NPO法人難病患者支援の会・菊池理事長初公判

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2023年7月1日付読売新聞

去る6月30日、臓器移植法違反容疑で逮捕されたNPO法人 難病患者支援の会の代表理事、菊池仁達(きくちひろみち)氏の初公判(臓器の移植に関する法律違反 令和5年特(わ)第497号)が東京地方裁判所で行われた。

定員40名ほどの傍聴席のおよそ半分がマスコミ関係者で占められる中、残りの一般席の抽選が行われ、運良く私も一般席で裁判の行方を見守ることができた。

東京地方裁判所では、1階の受付で空港並みの手荷物検査があり、さらに法廷の入口で、筆記用具以外の持ち物、要はスマホなどの電子機器も含めて荷物を預けさせられる。

つまり、法廷内ではノートと筆記具だけを持ち込めるといった、まるで昭和時代の学校の教室のような状態で、公判の行方をメモすることになるのだ。

そこで、私がメモした限りでは、菊池氏側の主張は

  • 概ね、起訴事実は合っている。
  • 海外の臓器移植に関して、私たちはあっせんを行っていない。(無罪を主張)
  • 私たちのやっていることは、法律上のあっせん行為には当たらない。仮に当たるとしても海外での移植に日本の法律は適用されない。
  • 私たちは100名もの患者を救ってきたという自負がある。
  • 死体からの移植を前提としているという検察側の主張は否認する。(生体移植もあり得る)

といったところが論旨だっただろうか。

今回の公判は10時から11時の1時間、次回は、9月12日の午後から、弁護側の証人尋問が行われる予定とのことだ。

彼ら曰く、元患者2名が証人として予定されているとのことで、NPOの仲介で、海外での臓器移植手術が成功して帰国した人の中には、菊池氏に感謝している人もいると聞いている。

各メディアは、「“無許可で臓器の提供あっせん” NPO理事 初公判で無罪主張 NPO Head Pleads Not Guilty Over Organ Transplants in Belarus」といった感じで、昨日の裁判のことを報じているが、菊池仁達氏が有罪になろうが、無罪になろうが、日本国内での臓器移植が促進されない限り、彼は単なる生贄にされただけで終わってしまうだろう。

私が2021年6月25日の「悪夢の難病宣告~急速進行性糸球体腎炎」以来2年間、人工透析を受け続ける中で感じたことは、大金を払って、大きなリスクを背負っても腎移植をしてもらいたいという患者(私を含む)と、フリーランチ(容易にありつける利益=障害年金+医療費補助)を享受して、それで良かれと思う患者は完全に二極化しているのだ。

第二、第三の菊池氏を生まないためには日本国内での臓器移植促進が不可欠なのだが、今回の事件を通して、マスコミ各社が政府や関係業界への働きかけを強くして欲しいと望むのは私だけなのだろうか。

そして、菊池氏が相変わらずだなと思ったのは、公判でも自分の思いをまるで演説でもしているかのように話していたことだ。
これは今後の被告人質問のときも同じようになるのだろうなと思う。

あと、弁護側の話では菊池氏の保釈申請をする予定だとのことで、それが認められれば、私の抱えている民事訴訟も少しは進展するのかなと思った。

最後に、昨日私に取材をした読売新聞がどんな記事を書いたのかコンビニで買って読んでみた。(今回はオンライン記事がすべて会員専用なので、紙面をスキャンしてアップした。)

また、NHKでも6月14日付で「海外での臓器移植 違法な“あっせん” 渡航の果てに 患者・家族の苦しみ」という記事を配信している。
果たして、今後の裁判の行方はいかに。

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