキルギスへ脱出
- 新型コロナワクチン接種証明書アプリを入れてみた
- Merry Christmas from overseas!
- 日本語ガイド付きビシュケク市内観光ツアー
- ビシュケクでサウナに行ってみた
- アタチュルク公園でアスレチック
- ビシュケク市内散策&美女図鑑
- オシュ・バザール(Osh Bazaar)へ行ってみた
- ビザランを終えてウズベキスタンへ帰還
- 日本語ガイド付きタシケント市内観光ツアー
- ウズベキスタンから帰国~日本でドナー待機へ
- 穢れし者たちへ~水際対策という名の成田空港検疫
- 海外帰国者14日間の自宅待機の中で
- 史上最速の確定申告、海外療養費と海外旅行傷害保険の請求完了
- 海外療養費の国民健康保険負担分(7割)還付
- NPO難病患者支援の会理事長逮捕で完全に頓挫した海外腎移植の目論見
コメント
まだ、ウズベキスタンですか?
なんかこれから帰国だと規制が厳しくなりますね
ところでトルコでは10月にはほとんどマスクしている人もなかったんですが、11月の再訪時には交通機関やスーパーではマスクが義務化されたみたいです
特に交通機関では係員が厳しく注意するので全員がマスクしてますね
私もヤベっと思って付けたり、叱られて付けたりすることが多いです
外を歩く人では1割くらいしかしてないですが
こんばんは
トルコでも再度?義務化ですか。
面倒ですよね。マスクって。私も常に胸ポケットに入れてますが、今のところ病院のときくらいかな。付けるのは。