私が2019年11月に行った台湾・香港旅行記を書き始めたとき、2020年が世界中に蔓延する新型コロナウイルス(Coronavirus/COVID-19)によって、外務省から前代未聞の「全世界に対する危険情報の発出」として、「【危険度】全世界(各国・地域に発出している危険情報とは別に、全世界に対して一律に発出するものです。)-レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」というのが出ると、誰が予想しただろうか。
私自身も4か月もの入院生活を送るなどと想像もしていなかったし、その間、旅行好きな仲間は、海外へ渡航するかしないかで苦悩し、日本政府は、東京オリンピックを予定通りに開催するかしないかで揺れ続けた。
しばらくは、海外旅行に行けないこともあり、昨年完成させようと思っていた旅行記の続きを書いていきたいと思う。
桃園国際空港から高鐵桃園を経て高雄へ
私が乗ったエバー航空(EVA Airways)868便が、桃園国際空港(桃園國際機場/Taoyuan International Airport)に到着したのは、ほぼ定刻の午後3時半だった。
2日前の騒動に懲りて、入国スタンプが押されていることを確認した私は、到着ロビーにある中華電信(Chunghwa Telecom)のカウンターに向かう。
私が2014年3月に台湾に来たときは、9ヶ月間は、古いSIMカードを持ってくれば、リチャージ可能だったので、今でもそうかと思って、聞いてみると、あっさりと、新しいものを買ってくれと言われる。(中華電信-プリペイド式カード使用方法)
こんなことなら、5日間有効(300元=1,080円)のものを分けて買わずに、最初から通しで10日間有効(500元=1,800円)のものを買えば良かったのだが、まあ、こればかりは仕方ないだろう。
台湾のSIMカードを仕入れた私は、桃園MRT(桃園機場捷運/Taoyuan Metro)の乗り場へと向かう。
今夜の宿は、高雄(Kaohsiung)のホリデイガーデンホテル(高雄華園大飯店/Holiday Garden Hotel)を取ってあるので、空港から高鐵桃園駅に向かうのだ。
桃園MRTが開通するまでは、ここは統聯客運(Ubus)のシャトルバスが運行されていた区間だが、電車で行けるようになって便利になったかもしれない。
それでも、台北行きに比べると、本数は少ないので、1本逃すと、駅での待ち時間が多少長いような感じがした。
高鐵桃園駅に着いた私は、さっそく左營(Zuoying)行きのチケットを入手する。
取れたチケットは、17時10分発の列車、終着の左營(Zuoying)には18時45分着だからホテルには、8時前には着くだろう。
列車の到着まで少し時間があったので、売店でビールとおつまみを買っておく。
1時間半の旅路とはいえ、列車の場合は、酒を飲みながら行けるのがいい。
車内は結構混んでいて、よく発車間際で指定券が取れたなと思えるほどだった。
美麗島駅のステンドグラス(光之穹頂/The Dome of Light)
左營(Zuoying)に着いた時には、もう陽も沈み、あたりは暗くなっていた。
ここからホリデイガーデンホテル(高雄華園大飯店/Holiday Garden Hotel)までは、高雄捷運(Kaohsiung Metro)を使って行くこともできるが、香港からの旅路で疲れていたのと、市議会駅(市議會站/City Council Station)からホテルを探すのがやっかいなので、タクシーを使って行くことにした。
ホテルは、香港で即興で取ったとは思えないほど、立地条件も良く、高雄捷運(Kaohsiung Metro)の駅にも近いところだった。
おまけに、このホテルでは、屋外プールが通年営業となっていて、そんなに日中の高雄(Kaohsiung)は暑いところなのかと、ビックリするくらいだった。
ホテルに到着したのは午後8時、六合夜市(Liuhe Night Market)は夜中までやっていそうな感じなので、とりあえず荷物だけ置いて、そこまで行ってみることにした。
最寄り駅は、高雄捷運(Kaohsiung Metro)の美麗島駅(Formosa Boulevard Station)、ここは、光之穹頂(The Dome of Light)と題したステンドグラス作品があることで有名な駅で、たくさんの観光客が写真を撮っている。
私は高雄(Kaohsiung)に来るのは5回目なのだが、このステンドグラスを見るのは、今回が初めてだった。
高雄(Kaohsiung)でこれほど有名な観光スポットを見逃していたとは、灯台下暗しとはこのことか。
とりあえず、1番出口のところにある絵から順番にカメラに収める。
一通り収めたところで、同じような写真を撮っていた台湾人の高校生たちにiPhoneを渡して自分の写真を撮ってもらう。
今や、iPhoneは世界の共通語みたいななものだ。
言葉は通じなくとも、身振り手振りで伝えれば、写真を撮ってもらうのに何の苦労もしない。
日本企業は、自社の製品がこうならなかったことが、21世紀の苦境を招いていることにいつ気付くのだろうか。
六合夜市(Liuhe Night Market)
美麗島駅(Formosa Boulevard Station)の光之穹頂(The Dome of Light)を一通り見た私は、夕食を取るために、六合夜市(Liuhe Night Market)へ行く。
香港と違って、全く緊張感を感じずに街歩きができることが、どれほど素晴らしいかが実感できる。
HSBC香港のジョン・ラウ(John Lau)さんが、香港人が週末になると台湾へ旅行していると言っていたのがわかるような気がする。
ここは台湾第3の都市、高雄だけに片言の日本語が通じるのも嬉しい。
さっそく、一軒の店に入り、食事を注文する。
午後10時、夕食を終えた私は、ぶらぶらと夜市を散策しながらホテルへの帰途につく。
わずか200元(720円)で水着が売っていたので、明日のためにそれを買っておく。
明日は知本温泉(知本溫泉/Zhiben Hot Spring)に行くか、ケンティン(墾丁/Kenting)へ行くか、天気を見て決めるとするか。
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