1億総病気~コロナ禍で流行るマスク皮膚炎という国民病

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横浜市立大学附属市民総合医療センター

貴方はマスク皮膚炎という病を聞いたことがあるだろうか。

英語ではfacial eczema、あるいはcontact dermatitisと書かれているが、これはコロナ禍の元で、マスク、マスクと言われ続け、どこでもマスクの風潮がまん延した結果、世界的に流行っている病の一つだ。

すべての原因は、2020年6月6日付のBBC Japanが「WHO、マスク指針を大転換 密接場面での着用を推奨(原文:Coronavirus: WHO advises to wear masks in public areas)」と報じたときから、多くの政府がマスク着用義務化あるいは推奨に舵を切ったことにある。

そして、マスクという本来であれば、病人が一時的に使用するものを、健康な人が恒常的に肌に付け続けていいわけがなく、そのことについて、主だった医療関係者が誰も警鐘を鳴らさない奇怪な世の中が続いている。

もはやマスク利権か~屋外マスクをやめろと言わない医療関係者

レッドカードを出す女性

私がマスク皮膚炎なる病名を聞いたのは、10月1日に職場復帰(復職)してから、顔面が痒くてたまらなくなって、地元の皮膚科の診察を受けに行ったときだ。

再就職直後の4月と5月は、職場で常時マスクをしていても何でもなかったので、腎疾患の影響で痒みが出たのかと思ったら、そうではなかった。
違っていたのは、事務室の室温で、10月はマスクを長時間していると、蒸れて仕方がないほどだったことだ。

そして、診察のときに言われたのは、マスクを高性能なものにしたらいいとか、皮膚とマスクの間に、綿素材のガーゼを入れろとか、対症療法ばかりで、根本的な治療とは縁遠いことばかりだった。

このとき、私はなぜ「マスクをするシチュエーションは必要最小限度に、特に屋外では原則不要」という言葉がないのか、不思議で仕方がなかった。

少なくとも、私はそれを実践しているにもかかわらず、マスク皮膚炎なるものになったのだから余計にそう思う。
まして、常時マスクの風潮になって、肌荒れ、湿疹、吹き出物、かゆみで皮膚科に来院する人が多いというのだからなおさらだ。

参考までに、2021年7月18日付の「総合診療医:誰もがわかりやすく医療を理解する事ができるブログ」の記事「熱中症警告:救急医療の現場より‼️」では

屋外の開放空間で、空気を吸っただけで感染する事はありません。

コロナウイルスは自ら増殖しません。人の体内に「ある程度まとまって」入って、初めて増殖・感染するのです。ですので、屋外だけでなく、屋内でもマスクが必要な場所はあまり多くはないのです。

これは、熱中症だけでなく、マスク皮膚炎を防止するためにも必要なことであり、皮膚科のドクターが常時マスク着用を前提にアドバイスをするとは、私に言わせれば驚愕の一言である。

診察後に帰宅して、マスク皮膚炎というキーワードで検索すると、皮膚科や製薬会社のウェブサイトが散見されたが、どこも「マスクを必要最小限度」にとは書いていない。

アフターコロナ時代は日本でもマスクを外せるか」に、ほとんどの日本人はNOと言っているのだから、今後は花粉症と同じか、それ以上にマスク皮膚炎が国民病になるに違いない。
マスク、マスクと医師会とメディアが煽り続け、根本的な対処方法を書いていないことで、コロナ禍に乗じて関連業界が、利権を拡大しているように思えるのは私だけなのだろうか。

さて、もう酷暑の季節も終わりになるが、日本ではコロナを必要以上に恐れ、屋外でも酷暑の中でマスクを付け続け、あるいは幼児(子供)にマスクを付けさせている人が想像以上に多い。
あなた方は、その結果として、顔に湿疹、吹き出物が出ても構わないのだろうか。

職場に行くことのリスク~長時間のマスク着用は皮膚炎の元凶

驚く外国人男性

2021年1月28日付のInternet Watchの記事「テレワークの生産性は出社時の84.1%、向上させるには『結果を重視する志向性を持つこと』~パーソル総研調べ」を読んで私は驚いている。
テレワークの生産性の方が、出社するより上がったという人が少数派だったからだ。

私だけが特異なのだろうか。
私が10月1日に職場復帰(復職)してから思ったのは、「コロナの影響でテレワークにならない仕事は辞めるべきと断言する!」(2020年6月14日付 「お前ら、社畜で人生楽しいか?」)というAtusi氏のコラムに100%同意できることだ。

