今日は、2泊3日の近畿旅行を終えて帰京する日だ。
当初は有馬温泉へ行ってから、そのまま大阪空港(伊丹)行きの阪急高速バス(有馬温泉 16:10-16:40 大阪空港)に乗って帰ろうと思っていたので、飛行機もそれに合わせて取っていた。
ところが、大阪で昼飲み(投資家オフ会)をすることになったので、午前中は、前夜の神戸オフ会のメンバーとプチ観光と食事をすることにした。
神戸北野異人館街
午前9時、三木ハウスを出発した私たちは神戸北野異人館街へ向かう。
実のところ、ここは三木ハウスと目と鼻の先なのだが、半年前に神戸に来たときに、三木さんと海外移住と文化の交流センターと、神戸ムスリムモスクに行った以外は、まともな観光をしたことがなかった。
そして、今回もそれは変わらなかった。(笑)
もっとも、昨日の昼に合流していれば、きちんと観光できたのかもしれないが、こればかりは仕方がない。
今朝の神戸観光もわずか30分、ラインの館(旧ドレウェル邸)で解散、私たち3人は三木さんのお勧めのLE PAN(ルパン)で休憩をすることにした。
LE PAN(ルパン)
LE PAN(ルパン)は、神戸北野異人館街からほど近いところにある。
半年前に行った香港食館と同様、三木さんお勧めの朝食処だ。(2019年6月11日-週末限定、神戸の香港食館のモーニング飲茶はわずか380円)
この店は、パンをお持ち帰りするだけではなく、外のテーブルで食べることもできる。
場所柄、神戸在住の外国人も多く出入りするようで、極めて国際色豊かな人間模様が見られる。
コーヒーが無料なので、パンを買って、外のテーブルで食べると、優雅なヨーロッパ流の朝食になる。
私は、赤ワイン餡と金時餡(320円)、淡路玉ねぎタルト(280円)を買って、無料のコーヒーを付けて朝食にした。
春から秋にかけては外で食べるのも気持ちが良いだろうし、神戸にお泊りの方は、試してみてはいかがだろうか。
グリル一平
LE PAN(ルパン)で朝食を取ったわずか1時間後に、私たちはこれまた三木さんお勧めのグリル一平に並んでいた。
ここは、神戸でも人気の洋食店らしく、開店(11時)の30分前から行列ができていた。
まずはビールで乾杯!頼んだ料理が来るまで待つことにする。
私とChipさんが、ヘレビーフカツレツ(1,700円)、恵子さんが、カツハヤシライス(1,500円)、いずれもこの店の人気メニューだ。
私たちが店を出たのは11時半過ぎ、その時間でも店の前には行列が絶えなかった。
ここに来ている人たちは、私たちのように、神戸観光に彩を添えるためにやって来た人たちばかりなのだろうか。
正直言って、2017年10月25日付のキャリコネニュースで紹介されていた「GACKT、飲食店のブラック企業化について『価格設定と人件費のバランスに問題』と指摘 『昼食が800~1000円は正直おかしい』」というのが正論だとすれば、一般のサラリーマンが、1食1,500円のランチを日常でも食べられるようにならないと、飲食業のブラック化は止まらないように感じるのだ。
投資家オフ会 IN 大阪
この日の午後は、大阪でリーマンインテリジェンスのセミナーお世話になっている吉田さんと、投資家仲間の達也さんの3人で昼飲みとなった。
そこでいろいろな話が出たのだが、3人の話をおおまかにまとめると、
- 香港が法治国家として機能しなくなる前に、HSBC香港の口座は解約した方がいい。
- 米国株のインデックスであるS&P500指数と、NYダウは今後も有望だろう。
- 公的年金は少しづつ目減りする。
- 健康年齢に達するまでに、楽しくお金を使うべきである。
- 不動産投資で既に成功している方はともかく、今後の新規参戦は大変かもしれない。
- 自分はどう生きたいのか、自分が真に望む生き方に素直に従う。
- 時間>お金、本当に大切なのはお金ではなくて、時間である。
- 年末にかけての日経平均は、良くて横這いと予想される。
こんなところだが、だいぶ酒も入っていたことだし、酔っ払いの戯言も混じっているので、その分を割り引いておいた方がいいかもしれない。
HSBC香港の口座をどうすべきか
従来より、香港人の海外移住願望は強いものがあったが、今回の逃亡犯条例改正案に反対するデモに対する中国政府の対応に危機感を抱いた人は多いはずだ。
事実、2019年8月28日付のブルームバーグは「香港市民、いざとなったら海外脱出-『善良な』住民の証明申請が急増」という記事を配信している。
香港の未来予想図
この日のオフ会で話題に上ったのが、日経新聞が10月3日付で報じた「香港当局、銃撃された高校生を起訴 反発強まる」だ。
もはや、香港は完全に中国化していて、政治的自由もなく、法治国家としての機能も失って、1997年の香港返還から50年続くと言われている一国二制度もいつ反故にされるかわからないという見方だ。
また、香港が中国の人民解放軍に蹂躙されたとしても、日本政府ができることは「遺憾だ」と言うだけで、中国に内政干渉するなと恫喝され、米国には何か行動しろとせっつかれ(米国が香港を守るかどうかは未知数だが)、右往左往するだけで何もできないし、下手すれば、香港在住の日本人を助けることもできないだろう。
事実、10月2日付の産経新聞の記事「菅官房長官、香港デモに『大変憂慮』」の中で彼の言葉として、
自制と平和的な話し合いを通じた解決を関係者に求めるとともに、事態が早期に収拾し香港の安定が保たれた状況になることを引き続き高い関心をもって注視していきたい。
と書かれている。
これが、日本政府の基本的スタンスなので、海外在住の日本人が非常事態に陥っても、何も期待はできないのだ。
仮に、香港の銀行が中国本土と同じような扱いになったと仮定したら、上海や深圳(Shenzhen)で口座開設されている人と同様になるだけなので、何の心配もないという意見もあるだろうが、私自身は、中国共産党政府というものが信用できない以上、リスクはできるだけ減らしたいと思うのだ。
今後のロードマップ
弊サイトにご訪問いただいている方にとって、最も関心があるのがHSBC香港だと思うのだが、現状での私のスタンスは、米国のファーストレード証券(Firstrade)を資産運用のメインに変えることで、HSBCシンガポールの口座開設も視野に入れている。
現在のHSBCシンガポールの投資口座は、シンガポール市場のみならず、米国と香港市場に上場している株式等の取引も可能だからだ。(With an HSBC Equity Investment Account, you can take advantage of trading opportunities in the US, Singapore and Hong Kong markets.)
