お年玉獲得大作戦前夜

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パソコンを操作する女性

「お年玉獲得大作戦!パフパフパフ~」
まるで年末年始のテレビのクイズ番組のようだが、これは実際にそういうものだ。

要するに12月末分割銘柄が総じて明日の時点で「権利落ち」し、2月20日前後までの期間が分割後の子株(新株)が売れないという需要過多が発生しやすい状況で、ババを引かずにどれだけ儲けられるか、というマネーゲームが始まるからだ。

私はそういうやり方で利益をあげたことを公開し「日本市場は鉄火場か?(金持ち父さんへの道-その2)」、自分の掲示板でも年末には「お年玉銘柄へ投資する」と宣言した手前、今回に限って約2週間にわたり、投資する前段階からコラムを載せようと思う。
但し、年末年始は酒びたりになりやすい季節ゆえ、毎日の掲載は約束できないゆえご承知おき願いたい。

それでは12月末分割銘柄のリストから私見を・・・(但し、投資は自己責任でどうぞ

  • 「本命」と「対抗」は「お年玉銘柄」になる可能性を十分に秘めた銘柄、つまり分割比率が大きく(1株を3株以上に分割)、12月に入ってからの株価に上昇基調が見られるもの。
    但し、1月初旬に「お年玉」に結びつくほどの「上昇」があったとき、「売り時」を間違えると後悔することになる。
    また、これらの銘柄については2月の下げ相場の影響が終ってから再度の買いを入れ、中長期投資を狙いたい。
  • 「穴」と「中期投資継続」は株価がゆるやかに上昇していて、「スーパー相場の女神」による診断も「買い継続」であるが、分割比率が低いなどの理由により、どちらかというと「お年玉銘柄」というより中期投資狙いでいきたいもの。
    分割比率が低いことは逆に言えば、2月になってからの「売り圧力」が低い可能性があるとも言えるので、そういった意味でも中期投資を考えたい。
  • 「投機」は12月になってからの株価の乱高下が激しく判断不能なもの。
    まさに「ギャンブル感覚でやるならどうぞ」という銘柄。
    どちらかというとデイトレーダー向けと思われるので、私のようなサラリ-マンは手を出さない方が無難かも。
  • 「様子見」は12月に入ってからの株価に冴えがなく、「スーパー相場の女神」による診断も「売り継続」か、いつ「売り転換」になってもおかしくないレベルの銘柄。
    それでも一瞬、分割直後は上昇する可能性もあるが、私は今のところ投資対象とはしない。
会社名 銘柄コード 分割比率 単元株数 12/1の始値 12/24の終値 私見
雪国まいたけ 1378 1:1.3 100 781 727 様子見
システムプロ 2317 1:3 276,000 297,000
アルテ 2406 1:2 348,000 316,000 様子見
YKT 2693 1:1.1 100 371 410 中期投資継続
九九プラス 3338 1:4 1,830,000 2,250,000 対抗
チップワンストップ 3343 1:2 1,300,000 917,000 様子見
マクロミル 3730 1:2 661,000 667,000
デュオシステムズ 3742 1:2 710,000 664,000 様子見
レッグス 4286 1:2 245,000 400,000 投機
ケネディクス 4321 1:3 505,000 510,000 対抗
ラ・パルレ 4357 1:2 195,000 191,000 様子見
楽天 4755 1:10 845,000 869,000 本命
ソフトブレーン 4779 1:5 666,000 724,000 対抗
スミダコーポレーション 6817 1:1.1 100 2,855 2,945 中期投資継続
ミヤチテクノス 6885 1:1.2 100 1,855 1,940 中期投資継続
ヤマノホールディング 7571 1:2 100 1,190 1,220
シークス 7613 1:2 100 1,898 1,995
フォー・ユー 7641 1:3 405,000 474,000 対抗
スターツ出版 7849 1:2 400,000 580,000 対抗
穴吹興産 8928 1:2 1,000 1,160 1,030 様子見
船井財産コンサルタンツ 8929 1:3 3,270,000 3,220,000 様子見
イチネン 9619 1:2 500 980 910 様子見
船井総合研究所 9757 1:2 100 2,185 1,995 様子見

そして、このリストにないが、2005年1月11日に1株を3株にする株式分割を行なうイー・トレード証券(8473)が1月5日(水)に「権利落ち」となることから、楽天(4755)などの「お年玉銘柄」を年内に買えなかった投資家の資金が流れる可能性がある。

この株が12月24日の流れを汲んで年内に急騰し、分割後の株価が予想外に高値になるとその可能性は低くなるが、もし、取引している証券会社に「逆指値(Stop Loss Order)」のオーダーがなければ、1月4日から7日まで保有銘柄の株価には注意すべきだろう。

また、イー・トレード証券(8473)は、明日の値動き次第では10月末分割銘柄のオリコン(4800)を彷彿させるものがあるだけに、あえて「権利取り」で買う考え方もある。
事実、10月上旬にオリコンを買った投資家は、12月の子株還流による下落など全く関係ないほど利益が出ているのだから。

さて、明日から始まるババ抜きゲーム!
果たして3匹目のドジョウは柳の下にいるのか?それとも・・・
そして上記の分割銘柄には新興市場銘柄が多いことに気づくだろう。
もし、今年の1月のようなブームが再来するならば、上記の銘柄の中で「穴」とされたものでも大化けする可能性は十分にあるのだ。

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