2021年5月23日付で掲載した「飲食・サービス業を目の敵にすれば医療崩壊は防げるのか」の中で、私はこうも書いた。

私も再就職して1カ月以上経ったが、最もリスキーなのは、業績が悪化した会社などで、おざなりな感染防止対策しか打てず、マスクを過信する多くの職場と、彼らが大挙して乗っている通勤電車と断言したい。

そして、夜間透析に行く日は、時差出勤できずに定時出社しなければならなくなり、いつもと違う電車に乗って、あまりの混雑ぶりに驚いた。

10月5日付の中日スポーツには「緊急事態宣言明け『強制出社』『満員電車』トレンド入り…『苦労が美徳』働き方改革進まぬ日本社会が浮き彫りに」とあるが、日本企業は完全に終わっていると思う。

出社して何よりもリスキーなのは、新型コロナウイルスに感染することだ。
マスクしていれば安全みたいな愚かな人間が跳梁跋扈する職場で、大声で飛沫飛ばしまくっているところも多いだろう。

まして、通勤途上の屋外の街路でも、昼休みに外出するときもマスクしているサラリーマンは、いったい何時間マスクをしているのか。
自宅やホテルにいれば、そんなことをしなくて済むはずだ。

私も事務室が蒸し暑い日に、強制的にマスクをさせられて、働かされた日には、能率の向上など期待すべくもなく、不快な気持ちで1日過ごさないといけないストレスだけが溜まっていく感じだ。
それに、私の場合は、暑さを紛らわすために水分を取りすぎると、今度は肺炎を再発しかねない。

そんな常時マスクなどというストレスフルな状況で、生産性が上がるなどと言っているサラリーマンは、マウント上司かマゾなのか。

とりあえず、そんな状況で私のサラリーマン人生も先が長くないなと思った次第だ。
奇しくも、昨日(10月15日)には、8月分の傷病手当金が入金されていた。
金額を見て、職場復帰(復職)する価値など全くなかったと感じた。

再就職は人生の寄り道だったのか~肢体の障害での年金受給の可能性

横浜西年金事務所

私がサラリーマン人生を早期に終わりにしてもいいかなと思ったのは、障害年金の受給が「肢体の障害」を理由としてもできそうだからだ。

9月29日付の「10月から職場復帰(復職)、障害厚生年金請求、そして・・・」で書いたように、腎疾患による障害を理由とする年金はすでに請求済なのだが、これは海外での腎移植が成功すれば、原則として、移植後1年で打ち切られるようだ。(障害年金のお知らせ-平成27年6月1日から「障害年金の認定基準」を一部改正します

そこで、保険をかける意味で、私のもう一つの障害で年金が受給できるか見たところ、体幹・脊柱の機能の障害を理由とする年金も請求できそうなことがわかった。
もっと早くにわかっていれば、再就職などしなかったのだが、ずっと下肢の障害で見ていたので気づかなかったのだ。(再就職していなければ、前職の雇用保険を丸々もらえた)

ところで、体幹・脊柱の機能の障害の項にはこう書かれている。

認定基準(2級)

  • 体幹の機能に歩くことができない程度の障害を有するもの
    「体幹の機能に歩くことができない程度の障害を有するもの」とは、室内においては、杖、松葉杖、その他の補助用具を必要とせず、起立移動が可能であるが、野外ではこれらの補助用具の助けをかりる必要がある程度の障害をいう。 

まさに、このとおりではないか。
これを見た私は、さっそく国際親善総合病院の整形外科に予約を入れた。

私がマスク皮膚炎に悩む人生からおさらばできるのも間もなくのことだろう。
こう考えると、私が再就職したメリットは、腎疾患による年金の請求に係る初診日が、厚生年金加入中であったことだろうか。

最後に

頭を抱えるビジネスマン

上述のように、巷ではマスク皮膚炎に悩む人が増えているそうだ。

それにもかかわらず、私の体感では99%の人が屋外でもマスクを付けている。
それどころか、マスクをしてジョギングをする人、マスクを付けて自転車に乗る人、そんなことをする必要がどこにあるのだろうか。

顔に湿疹や吹き出物ができても構わないと言っているようなものだ。
特に、屋外で幼児にマスクを付けさせているのは虐待でしかない。
スキンケアしているから大丈夫なのか。

2021年9月29日付のプレジデントで、中川淳一郎氏は「他人の目を気にする『忖度マスク』がはびこる限り、日本のコロナ騒動は絶対に終わらない」と書いているが、日本人が屋外マスクを続ける限り、そして、皮膚炎になっても我慢をし続ける限り、マスクだけは永遠に・・・の世界になるだろう。

それを日本人の多くが望んでいるなら構わないが、私は金輪際お断りだ。

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