12月2日、連戦連勝の状態だった海外のデイトレード、それが終わるときがやってきた。
それも、失敗を取り戻そうとやったドテンに逆風が吹き、往復ビンタを食らうという最悪のパターンでの損失となった。
往復ビンタとは、買建をしたら株価が下落して損切になり、そこからドテン(売建)をしたら、株価が反騰してまたもや損切というダブルで損失を食らうケースだ。
これをやると金銭的なダメージに加え、精神的なダメージもあるので、避けなければならないのだが、1年に何回かはやってしまう。
まだまだ修行が足らんな・・・
居合抜き1分トレード
「居合抜き1分トレード」というのは、2021年5月29日付で掲載した「川合式居合抜き1分トレード、ツールなしの新しい手法の勝算は」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証1部銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
協和キリン~気配値を頼りに売買拮抗銘柄に手を出したミス
今回の失敗トレードの発端は、今まで快調だった「居合抜き1分トレード」の変調が原因だ。
2日の寄り付き前の日経平均先物価格が大幅なマイナス圏にあったことで、私は、売り目線でトレード銘柄を探していた。
協和キリン(コード:4151)は、日足が下落トレンドであったこと、気配値の推移が右肩下がりであったことで、成行買いと売りの勢いが拮抗していることを差し引いても、下落するだろうと見たのだが、無情にも寄り付きから逆行して損切となってしまった。
やはり、気配値の勢いよりも成行買いと売りの株数の方が、寄り付き直後の勢いを左右するようだ。
川崎重工業~0.5%利確でOK
2日のメインのトレード候補は、川崎重工業(コード:7012)だった。
時間の経過とともに成行売りが増え、気配値を示す折れ線グラフも右肩下がりになっていた。
日足も下落トレンドで、これ以上ない売りの候補だった。
しかしながら、この日は0.5%利確ライン(1,900円)に数秒で達した後、反転し出して、ヤバイ雰囲気になった。
そこで、私は1%の利確を諦め、再下落の機会を待ち、0.5%利確ラインで決済した。
10時まで待っていれば、1%利確ラインに達していたが、この日は勝ち運が薄い日だったのだろう。
ここで撤収してれば、数百円の損失で済んだので、つくづくバカなことをやったと思う。
日本航空~失敗した途中参戦(空売り)
私が日本航空(コード:9201)を空売りしてみようと思ったのは、寄り付きから株価が下落を開始した直後だった。
約定価格は1,991円、そのまま素直に下落を続けるかと思ったら、1,983円を最安値として反騰した。
「居合抜き1分トレード」でやっていても微妙な感じだが(0.5%なら利確)、途中参戦では逆行高に巻き込まれて撃沈した。
旅行、交通系はオミクロン株のことで、煽りを食うのかと思っていたら、案外とそうでもなかった。
私の思い違いでマイナスをさらに膨らませてしまったことで、ここがこの日の潮時だったと言える。
新興市場株・ENECHANGE~往復ビンタの失敗トレード
私がENECHANGE(コード:4169)をトレードしようと思ったのは、急騰傍受ツール(買い推奨)でシグナルが出た後、一転して調整し、7,510円を安値として再上昇しているのを見たからだ。
時間的には9時50分くらいだろうか。
ところが、ここからがいけなかった。
せっかく、次のようなトレード基準を自分で決めているにもかかわらず、手を出して、さらに利確水準を2%にして欲も出した。
皆様には私のような失敗をしないためにも、川合式デイトレード(トリプルメソッド)の無料メールマガジンで、新興市場株のトレードツール(急騰傍受ツール、マザーズ1%ツール)を使った手法を勉強して欲しいと思う。
新興市場銘柄トレード適格基準 | 前日出来高比 | 前日5MA差異 | 日足形状 |
急騰傍受ツール(買い推奨) | 10倍以上 | 概ね6%以内 | 上昇基調であること |
マザーズ1%ツール(空売り推奨) | 概ね7倍以内 | 10%以上 | 特に問わない |
まずは、7,640円で買建した建玉は、9時56分の7,750円(1%超)を高値として、下落を始めた渦に巻き込まれて撃沈、次は、7,500円でドテン(売建)をした建玉に対し、7,410円(1%超)を安値として、これまた反転して撃沈した。
何のことはない。
買いも売りも建値の1%の利確水準で指値をしていれば、往復ビンタでなく、ウハウハだったのだ。
12月2日のトレードは、いろいろな点で反省点だらけの日だった。
明日以降は、これを生かして堅実なトレードを心がけていきたいと思う。
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