激安のアパホテル＆リゾート横浜ベイタワーに泊まってみた

2020年4月6日に、戸塚リハビリテーション病院を退院して足掛け5か月、真鶴と那須烏山（栃木県）への日帰り旅行をクリアした私が、次に挑むのは、ホテルや旅館でのお泊りであった。

中学生かって言うなかれ！
大浴場（温泉）やプールで杖をついて歩くわけにはいかないから、例え短距離とはいえ、そこを杖なし歩行でクリアできないと、本格的な旅行には行けないからだ。

アパホテル＆リゾート横浜ベイタワー　開業1周年記念プロモーション
イベント参加と兼ねてお泊り
4階大浴場
朝食ビュッフェ＠レストラン　ラ・ベランダ
ベイサイドプール
おまけ－横浜中華街

アパホテル＆リゾート横浜ベイタワー　開業1周年記念プロモーション

2020年8月19日、楽天トラベルから「アパホテル＆リゾート〈横浜ベイタワー〉開業1周年記念特別イベントのお知らせ」という表題のメールが送られてきた。

アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉営業再開及び開業1周年を記念して9月1日～9月30日までの期間、室数限定・特別価格でお部屋をご提供致します！

【開業1周年記念　期間限定プラン】
シングル　3,900円～
ダブル　　4,900円～
ツイン　　5,900円～

【レストラン　ラ・ベランダ　最大半額】
期間:9月1日～9月14日
ランチ　　平日1,200円
ディナー　平日1,750円

【レストラン　ラ・ベランダ　生ビール何杯飲んでも1杯100円】
期間:9月15日～9月30日
キリン一番搾り生ビールが1杯100円（税抜）

【キリンレモンプール開業】
期間:9月1日～9月22日
宿泊者限定で開放感溢れるプールが平日無料（土日祝日は1,000円）

【大浴場】
営業時間：AM 6:00～AM 10:00/PM 3:00～AM 2:00（入場30分前迄）
※ご宿泊、日帰りプランのお客様は無料でご利用頂けます。

これを見た私は、9月のどこかでお泊りをしようと思った。
このときには、すでに真鶴への日帰り旅行を企画している段階だったので、次は宿泊旅行と思っていたからだ。

もっとも、横浜市内に住んでいる私が、わざわざ横浜駅周辺のホテルに泊まることは、今までなら、あり得ないことだったのだが、今回は宿泊旅行のハードルをクリアするにはちょうど良いと思い、リハビリの一環で泊まることにした。

イベント参加と兼ねてお泊り

私が「アパホテル&リゾート横浜ベイタワー」に宿泊する機会はすぐにやってきた。
9月3日の「クリスタルキングライブ IN 長者町フライデー」に行くことが決まり、このホテルが近いことがわかったので、さっそく予約を入れることにした。

朝食付きシングルで5,410円というお値打ち価格が、さらに、Go Toトラベル事業の35%（1,893円）引きと併せて、9月1日から21日までなら、屋外プールが付いているシティホテルが、わずか3,517円で泊まれるのだから、この機会を逃す手はなかった。

かつて、私はこうしたイベント（オフ会）参加の夜に、シティホテルなどを予約して泊まることが何回かあったが、今ではそうした終電近くまでの飲み会参加はできないと思う。
とりあえず、参考までにこんな日々もあったんだな～と懐かしく思う。

4階大浴場

ここが、今回のリハビリのミッションの一つ、大浴場だ。
入口までは杖をついて行けても、中は何もなしで歩かないといけない。
床が滑りやすいところもあるので、転倒しないように、細心の注意を払って歩く。
これを無事にクリアできたことで、今後の旅の計画が大きく前進したことは言うまでもない。

また、このホテルが秀逸な点は、大浴場のある4階にファミリーマートがあって、例え、雨が降っていても外へ出る必要がないことだ。
できることなら雨中の外出を避けたい私としては、これは大きなメリットだった。

