川合式デイトレード~今は居合抜きも新興市場も利確幅は1%で

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パソコンを操作する女性

昨日(2021年2月10日)は「日利1.5%トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」の門下生を対象に月2回行われるリアルトレード実況中継の日だった。

目下の日本市場は、2021年2月9日付のロイターに「日経平均とTOPIX、連日のバブル後高値更新」と報じられたように、日経平均株価は30,000円、TOPIXは2,000ポイントと、それぞれの節目が視野に入ってきた。

こうなると、大台を前に売りが出るのではと疑心暗鬼な感情も芽生え、そういった思惑が微妙に値動きに反映した1日でもあった。

居合抜き1分トレード~神戸物産、太陽誘電

2021年2月10日 デイトレード結果

「居合抜き1分トレード」というのは、2020年7月27日付で掲載した「コロナリストラに備えて川合式デイトレードを学ぼう」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証1部銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%(1月5日のトレードから「川合式居合抜き1分トレードの損切幅をマイナス1%に縮小してみたら」を試行)で損切というルールを持って行うデイトレードである。

2021年2月10日 神戸物産(3038)のチャート

私が10日に選んだ銘柄は、川合さんが「売りで行けそうですね」と仄めかした神戸物産(コード:3038)と、2月に入ってから調整基調で、さらに、2月8日の決算発表が織り込み済みとなって(2021年2月9日 株探ニュース-太陽誘電—大幅反落、決算サプライズ相対的に乏しく出尽くし感に)、下落を続けている太陽誘電(コード:6976)の空売りを行った。

神戸物産(コード:3038)に関しては、1%利確(2,950円)を目標にしていたが、逆指値付通常注文(ダブル指値)の設定ミスで、何とわずか1,000円の利益で決済されてしまったのは、惜しいことをしたと思う。
チャートを見る限り、余裕で1%の利確は達成されていたからだ。

2021年2月10日 太陽誘電(6976)のチャート

一方の太陽誘電(コード:6976)、9時5分を過ぎ、川合さんの実況中継が新興市場に移り始めたのに、まだ寄り付かないため、注文取り消しも考えたが、売り板が厚いまま推移していたので、そのままゴーサイン、こちらは危なげなく1%(5,440円)の利確を達成することができた。
神戸物産が1%の利確であれば、この日は新興市場のトレードをする必要がないレベルだった。

蛇足ながら、実況中継で川合さんが触れていたTBS HD(コード:9401)、マスメディアの銘柄が居合抜きトレード候補になることは珍しいと思ったが、川合さんが言及することはもっと珍しかった。
何があったのかな~と思うが、何と2月12日(翌日)のトレード候補銘柄にもなっている。
ちなみに、去る4日に、「TBS HDが2021年3月期業績予想を上方修正」したのは半沢直樹効果なのか?

新興市場株のトレード

2021年2月10日 東証マザーズ指数のチャート

10日の東証マザーズ指数は、終始上げ基調だったので、本来であれば急騰傍受ツール(買い推奨)を中心に見ればいいはずだった。
しかし、日足チャートに目を転じれば、レンジ相場でどっち付かずの感じ、川合さんも「スクール生のブログで、ノートレードが多いのも頷けますね」というコメントを発していたレベルなので、この日も積極的に行こうという感じはなかった。

新興市場銘柄トレード適格基準 前日出来高比 前日5MA差異 日足形状
急騰傍受ツール(買い推奨) 10倍以上 概ね6%以内 上昇基調であること
マザーズ1%ツール(空売り推奨) 概ね7倍以内 10%以上 特に問わない

急騰傍受ツール(買い推奨)~かっこ

2021年2月10日 急騰傍受ツール(買い推奨)

10日に、川合さんが言及していたのがイノベーション(コード:3970)、シグナルは凡庸な感じもあったので、彼が言及していなければ、あるいは、シグナル点灯で、好決算が出たニュースと、時間足チャートを見に行かなければ、トレードをする気にはならない銘柄だ。(2021年2月9日 株探ニュース-イノベーション、今期経常を44%上方修正・最高益予想を上乗せ

