現代アメリカバイト事情

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Hooters Singapore

私が愛読しているNewsweek Japanで紹介されていたアメリカのファーストフードチェーン店のフーターズ(Hooters)は、ウエイトレスの制服がセクシーなことが売り物の1つらしい。

で、彼女たちの制服はというと・・・白のタンクトップ、オレンジ色のホットパンツ、小麦色のタイツ、白のソックスに靴といった格好だ。
“The Hooters Girl uniform consists of: White Hooters tank top, orange shorts, suntan hose, white socks, solid white shoes, brown Hooters pouch, name-tag and of course…a smile!”

ファーストフード店にしては露出度の高い格好をした彼女たちの時給を聞いて驚くなかれ!
何と、たった2ドル13セント(250円)だ。もちろん、これは基本給でこれにチップがプラスされる。
“Hooters Girls are paid an hourly rate of $2.13 an hour, plus tips. “

日本の物価は世界でまだまだ高い!もっと安くなるはずだ!
と言ってる方へ・・・ひとこと言いたい。

今の時点で勝ち組と言えるテリトリーに属し、それなりの収入を得ている人を除けば、つまり平均的労働者の賃金がこのレベル、これはもしかするとこれは私の将来かもしれないし、あなたかもしれない、もちろんあなたの旦那かもしれないが、時給3ドルくらいになれば物価水準も国際標準になるということを意味しているのだ。

つまり、今の賃金水準、生活水準を維持して物価だけが安くなるなんてことは一部の人を除けばあり得ないと思った方がいいということなのだ。
ちなみに賃金だけが下がって、物価は暴騰するというシナリオは日本の場合は十分にあり得る。
国債バブルがいつはじけるか?ってことだよ。

そう、Newsweek Japan 2003.7.9 の紹介はアメリカのアイスクリームのチェーン店、コールドストーン・クリーメリー(Cold Stone Creamery)だ。
自分だけの特製アイス(create your own)を作ってくれるらしい。
双方ともスターバックス(Starbucks)のように飛躍するかな?

***********************************セクシーなウエートレスだけが売りじゃない-BUSINESS TRENDS
(Newsweek Japan 2003.7.2)

アメリカの批評家H・L・メンケンは、かつてこう言った。「アメリカ人の嗜好を低く見積もったせいで、破産した例はない」
ファストフードチェーン「フーターズ」が成功している以上、メンケンの主張もあながち誤りとは言えない。

露出度の高い制服を着たウエートレスで有名なフーターズは、設立後20年で338店舗に拡大。年商は7億5000万ドル以上だ。
ホテルやカジノへの事業拡大計画のほか、日本進出の構想もある。

セクハラや性差別の批判をはねのけながら成功するコツを、フーターズ・オブ・アメリカ社のマイク・マクニール副社長に聞いた。

Q セクシーなウエートレスが成功の秘訣か。
A 最初は、かわいい女の子目当てで来店した人も、次からは食事を楽しみに来るようになる。

Q 制服が、だぶだぶのジーンズだったら?
A 当社は、女性のセクシーさだけをビジネスの武器にしているわけではない。
ウエートレスが美人ぞろいなのは確かだが、ちゃんと服を着ているし、下着もつけている。
フェミニストは当社が女性の外見を重視しすぎだと批判し、宗教家は男性が妻以外の女性に目を向けることにいらだっている。
だが、こうした声が少数意見だということは、当社が成功していることからも明らかだ。

Q フェミニズムの抵抗は強い?
A いちばん大変だったのは、10年前に政府が当社に男性を雇わせようとしたときだ。
当社は、公民権法に男性差別に関する規定はないし、女性のセクシーさをセールスポイントの1つにしている以上、女性を雇わざるをえないと反論した。
当社のウエートレスは1万4000人を超えるが、彼女たちから仕事を奪って男性に与えろというのは理不尽だとも言った。主張が認められてよかった。

Q 女性を搾取していないか。
A 強制的にフーターズで働かせているわけではない。外から店内が見えないようにしているわけでもない。
うちで働いていたからといって、公職に就けないわけでもない。フーターズで働いているのは、女性たちの選択であり、権利だ。

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