今夜は、18時からフェイスブックの旅コミュニティ「海外旅行好きサークルwith国際交流」の台北オフ会があるので、それまでの時間をどこで過ごそうか考えていた。
最初は、温泉やトロッコ列車もあって、森林浴もできそうな烏來(Wulai)にしようと思っていた。
台北市内から烏來(Wulai)まで直行バス(新店客運 849路線)もあるし、ここだと思っていたのだが、果たして夕方の5時までに戻って来れるかと考えたとき、ちょっとした不安が頭をよぎった。
そこで思いついたのが、電車で往復できる基隆(Keelung)だった。
ホテルで朝食を終えると、さっそく観光の準備をして出かけることにする。
台北メトロ(捷運)の雙連站(Shuanglian Station)で電車を待っているときに、台湾鉄道(臺灣鐵路)への乗り換え口となる台北でなく、反対方向の淡水(Tamsui)へ行こうかとも思ったが、ここはなぜか初志貫徹した。(笑)
そして、台北で基隆(Keelung)までのチケットを買おうとしたとき、週末なのに自販機も切符売り場の窓口もずいぶんと空いているなと感じていた。
このときは、今までのように自販機を使って現金でチケットを買ったのだが、悠遊カード(悠遊卡/Easy Card)があれば、近距離の移動の場合は、そんなことをする必要はなかったのだ。(臺灣鐵路-電子票證乘車 Taiwan Railways Administration – Travel with e-tickets 台湾鉄道-交通系ICカードで乗車)
ちなみに、これは基隆(Keelung)だけでなく、日本人観光客に人気の九份(Jiufen)へのゲートウェイとなる瑞芳(Ruifang)へ行くときも同じだ。
台北でチケットを買っているときも、たくさんの日本人が瑞芳(Ruifang)までの値段を調べていた。
台北を9時5分に出発した區間車(Local Train)は、基隆(Keelung)に9時48分に到着した。
基隆(Keelung)で最も有名な観光地は、インターネットで調べた限りでは、望幽谷(Wang You Valley)と和平島公園(Heping Island Park)とあったので、とりあえず、これらのところに行こうとバス乗り場へ向かう。
幸いに、基隆市公車(バス)の路線は、和平島公園(Heping Island Park)行きが101番、望幽谷(Wang You Valley)へ行くための八斗子(Badouzi)行きが103番、双方とも國立臺灣海洋大學(海大)までは、ほぼ同一路線を走る。
うまくいけば、効率的に双方を回れると目論んでいた。
ところが・・・基隆火車站(Keelung Railway Station)からバスに乗ったときは、泳ぎたいと思えるほどの気候だったのだが、潮境公園(Chaojing Park)で写真を撮り、さあ、次というときに雲行きが怪しくなり、ついに土砂降りになったのだ。
5月の台北エリアの気候は不安定なのが常なのだが、これはないな~とため息をつく。
当然ながら、和平島公園(Heping Island Park)へ行くのはパス、駅へ戻るバスに乗り、ひときわ賑やかなところで、ほとんどの乗客が降りたので、私も釣られて降りてみる。
大きなショッピングセンターがあり、駅ビルのように見えるのだが、基隆火車站(Keelung Railway Station)の近くではない。
雨が小止みになったので、傘をさして歩けるレベルにはなったが、今ひとつどこだかわからない。
調べてみると、そこはバス・ジャンクションになっていて、二信循環站(Erxin Xunhuan Station)というところだった。
また、基隆廟口夜市(Keelung Miaokou Night Market)の近くなので、夕方になれば、そこで食事をして帰るのも悪くないと思った。
とりあえず、そこではヤマハのバイクに跨ったモデルがアトラクションをやっていたので、私もずうずうしく写真を一緒に撮らせてもらう。
フェイスブックでイベントをPRすると、セブンイレブンで使える100元(360円)のクーポンをくれた。
基隆(Keelung)から帰りの電車に乗ったのは14時42分、台北に着いたのが15時25分だった。
皮肉にも雨は完全に上がっていたが、この時間から和平島公園(Heping Island Park)へ行くのは困難だった。
ホテルに帰還したのは予定よりずいぶんと早かったが、シャワーを浴び、昼寝をしてからオフ会に行くにはちょうどよかった。
それにしても、朝夕の女性専用車両(晨夜間・女性優先車廂/Priority for Female Passengers)は、日本だけのものかと思っていたら、台湾の區間車(Local Train)にもあった。
意外に夜は危ないのだろうか。
オフ会の場所は、台北メトロ(捷運)の淡水信義線(Tamsui-Xinyi Line)・東門站(Dongmen Station)から徒歩数分のところにある「一代佳人海鮮熱炒」という居酒屋風のところだった。
海外でのオフ会では珍しく、20名もの参加者がいた。
これだけ集まると、国内のオフ会でもかなりな大所帯だが、海外では圧巻である。
半分くらいのメンバーは私も知っていたが、さすがに全員とお話をするには至らなかった。
ここでは、日本から台湾へ職場を移した旧友との親睦が図れたことが一番の収穫だったと言えよう。
ちなみに、この日参加した一部のメンバーとは、翌日もご一緒することが決まった。
2日越しの二次会というやつかな~(笑)
余談になるが、最近、私は懸念していることが一つある。
最近の海外旅行者が持っている翻訳機のポケトークがあまりにも秀逸なので、ますます日本人の語学習得意欲が減退していくのではなかろうか。
確かに、ホテルやレストランでの会話はそれでいいだろうが、翻訳機頼みでは本当の意味での外国人との会話を楽しむというところには行きつかないだろう。
わずか数日間の海外旅行では、外国語を習得しようという意欲はわかないだろうが、私の場合は、海外旅行をよりいっそう楽しみたいというのが、英語習得意欲に繋がったので、少しばかり気にかかるところだ。
2019年5月 台湾旅行のトピックス
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