川合式デイトレード with 実況中継

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自宅の庭木

去る3月10日は、「日利1.5%トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」の門下生相手の実況中継の日だった。

前回の実況中継のときは、午後になってBBC Japanが「プーチン氏、『軍事作戦』実施を表明 ウクライナ外相『侵攻始まった』」と報じたように、ロシア軍がウクライナに侵攻を始めた日だった。
あれから2週間を経過するが、未だに戦争は収束する気配が見えない。

そのような中でも私は、着実にデイトレードの収益を重ねることができたのだが、果たして、この日はどうなったであろうか。

居合抜き1分トレード

2022年3月10日 日経平均株価のチャート

3月10日は、時事通信が「OPECプラス、増産検討へ UAEが表明、原油急落」と報じたように、原油価格の高騰に歯止めがかかるとの思惑から、9日の日経平均先物夜間取引の終値が、25,400円と前日比650円高と、大幅なプラスで終わったのに加え、米国市場も、NYダウ(Dow Jones Industrial Average)が、33,286.25ドルと8日の終値に比べて653.61ドル高、ナスダック総合指数(NASDAQ Composite)は、13,255.55ポイントと8日の終値に比べて460ポイント高となり、日本市場も久々に爆上げの気配を秘めて始まった。

2022年3月10日 デイトレードの結果

「居合抜き1分トレード」というのは、2022年1月2日付で掲載した「東証1部、出来高100万株銘柄激減で2022年相場は大丈夫か」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証1部銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。

MonotaRO~手堅く0.5%利確

2022年3月10日 MonotaRO(3064)のチャート

この日の「居合抜き1分トレード」の候補銘柄は、寄り付きが高過ぎてなかなか伸びないといった傾向が顕著に見られた。
私が買建した常設銘柄のMonotaRO(銘柄コード:3064)も、最初はなかなか上がらず、利確ラインを1%から0.5%に落として様子を見た。

結果的には、始値の2,398円に対して、1%利確(2,422円)も達成できていたようだが、とりあえず川合式の定石通り(0.5%利確)で良しとしたい。

アドバンテスト~寄り天で下落して損切

2022年3月10日 アドバンテスト(6857)のチャート

3月の勝利の方程式だったアドバンテスト(コード:6857)のトレード、この日は「居合抜き1分トレード」にトライしたが、想像以上に寄り付きが高過ぎて撃沈した。

本来なら発注を取り消さなければいけないレベルだったのだが、今までうまくいっていたからと過信したのがいけなかったようだ。
結局は1%損切、仮に前場の間、ずっと保有していれば、0.5%利確(8,590円)できたかどうか。
いずれにせよ、慢心から起きたミスの一つとなってしまった。

日本郵船~途中参戦で0.5%利確だが・・・

2022年3月10日 日本郵船(9101)のチャート

私とはあまり相性の良くない日本郵船(コード:9101)、これを買建しようとしたのは、実況中継の途中でデイトレードしたという視聴者が200円(100株で2万円)の利幅を取ったとチャットに書き込んでいたからだ。

この銘柄もアドバンテスト(コード:6857)同様、寄り付きから下落して、この日のウオッチリストから外していたのだが、さすがに頑健な銘柄だけあって押し目買いがすかさず入ったようだ。

そこで、私もしばらく様子を見て、買い参戦してみた。
しかしながら、相性の良くないところで、この日は負けていたので、チキントレードをしてしまい、利確はしたものの、大きな利益を狙うことはできなかった。

新興市場株のトレード~サンバイオの空売り

2022年3月10日 東証マザーズ指数のチャート

10日は東証マザーズ指数もプラスで終わったようだが、寄り付きから爆上げしたのはいいが、その後はダラダラと下がっており、いつ終わるともわからない下落トレンドが続いている。
これでは実況中継をしている川合さんもトレードするのに苦労するだろう。

新興市場銘柄トレード適格基準 前日出来高比 前日5MA差異 日足形状
急騰傍受ツール(買い推奨) 10倍以上 概ね6%以内 上昇基調であること
マザーズ1%ツール(空売り推奨) 概ね7倍以内 10%以上 特に問わない

要するに、川合さんの新興市場株トレードで急騰傍受ツール(買い推奨)でシグナルが出ても、買いトレードはしづらいし、そうかといって、マザーズ1%ツール(空売り推奨)でシグナルが出ても、今度は売建自体ができないことが多い。

2022年3月10日 マザーズ1%ツール(空売り推奨)

そのような中で、私の目を惹いたのはサンバイオ(コード:4592)だった。
マザーズ1%ツール(空売り推奨)のシグナルは1(4が最強)だし、普段ならスルーするのだが、5分足のチャートを見たときに、前場の引けから後場にかけて崩れそうな感じがした。

2022年3月10日 サンバイオ(4592)のチャート

2021年12月12日付の「川合式デイトレード、新興市場株の空売りは後場に妙味あり」で書いたような

前場でシグナル3が点灯しているにもかかわらず、日足が下落トレンドの割には、それほど株価は下落しておらず、かといってシグナルをあざ笑う上昇もなかったからだ。

このときと同じケースかと思われたからだ。

結果は、1,580円の建値に対して、見事に下落を演じて、2%(1,548円)の利確を収めることができた。

ちなみに、3月11日の大引け後に発表された決算は「サンバイオ、今期最終は赤字拡大へ」となり、14日も下落が予想される。
果たして、悪材料出尽くしとなるか、それとも・・・

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