アメックスのゴールド・デスクで正月の国内旅行を予約してみた

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紀の松島

クレジットカードでゴールド以上のステータスカードを持つ理由の一つにコンシェルジュサービスがある。

電話一本で国内外の旅行や、コンサートや観劇、スポーツイベントなどのエンターテイメントチケットを手配してもらえるもので、インターネットでの直予約が主流の現在においてもこうしたものが健在なのは、会社の経営者や多忙なビジネスマンを中心として、自分で検索して予約する手間と時間が惜しい人がそれだけいるということだろう。

また、海外のエンターテイメントチケットなどは、手配代行会社を使うよりもクレジットカードのコンシェルジュサービスを使った方がリーズナブルということもある。(参考:2014年6月27日-アメリカ旅行:ヤンキースタジアム再び
私は今回、親孝行を兼ねた年始の家族旅行を手配するにあたって、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのトラベルサポートの一つであるメンバーシップ・トラベル・サービス「ゴールド・デスク」(固定電話より 0120-020551 携帯電話より 03-3220-6350)を使ってみることにした。

何しろ今年の年末年始は国内旅行が堅調(2015年12月9日 トラベルボイス-年末年始の旅行予約2015、楽天トラベルは国内2割増、訪日7割増に)なのに加えて、私が予約を頼まれたのは先月のタイ・香港旅行の1週間ほど前だ。

しかも、年始のJRのチケット予約開始が、ちょうど海外旅行期間に当たることもあって、自分で旅行会社やインターネットサイトを当たっている時間的余裕がなかった。

そこで、せっかく持っているステータスカードのサービスを生かすべく、行き先を温暖で世界遺産もある南紀方面に絞って手配を頼んでみた。

すると、アメックスと提携している旅行会社が押さえているホテルで空室があるところがいくつか提示され、その中から紀伊勝浦のホテル中の島を選んで予約をお願いした。

このホテルは楽天トラベルなどのインターネット予約サイトではすでに満席表示が出ていたところなので、それだけでもコンシェルジュサービスを使う価値があったと言えようか。

また、交通機関の手配もJRのチケットの希望を伝えて海外へ旅立ったところ、帰国後に無事に取れたとの回答があり、現物が宅急便で郵送されてきた。

こうしたコンシェルジュサービスを使うのは台北の鼎泰豊(ディンタイフォン/Din Tai Fung)を予約したとき(2014年11月24日-台北の鼎泰豊(ディンタイフォン)の予約はクレジットカードのトラベルデスクで)以来だが、今回の手配に関しても、わずかな手数料(1,296円)で手間を省けたのだから安いものである。
ところで、私は2ヶ月ほど前に「アメックスゴールド保有継続かダウングレードか」というコラムを書いたが、もう一つ選択肢があり、デルタスカイマイル・ アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(年会費 28,080円)に切り替えるという手もある。

このカードのメリットの一つは、カードを持っているだけで上級会員資格である「ゴールドメダリオン」が得られることと、デルタ航空カード利用マイルとして、このカードを使って航空券を買うと、飛躍的にマイルが溜まるシステムが取られていることだ。

私がかつて、デルタスカイマイルシティゴールドVISAカード(現在のデルタスカイマイルSuMi TRUST CLUBゴールドVISAカード)を持っていたときであれば、これに切り替えることに躊躇はなかったのだが、スカイチーム(Sky Team)系列のフライトに乗る頻度が減っていたこともあり、クレジットカード切替プロジェクト第二弾(2014年4月12日)で、リストラの対象にしてしまった経緯がある。

現在のアメックスのゴールドカードは、今年の2月に初年度年会費無料プロモーションで作ったもので、来年2月に更新(有料に移行)を迎えるのだが、デルタ・アメックス・ゴールドの特典を見る限りでは、現在のカードをどうしたものか悩むところだ。

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