朝食ビュッフェ＠レストラン　ラ・ベランダ

朝食は、3階にある「レストラン　ラ・ベランダ」でのビュッフェスタイルのものだ。
コロナ禍のご時世なので、料理を取りにいくときは、自前のマスクと、レストランで配布されるビニール手袋の着用が義務になる。

自宅で出前を頼んだときは、料理を玄関から居間まで運ばないといけないので、それで慣れているとはいえ、ビュッフェのように料理を自分で取り分けて、それを杖なしで運ぶというのは、私にとって大きなミッションの一つだった。

これを無事にクリアしたとき、私は心の中で大きな安堵の息を漏らした。
人とぶつかって、バランスを崩して、料理を床にぶちまけたりしないか、かなり不安だったからだ。
それでも、安定した動作で3往復できたとき、私は大きな自信を持つことができた。

料理を取り終えて自席で寛いでいるとき、フト外を見ると、大きな観覧車が目の前に見える。
横浜のランドマークを代表する「コスモクロック21」だ。
あまりにも地元すぎて乗ったことはないのだが、機会があれば体験してみようと思う。

ベイサイドプール

私がこのホテルに泊まろうと思ったのは、9月もお彼岸の4連休までは残暑が続くとの予報で、屋外プールの体験もできると思ったからだ。
コロナ禍の折なので、2時間の利用制限がかかるようだが、平日は予約不要とのことなので、朝食後、チェックアウト（11時）までの時間を過ごせれば十分だった。

ここでも課題は、更衣室からプールサイドまで杖なし歩行をすることだが、前夜の大浴場と、朝食ビュッフェで何も問題なかったので、ここでも何も問題なく動くことができた。
ビュッフェの会場では思ったより人がいたので、プールはどうかと思ったが、私を入れてもわずか数名で、監視員のスタッフは暇を持て余しているようだった。

天気の方はすこぶる好天で、プールで寛ぐにはピッタリの気候だった。
この時のために持ってきた幸田真音氏の著書「凛冽の宙」をプールサイドで読む。
この著作の舞台設定が金融機関なので、現在TBSテレビで放映中の「半沢直樹」と感覚がダブる。

さすがにプールサイドに長くいると身体が火照ってくるので、時折プールに入って泳いだりする。
プールへの出入りも難なくできるので、このままいけば、余程のことがなければ大丈夫だろう。
今後はデブに戻るのを防止するために、時折ジムのプールにでも行こうかと思う。

赤レンガ倉庫をバックに写真を撮ってもらおうとしたのだが、逆光ということもあって今一つか。
平日だとガラガラなので、こういったことも難なくスタッフに頼めるのがいい。
とりあえず、これにて今回のリハビリ・ミッションはすべてクリア、無事にチェックアウトまで行くことができて良かったと思う。

おまけ－横浜中華街

泊まっていた「アパホテル&リゾート横浜ベイタワー」をチェックアウトした後、昼食を「ブルワリーレストラン『REVO　BREWING（レボ・ブルーイング）』」で取ろうと思ったのだが、営業開始が11時半と、30分以上の待ち時間があったので、横浜中華街へ行くことにした。

そこへ行くのに一番便利なのは、観光スポット周遊バスの「あかいくつ」だったのだが、私が馬車道駅前バス停に行ったときに、目の前を通り過ぎてしまったので、みなとみらい線で行くことにした。

健常者ならどちらでも同じなのだが、やはり、片杖歩行の身では、階段を上り下りするだけでエネルギーを使うので、平坦な道を行けるルートの方がありがたい。
それに、駅から降りた後にも、灼熱の太陽が照り付ける中を歩くので、だんだんとめげてくる。

レストランに着いてまずは水分補給！（笑）
ちなみに、右側のグラスは単なる水で、ハイボールではない。

一気にビールを飲み干した後は、エビチリ定食を頼む。
ヤバイ！
こういう食事を続けて、運動をしないでいるとデブに戻るんだろうな～と思う。

そういえば、2020年になってから横浜市役所が関内駅前から桜木町（馬車道）に移転したみたいで、私の泊まったホテルのすぐ近くが、横浜第二合同庁舎とあった。
今後はこのあたりが横浜の行政の中心地となっていくのだろうか。