2022年2月28日付のコラム「ニッポン全県制覇への道」で「通過」(茨城、岡山、熊本)と「未踏」(福井)の4県のうち、まずは、日帰りで行ける茨城に行ってきた。
茨城と言えば、偕楽園の梅まつりが有名なので、冬のグルメのあんこう鍋と合わせて行くことにした。
無職の暇人たる私が、あえて3月6日の日曜日に行った理由は、偕楽園駅が梅まつり期間中の土日祝日しか開いていないのと、平日だとレストランが閉まっている可能性があるからだ。
特急「ときわ55号」~横浜から上野経由偕楽園まで
3月中に首都圏から水戸へ行くなら、びゅうトラベルの「いばらきアクセスパック」(水戸駅利用:5,600円)を使うのがお得なのだが、私の場合は、片道101キロを超えると、JRの乗車券は障害者割引が適用になるので、そちらの方が有利なのだ。
そして、当日、8時50分に東京駅に着いて、7分間の停車の間に時刻表を見ると、常磐線方面に直行する列車も結構あるではないか。
列車が空いているなら、そちらで行っても良かったかなとフト思う。
上野駅では「特急・ときわ55号」に乗り継ぐ。
乗車券が障害者割引になって浮いたお金でグリーン車を奮発したのだが、そこまでする必要がないほど列車は空いていた。
最近の特急列車は、車内販売すらないのが多いので、横浜駅の崎陽軒で買っておいた「お赤飯弁当」を食す。
自宅で朝食を取ってこなかったので、今日一日はずっと外食かな~というという気がしている。
2022年の偕楽園駅は、2月11日から3月21日までの土日祝日のオープンなので、せっかくの機会、日曜日に来ることにした。
そして、この日の「ときわ55号」のグリーン車に乗ったことが、私にとって旅路が台無しになるほどの事件に巻き込まれるとは思わなかった。
この事件とは、リアルタイムでフェイスブックに上げたものなのだが、あらためて、これについて書くと、長くなるので、また別の機会にでも掲載しようと思う。
常盤神社
常盤神社は、水戸黄門(徳川光圀公)を祀る神社である。
義烈館には、光圀公・斉昭公の遺品遺墨をはじめ、水戸史学・水戸学関係の資料と両公の御功績を助けた家臣の書画・関係品を展示してあるそうだ。
何の予備知識もなしに神社に行った私は、思い切りスルーしてしまったようだ。
さすが、日曜日、偕楽園の隣というアクセスの良さで、参拝客もたくさんいる。
茨城県もご多分に漏れず、まん延防止等重点措置が発令され、それが3月21日まで延長されるようだが、境内は露店も出ており、普段と変わらないような感じがした。
参拝記念のところでは写真を撮っている人もチラホラいたが、私の場合はご覧の通りだ。(笑)
ここで写真を撮っている人とタイミングが合えば、自分を入れて撮ってくれと頼むことができたのだが、この日はあいにくそういった機会に恵まれなかった。
境内にある常磐稲荷神社、ここにも参拝客が引っ切り無しに訪れる。
社殿以外のところで、これほどの行列をなしているとは、さすが常盤神社と言えようか。
常盤稲荷神社の隣に植えられている楠、推定で樹齢150年だそうで、一つのパワースポットになっている。
最後は御朱印をもらって偕楽園へ、さすがに、この規模の神社でやっていないことはなかったが、これまたコロナ禍で書き置きとのこと、どこでも不思議に思うのだが、御朱印帳の手渡しで新型コロナウイルスに感染するのだろうか。
偕楽園梅まつり
この日の主目的は、偕楽園梅まつりだ。
ウェブサイトでは五分咲きとのことだが、ざっと見た感じ、そこまで咲いていただろうか。
そして、ここでも鎌倉のときと同じように、人力車(2,500円)を頼んで、園内を一周してもらった。
おお、梅の木の前で「水戸の梅大使」と呼ばれる女性がモデルになって撮影会が行われている。
多くの人が一眼レフで撮影している中で、私はスマホ(笑)、まあ、こんなタイミングに巡り合えるのも運が良かったのかな。
それとも常盤神社の参拝のご利益か。
人力車の俥夫は、ここだけでなく、鎌倉や浅草でも仕事をしているとのこと、でも、コロナ禍で観光客が少ないと、必然的に乗る人もそれに比して少なくなるようだ。
まあ、私も大怪我の後遺症で歩行に難がなければ、頼まなかったかもしれないけどね。
五分咲きとはいえ、花が咲いている木はご覧のとおり、人力車の俥夫に頼んで絵になるところで止めて欲しいと頼んだからか、写真映えが多少はしているかな。
せっかく来たので、もっとゆっくりと見られれば良かったのだが、北風が強くて肌寒いので、人力車で回ってもらうところだけで終わりにした。
最後はピンク色の梅を鑑賞して、園内一周の旅は終わった。
あんこう鍋@山翠
水戸へ来たもう一つの目的は、あんこう鍋を食すことだった。
偕楽園の人力車の俥夫に聞いたら、お一人様でも食べられる山翠が良いと勧められた。
アクセス方法は、水戸駅と偕楽園を結ぶバスで、泉町一丁目下車で行けるとのこと。
バス通り沿いに店があるので、迷うこともないだろう。
これが噂のあんこう鍋、これで1人前とのことだが、案外と完食できる量だった。
まあ、席に案内されるまで1時間は待ったので、それだけお腹も空いていたのだろう。
私は土地勘がなかったので、店内で待つことにしたが、地元の人は、ウェイティング・リストに名前と携帯電話番号を書いて、外へ行く人も多かった。
偕楽園梅まつりとあんこう鍋、今回のミッションはすべて完了、iPhoneの時計を見ると、14時半なので、ここから帰宅すればちょうどいい感じに着けるだろう。
水戸から帰路へ
JR水戸駅に到着したのは午後3時前、東京方面に行く特急があるか調べると、勝田発の「ときわ78号」があることがわかった。
さっそく、自動券売機で購入すると、難なく指定席が取れた。
往路の空き具合からすると、混んでることはないだろうと思ったが、想像以上に空いていた。
むしろ混んでいたのは、品川から乗ろうとした上野東京ラインの列車、まるでラッシュ時間帯のような混み具合に私は乗るのをやめ、京浜急行で横浜へ向かった。
品川駅の駅員は怪訝そうな顔をしていたが、私は余程の事情がなければ、ラッシュの電車には乗りたくないからだ。
2021年9月3日付のコラム「新宿駅で感じた通勤再開への恐怖」は私の心の中に沁みついているのだ。
世間じゃマスク、マスクと姦しいが、私は人混みこそが新型コロナウイルス感染の源だと思っている。
まあ、とりあえず、これで茨城県へのエクスカーションは終わりを告げたわけである。
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