東証1部、出来高100万株銘柄激減で2022年相場は大丈夫か

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2022年卓上カレンダー

2021年11月30日付のブルームバーグは「日本から逃げ続けるMSCI運用資金-きょう2000億円流出と試算」という記事を配信した。
道理で12月の川合式トレード(トリプルメソッド)は、11月30日付で書いたような「絶好調の海外デイトレード、早起きも苦にならず」と書いたときのようにはいかなかったわけだ。

ところが、久々に暇つぶし(笑)で、川合式の「居合抜き1分トレード」候補の銘柄をエクセルで抽出したところ、驚きの事実がわかった。

大納会の日の出来高の少なさが、欧米勢などのクリスマス、そして、日本の機関投資家も年末年始休暇といった要因があるのは重々承知だ。
それでも東証1部銘柄で出来高が100万株を超えた銘柄が、値上がりと値下がり双方を合わせて20銘柄にも満たないことがあっただろうか。

川合式デイトレード(トリプルメソッド)とは

ノートパソコンとタブレット

日利1.5%トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」をご覧の方や、彼の無料メールマガジンの購読者はご存じのことと思うが、彼の講義の主力は「急騰銘柄傍受システム(買い)」と、「マザーズ1%スキャル(空売り)」による新興市場株のトレードだ。

システムから発せられるアラート(シグナルは1~4の4段階で、4が最強)によって、どう対処すべきか実演してくれる。

ところが、門下生を対象にした月2回の実況中継のときには「居合抜き1分トレード」という手法も紹介される。
これは川合さんのコラムでは、2020年7月9日付の「コロナ禍で増えた空き時間で月10万円稼ぐ方法」というものだが、有料の「居合抜きツール」がなくとも実践ができる手法だ。

エクセルを使った「居合抜き1分トレード」候補銘柄抽出

パソコンを操作する女性

「居合抜きツール」を利用できない方には、「台北で川合式日本株のデイトレードをやってみた」に掲載した、過去に川合さんが無料公開していた銘柄選定方法を再掲するので、参考にして欲しい。

この「居合抜き1分トレード」というのは、前営業日の東証1部の値上がり上位銘柄から抽出した20~30銘柄のうち、9時の寄り付きから上がりそうな(場合によっては下がりそうな)銘柄を選定して、0.5~1%の利益を確保しようというものだ。

基本的には、前夜のうちに株探の株価注意報(2022年4月1日より)から抽出した値上がり率上位200銘柄を、当日の8時半以降の気配値を見ながら選定することになる。

川合さんは、この際に、気配値が、前日の終値から2.5%以上乖離した銘柄を避けること、また、寄り付き後も9時2分30秒まで待って、寄り付かない銘柄は注文を取り消した方がいいと言っている。
理由は、いずれも寄り付き後に逆行する可能性が高くなることだ。

抽出条件

  1. 株価が400円(100株で4万円)以上、5,000円(100株で50万円)以下
  2. 出来高が100万株以上
  3. 売買高(株価×出来高)が10億円以上

川合式「居合抜き1分トレード」用のデータ抽出マニュアル及びひな形

トレーディングの基本は、寄り付きの成行買い(又は売り)で、1%(川合さんの推奨は0.5%)で利確、-2%で損切りとする。

激減した出来高100万株超えの銘柄

驚く外国人男性

ところで、今回抽出した出来高100万株超えの銘柄は、株価が5,000円を超えるものや、売買高が10億円に満たないものは除外したので、私が値上がりと値下がりを合わせて20銘柄にも満たないということがあるかと言われるかもしれないが、ウソだと思うなら自分でエクセルを使って実践してみればいい。

とりあえず、上述の3条件で抽出した銘柄は以下のとおりだ。
年末年始休暇中という季節要因を考慮しても少な過ぎるというのが私の実感だ。

2021年12月30日の値上がり上位銘柄(2022年1月4日の買い候補)

2021年12月30日の値下がり上位銘柄(2022年1月4日の売り候補)

このように、大納会の出来高100万株超えの銘柄数は、私が今まで見た中では最も少ない数となったが、果たして来る大発会のときはどうなるのだろうか。

とりあえず、12月30日の日経平均先物の夜間終値は28,840円と、前日比プラス30円となっているが、1月3日の米国市場次第ではどうなるかわからない。
果たして、東証1部の出来高は復活するのか、それに伴って株価は上がるのだろうか。

最後に

タブレットを持つビジネスマン

最後になるが、2022年もよろしくお願いしますという意味を込めて、スクール生のブログを紹介して終わりにしたい。

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