日本語ガイド付きタシケント市内観光ツアー

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ハスト・イマーム・コンプレックス(Khast Imam Complex)

私たちがキルギス(Kyrgyzstan)のビシュケク(Bishkek)を発って、ウズベキスタン(Uzbekistan)のタシケント(Tashkent)に戻ることが決まったとき、フト思ったことがある。

ここへ来た目的が腎移植だったこともあり、最初の滞在では病院での検査と透析の日々で、ほとんど観光をしていなかったことだ。
そこで、今回は透析のない日(2021年12月28日)を狙って、タシケント発の日帰りツアーを申し込んでみることにした。

ただ、海外個人旅行のブランクがあり過ぎて、もはや英語のツアーだと頭が付いていかないので、できれば日本語ツアーをと思って探したところ、アドバンツアー(Advantour)が、出発日間近まで申し込みを受け付けていることがわかり、ここを通してツアーを申し込むことにした。

また、私の行きたいと思ったサマルカンド(Samarkand)は往復の列車のチケットが取れず、今回はタシケントの市内観光(USD 80=約9,200円)を選択することにした。

ハスト・イマーム・コンプレックス(Khast Imam Complex)

ハスト・イマーム・コンプレックス(Khast Imam Complex)

午前9時、宿泊先のホテルに迎えに来た日本語ガイドのベックさんと共に、私のプライベートツアーは始まる。

まずは、ハスト・イマーム・コンプレックス(Khast Imam Complex)、ここはタシケント最大の観光名所の一つだ。
ところどころに雪が残っているのは26日に大雪が降ったらしく、ベックさんから「貴方はラッキーですね。今日は快晴で暖かいです。2日前なら雪だったし、昨日は寒かったです。」と何回も言われた。

ハスト・イマーム・コンプレックス(Khast Imam Complex)

ウズベキスタンではアルコールが売られているので、イスラムの国であることを忘れがちだが、モスクを見れば、ウズベキスタン人の心にイスラム教が根付いていることがわかるだろう。

ハスト・イマーム・コンプレックス(Khast Imam Complex)

モスクの中庭には図書館もあり、各国語に翻訳されたコーランが置かれている。
アラビア語は、縦書きの日本語と同じで右から左へと読むそうだが、どこで文節が区切られているのだろうか。

ハスト・イマーム・コンプレックス(Khast Imam Complex)

今時のモスクは礼拝の時間もデジタル表示されているが、昔ながらの告知も生きている。
真冬の時期は、日の出前の礼拝は寒くて大変だろうと思う。

ハスト・イマーム・コンプレックス(Khast Imam Complex)

上記の告知は、私がモスクを訪問した2021年12月28日のものだが、世界都市の礼拝時間でTashkentを検索すれば、今日現在の礼拝時間がわかるだろう。

ハスト・イマーム・コンプレックス(Khast Imam Complex)

チョルスー・バザール(Chorsu Bazaar)

チョルスー・バザール(Chorsu Bazaar)

タシケント市内散策&アスキヤバザールでお買い物」でも書いたように、私たちが泊まっているホテルから最も近いショッピングエリアは、アスキヤバザール(Askiya Bazaar)になるが、タシケント最大のバザールは、チョルスー・バザール(Chorsu Bazaar)である。

チョルスー・バザール(Chorsu Bazaar)

バザールの入口はもう「2022年おめでとう」の飾り付けがされている。
もう、あと4日も経てば新年なのだ。

チョルスー・バザール(Chorsu Bazaar)

バザールではザクロのジュースを作ってもらって飲んでみた。
ロシア語しか通じない市場の中で、細かな注文ができるのは、日本語ガイド付きならではのものだ。

チョルスー・バザール(Chorsu Bazaar)

バザールの中にはフードコートもあり、昼食の時間帯になると、地元の人でいっぱいになるそうだ。
私たちが行った時間は昼前だったので落ち着いて食事ができたが、ここもロシア語オンリーの世界、個人で来るならジェスチャー会話になるだろうな。

チョルスー・バザール(Chorsu Bazaar)

タシケント・メトロ(Tashkent Metro)

タシケント地下鉄~アリッシャー・ナボイ駅(Alisher Navoiy Station)

チョルスー・バザール(Chorsu Bazaar)から独立広場(Mustaqillik Maydoni)まで行くのに、私たちはタシケント・メトロ(Tashkent Metro)に乗ることにした。

