10月から職場復帰(復職)、障害厚生年金請求、そして・・・

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横浜駅

去る9月28日、私は障害厚生年金の請求と、10月からの職場復帰(復職)に際しての最終面談に臨んだ。

結果は、どちらもスムーズにいったので、傷病手当金の受給は8月と9月で幕を閉じることになった。
もっとも、9月分の傷病手当金は障害厚生年金が支給されれば併給調整されてしまうとあるので、果たしてどうなることだろうか。

障害厚生年金の請求

横浜西年金事務所

9月10日に横浜西年金事務所で、障害厚生年金請求関連の書類を受け取った私は、「受診状況等証明書(初診日等の証明)」と、「請求手続き以前3カ月以内の症状の診断書」の2点の診断書と、自分で記入した「病歴・就労状況等申立書」と「障害年金の初診日に関する調査票【腎臓・膀胱の病気用】」を提出するために、またもや年金事務所へ出向いた。

提出書類は、私のように事務仕事にある程度慣れている人でも、彼らが2度も年金事務所に来いというのもわかるような煩雑さだ。

私の場合は、文字通り「急速進行性糸球体腎炎」ということで、今年の春以降、急速に腎機能が悪化したので、記入箇所も少なくて済んだが、そうでなければ10年に及ぶ病歴を書かなければならない人もいるらしく、そういった人は大変だろうと思う。

とりあえず、私の場合は、スムーズに書類が受理されたので、早ければ年内に障害厚生年金が支給が開始されるということだ。

職場復帰(復職)の最終面談

あざみ野駅

この日は、10月からの職場復帰(復職)に際しての産業医面談の日だった。
8月24日の面談のときは、さらなる療養継続ということで、9月いっぱい休職になってしまったからだ。

果たして、今回はどうなるかということだったが、通院透析を変則的な日程にしてもらえたことで、無事にクリアすることができた。

有給休暇が残っていない私は、週3回の透析を考慮すると、10月以降は、日曜日しか自由時間がなくなるが、通算で2カ月近くも入院していたので、半年間は仕方ないと思うことにした。

何しろ、半年でお役御免になると、傷病手当金(継続給付)の受給要件も満たさなくなるし、雇用保険の基本手当(失業給付)も少なくなるので、石にかじりついても1年という基準を満たすのは重要なことだからだ。

奇跡を信じて

去る9月5日付で掲載した「千里の道も一歩から~私は諦めない」の最後のフレーズを覚えているだろうか。

もう一つの選択肢が「NPO法人 難病患者支援の会」だ。
私は、自分の人生を賭けて、最善の選択肢を取ろうと思っている。
まさに、今の心境は、My Heart Will Go On(私はあきらめない)なのだ。

私は、この難病患者支援の会に一縷の望みを賭け、8月下旬からNPOと連絡を取り合っていた。
そして、奇しくも、この日にスタッフから一本の電話が私の携帯にかかってきた。

電話を切った後で、私は、アパホテル札幌で見ていたターミネーター(Terminator)の主人公の一人、カイル・リース(Kyle Reese)がサラ・コナー(Sarah Connor)に伝えたメッセージを繰り返し思い出していた。

Future is not set. There is no fate but what we make for ourselves.
運命なんてものはない。未来は自分でつくるもの。

タカラクリニック

私は自分の人生を賭けてギアチェンジした。
10月になったら横浜市立大学附属市民総合医療センターの泌尿器・腎移植科で受けようと思っていたHLA検査(組織適合性検査 自費:かながわ健康財団の組織適合性検査費助成金あり)を五反田にあるタカラクリニックで受けた。

札幌から帰京、そして透析へ」ということで、北海道旅行から帰京したその日の夜間に透析を受けた私は、現役世代と思われる多くの患者がベッドでぐったりとしている様子に大きな衝撃を受けた。
私がいつもやっているように、パソコンやiPadを広げて何かをしている人は少数派に思えた。

NPOのスタッフは私に言ったことがある。
「透析を長くやっていると、みんな疲れてぐったりとして来るんですよ。肌が黒ずんでくるし、心臓などにも悪影響が出る。それに歩かなくなるから筋肉が落ちるし、車椅子生活になる高齢者もいます。お金がないなら仕方ないですが、そうでないなら考えた方がいいです。」

予想はしていたが、現役世代と思しき彼らの姿が自分の未来だと確信した。
ぐったりとしているのは高齢者だけではないこと、私は今後10数年の時間をドブに捨てるなら、人生を賭ける価値は十分にあると思った。

そして、HLA検査のとき、難病患者支援の会のスタッフが懇意にしているタカラクリニックのドクターは私に向かって言った。
「迷うことはないんです。みんな海外で腎移植をやって良かったと喜んでますよ。」

私は彼の言葉が終わる前に、決意を固めていた。
そう・・・奇跡を信じて・・・

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