とりあえず、これからのロードマップ(工程)として
- 三菱UFJ銀行の口座開設と、カリフォルニアアカウント・プログラムの利用
- ファーストレード証券(Firstrade)とユニオンバンク(Union Bank)の口座をACHで連結
- HSBC香港の口座をプレミア(Premier)からアドバンス(Advance)へダウングレード、又は、プレミアのグローバルバンキングサービスを介して、HSBCシンガポールの口座開設
- HSBC香港の資金の移管を開始
といった感じで、HSBC香港の口座は、海外送金のハブ口座としては便利なので、完全撤退はまだ先でいいと思う。
私がHSBC香港の口座をしばらく維持しようと決めたのは、2019年8月からHSBC香港のアドバンス以下の口座維持手数料が廃止されたことだろうか。
シンガポールでの非居住者口座開設の可能性は?
現時点で、シンガポールでの居住許可や労働許可証(working permit)を持たない非居住者が、上述のような仲介サービスを使わないで、シンガポールに銀行口座を開けるかと聞かれると、昨今のマネロン規制などを考慮すると、かなり難しいのではないかと思う。
その中で、私が2014年8月のシンガポール・マレーシア旅行の途上に立ち寄ったHSBCシンガポールのクレイモア支店(HSBC Singapore Claymore Branch)において、非居住者の口座開設が可能で、日本語担当も在籍していた。
また、2019年10月15日現在で掲載されている「口座開設にあたっての重要事項(2017年11月5日以降有効:Important Things To Note About Account Opening)」を見る限り、外国人(Foreigners)が求められている書類が、パスポートと住所証明(Proof of Residential Address)だけなので、現在でも非居住者口座開設の可能性が残されていると言えよう。
しかも、どんな住所証明が必要か(I am a foreigner, what type of proof of address is required?)の項目で、シンガポールの非居住者である場合にも言及があるので、間違いないと思う。(If you currently reside in Singapore, please provide a proof of residential address in Singapore, otherwise you will need to provide proof of your overseas residential address.)
ただ、念のために、Alternatively, you can enquire onlineというところから問い合わせをする方が間違いはないと思うので、手間を惜しまずやってみよう。
銀行の支店窓口に日本語担当がいなければ、英会話は必須なので、この程度のハードルは超える必要があるのだ。
ちなみに、HSBCシンガポールは、原則として、プレミア(Premier)口座が、20万シンガポールドル(約1600万円)、アドバンス(Advance)口座は、30,000シンガポールドル(約240万円)の最低資産残高が要求され、それを下回ると口座維持手数料がかかることになっている。
最後に
大阪オフの後、私は伊丹空港から18時30分発のJAL130便に乗って帰京した。
2019年3月7日付の「デルタのニッポン500マイルキャンペーンはJALやANAの特典航空券でも加算OK」で格安航空券の簡単比較・予約サイトのトラベリストを紹介したら、謝礼として9月末まで有効の割引ポイントを貰っていて、それを使いたかったからだ。
大阪オフで飲みながらHSBC香港のことをあれこれ話していたのだが、帰京して調べなおしたら様々な選択肢があることがわかった。
私の友人の中にはHSBC香港の口座をプレミア(Premier)にアップグレードをした人もいるし、スタンダード・チャータード銀行(Standard Chartered Hong Kong)に口座を開いて、HSBC香港から資産を移管した人もいる。
「香港に行ってきた」という表題でコラムを書いた友人のまことさんもその一人だ。
新しく口座を開いた人と既存顧客の双方で、一定の定期預金を組むと、最大24万アジアマイルがプレゼントされるキャンペーン(Asia Miles Time Deposit Rewards)をやっているのが理由の一つらしい。
別の香港在住の友人は、HSBC香港のサービスの劣化が著しいと言って、スタンダード・チャータード銀行(Standard Chartered Hong Kong)に資産を移管した。
いざというときでも日本語対応してもらえる銀行がいいと言って、日本ウェルス銀行(Nippon Wealth Bank)への移管を検討している人もいる。
一方で、私が考えているように、HSBC香港の口座を閉じて、米国のファーストレード証券(Firstrade)へ資産を移管した人もいる。
私は今のところ、彼らの選択肢を検討してどうするか考えているところだが、年内には答えを出そうと思っている。
2019年10月 近畿旅行のトピックス
コメント