地下鉄オズベキストン線(Oʻzbekiston Line)のチョルスー駅(Chorsu Station)から列車に乗り、アリッシャー・ナボイ駅(Alisher Navoiy Station)で、チランザール線(Chilonzor Line)に乗り換え、一駅行ったところに独立広場駅(Mustakillik Maydoni Station)がある。

タシケント地下鉄~アリッシャー・ナボイ駅(Alisher Navoiy Station)

運賃はどこまで乗っても1,400スム(約15円)、財布に優しい公共交通機関だ。
ちなみに、路線図はアドバンツアー(Advantour)のものの方が英語だからわかりやすいだろう。

独立広場(Mustakillik Maydoni/Independence Square)

独立広場(Mustaqillik Maydoni)

独立広場(Mustakillik Maydoni/Independence Square)に隣接する公園には2日前の雪の名残がたっぷりとあって、風情がある写真が撮れた。
タシケントにはこうした散策するのに適した公園が多く、心を和ませてくれる。

独立広場(Mustaqillik Maydoni)

ここには、第二次世界大戦で亡くなった兵士を称える栄光と記憶の路地がある。

路地の両側に沿って、木彫りの柱で飾られたギャラリーがあり、これらのギャラリーには、第二次世界大戦で祖国のために亡くなったウズベキスタンの人々の名前が書かれたメモリーブックがある。
また、路地の正面は、クエンチレスの炎の輪がある会葬者の母親の像が立っている。

独立広場(Mustaqillik Maydoni)

ナヴォイ劇場(Navoi Theater)

ナヴォイ劇場(Navoi Theater)

ナヴォイ劇場(Navoi Theater)は、タシケントにあるオペラとバレエのための劇場となっている。

劇場に名を冠しているアリシェル・ナヴォイ(Alisher Navoi)は、ウズベキスタンの伝説的な英雄で、文学、伝承でも度々取り上げられる人物と言われている。

ナヴォイ劇場(Navoi Theater)

そして、第二次世界大戦でソビエト連邦軍の捕虜となった旧日本軍の兵士が、この劇場建設の仕上げを行ったことで、碑文が掲げられている。

 

ヤッカサライ日本人墓地(Yakkasaray Japanese Cemetery)

ヤッカサライ日本人墓地(Yakkasaray Japanese Cemetery)

ヤッカサライ日本人墓地(Yakkasaray Japanese Cemetery)は、タシケント及びウズベキスタン各地で亡くなった抑留日本人共同墓地である。

ここは、当初の観光日程にはなかったが、タシケントに来る日本人観光客でも、おそらく、戦没者の遺族くらいしか来ないであろう共同墓地があることを知り、特別に寄ってもらうことにした。

ヤッカサライ日本人墓地(Yakkasaray Japanese Cemetery)

最後は、墓標に向かって手を合わせ、平和な時代に生きている幸せを噛みしめながら施設を後にした。

ヤッカサライ日本人墓地(Yakkasaray Japanese Cemetery)

ランチ@ヤポナママ(Yapona Mama)

ヤポナママ(Yapona Mama)

ランチは何ちゃって日本料理のヤポナママ(Yapona Mama)に連れて行ってもらった。

本格的な和食とはほど遠いメニューが並んでいたが、ランチタイムとあって結構お客さんが入っている。

ヤポナママ(Yapona Mama)

う~ん、現地料理のレストランか、和食か迷ったのだが、何ちゃってだったら現地料理の方が良かったかな~と思う。
まあ、夜は別のところに行くことだし、良しとするか。(笑)

ヤポナママ(Yapona Mama)

ウズベキスタンでの携帯、30日を超えての利用はIMEI登録が必要

ウズベキスタンのプリペイドSIM「Beeline」

11月にタシケントに滞在したときに購入したbeeline.uzのプリペイドSIMカード、昨夜から電波を拾わず圏外表示されるので、リチャージが必要なのかと思い、別行動中の現地通訳に手続きを依頼して、私はツアーに出発した。

ところが、いつまでたっても圏外表示が解消されないので、日本語ガイドのベックさんが一緒だったこともあり、携帯電話会社へ乗り込んで確認することにした。

すると、ウズベキスタンでは外国製の携帯電話を無条件で使えるのは30日まで、それ以降も利用したい場合は、中央郵便局でIMEI登録をしなければならないとの回答だった。(参考:UZIMEI

Wi-Fiを使うには支障がないが、ホテルを一歩出ると、携帯が使えないのは痛かった。
私は、このとき、外出先でグーグル先生に頼らなければならないシチュエーションがないことを祈ることにした。

2021年11月-12月 中央アジア旅行のトピックス

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