幻となったニューヨ-ク行き

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エンパイアステートビルからの眺め

8月下旬に1週間程度の休みが取れたので何と今年4回目の海外脱出を図ることにした。
今まで毎年のように海外旅行へ行っているが、年に4回というのは初めてのことだ。(おそらく12月には恒例のそれゆけ香港オフがあるので5回は確実だろう)

先日初めてオフ会でお会いしたとんびさんが、長い旅をドカンとする形から、短い旅を小出しにしていく形に変わってきたと言っていたが、やはり3泊程度の旅行だと、また行きたいという気分になるところは私も同じらしい。

こういうのは一種の中毒症状とも言えるが、海外旅行と投資は私のライフサイクルに組み込まれてしまったので外すことはできない。

そこで、いつも利用しているエアーリンクトラベルにチケット代が安くなる8月下旬から9月にかけての空席状況を問い合わせたところ、アジア系キャリアを使った欧州線はほぼキャンセル待ち、昨年使ったエミレーツ航空もダメで欧州は諦め、インドシナ半島やタイ、ミャンマーといったところは、8月下旬は雨季真っ只中のところが多いので最初から考慮外、それでは、と思ったのがメジャーリーグ観戦ツアーだ。

マリナーズのイチローが見れればシアトルへ行こうと思ったが、私が行こうとした時はすべてがロードゲームでこちらはダメ、それならと、見つけたのが8月28日から30日までのヤンキース対レッドソックスの3連戦だ。

運が良ければ、松井対松坂が見れる。
こんなときでもなければニューヨークなんか絶対行かないだろう。

ネットで調べたらノースウェストの航空券も、ホテル(Holiday Inn New York City-Midtown-57th St.)も観戦チケットもすべてが取れそうだ。
これは行くしかない・・・と思ったがやめた。

現地滞在3日で、1日は市内観光とメジャー観戦で終わりだ。
残りの2日のうち、1日はナイアガラの滝へ行くか、アトランティック・シティでビーチ&カジノを楽しむか。

最後の1日は・・・と考えたらインパクトのあるアクティビティがなさそうなのだ。
シンガポールがつまらないと嘆いている私が同じような都市であるニューヨ-クに耐えられるか。

しかも街(特に夜間)やホテルの安全度はシンガポールの方がはるかに上のようだ。
さんざんネットでニューヨ-クのことを調べた(リンク集を多少充実させた)が、結局行くことを断念した。

で、行くことにしたのは9月が乾季のインドネシアのバリ島・・・
シンガポール航空のチケットが難なく取れたのだ。
14年ぶりに行くことになったが、旅行記などを見る限り、相変わらず客引きや物売りが多いようだ。

私の場合、彼らに対する耐性がほとんどなくなっているのが難点だが、多少ぼられても、物さえ取られなければいいと思うしかない。
結局行き先はまたもや東南アジア、おそらく私がアメリカ大陸へ向かうのは中南米に行こうと思ったときだろう。

ちなみにアジア系キャリアの欧州線チケットの取りにくさにも10年前とは一変しているようだ。
かつては日本発着便が取りにくいという感じがあったのが、今やアジアと欧州を結ぶ路線の方がタイトなのだ。

おそらく経済力の付いたアジアの中流層と好景気に沸く欧州の観光客が相互に行き交うという図式だろう。
こんなところにも確実に時代の変化が訪れているようだ。

旅行会社のスタッフの言った「JALが取れますがそれで行くのはイヤですか?」という言葉が、日本のフラッグキャリアと、そのバックボーンである日本の凋落を象徴しているように感じた。

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