2021年2月10日 イノベーション(3970)のチャート

強いてあげれば、シグナルが出るたびに株価が素直に上昇していた点で、2回目か3回目にシグナルが点灯したときに、トレードを敢行しようと思えたかもしれない。

  • 9時31分 株価 3,850円 前日出来高比 7.39倍 前日5MA差異 2.1%
  • 9時36分 株価 3,875円 前日出来高比 7.11倍 前日5MA差異 2.8%
  • 9時41分 株価 3,960円 前日出来高比 7.04倍 前日5MA差異 5.0%
  • 9時46分 株価 4,015円 前日出来高比 7.29倍 前日5MA差異 6.5%
  • 9時52分 株価 4,120円 前日出来高比 7.63倍 前日5MA差異 9.3%

ちなみに、この銘柄はマザーズ1%ツール(空売り推奨)でもシグナルが出た。

  • 9時40分 シグナル2, 3, 4 株価 3,960円 前日出来高比 6.68倍 前日5MA差異 4.0%
  • 9時41分 シグナル2, 3, 4 株価 3,990円 前日出来高比 7.4倍 前日5MA差異 5.0%
  • 9時51分 シグナル2, 3 株価 4,195円 前日出来高比 7.63倍 前日5MA差異 9.3%

果たして、9時半台の上昇基調に乗って買いトレード、あるいは、9時50分過ぎの下落基調に乗って空売りができたか。
川合さんの実況を聞いていても、追従トレードできなかった私が、一人ではそのような器用なことはできていないだろうなと思う。

2021年2月10日 かっこ(4166)のチャート

イノベーション(コード:3970)の代わりに私がトレードしたのが、2020年12月17日に上場したばかりのかっこ(コード:4166)、10日はほぼ寄り天のチャートが災いして、買値から1%上がったところで失速、0.5%利確で手仕舞いをすることになった。

このところの急騰シグナル銘柄は3~5%を狙いどころか、1%で利確しないと失速が続くので、東証マザーズ指数の日足チャートがレンジを抜けるまでは休止を決め込むのも悪くないような気がしている。
ちなみに、2月10日の引け後の決算発表は「かっこ、今期経常は30%増で5期連続最高益更新へ」とあるので、12日は、日足チャートの底打ちから爆上げが期待できるだろうか。

マザーズ1%ツール(空売り推奨)~JMDC

2021年2月10日 マザーズ1%ツール(空売り推奨)

10日に、川合さんが、年初来高値を更新中のJIG-SAW(コード:3914)と、上述したイノベーション(コード:3970)のことを熱く語っていたとき、私はJMDC(コード:4483)が良い感じのシグナル(この場合は空売りするのに)が点灯しているのを発見した。

念のために、日足をチェックすると、それほど形状が良くないので、下がる気配は十分だ。

2021年2月10日 JMDC(4483)のチャート

一度目はうまくいった。
5,700円で指値をして、約定したものが、スルスルと下がり、おお~と思ったら、いつの間にか反転して0.5%(5,670円)利確の逆指値にかかって、決済されてしまった。

これでやめれば良かったのだが、二匹目のドジョウを狙ったのが、今度は損失を被った。
一度目のときに、文字通り1%を狙えば、何の問題もなかったのだが、欲をかいたのが失敗だった。
今は、買いも売りも1%で我慢しろという時なのかもしれない。

ザラ場のデイトレード~レノバ

2021年2月10日 レノバ(9519)のチャート

レノバ(コード:9519)は、1月30日に掲載した「川合式の居合抜き1分トレードをやり直してみたら」のときも同じようなザラ場のデイトレードをやって成功したので、今回もやってみた。
この銘柄は「居合抜き1分トレード」でやると、ボラティリティが高過ぎて、時として逆行して大損しかねないので、前場、後場と決めて、ザラ場でやる方が素直な動きになることが多い。

10日も9時半過ぎからは見事な右肩下がりで、何の問題もなく利確できた。
川合式の「居合抜き1分トレード」の損切ルールが何の意味もないことが多いので、これだけは私はザラ場のデイトレード銘柄にしたい。
日足が明確な右肩上がり、右肩下がりの場合は翌日に持ち越してもいいだろう。

最後に

久しぶりに、川合さんのリアルトレード実況中継の日のトレードのことを書いたので、ほかの方々はどのように書いたのか訪問してみると、本業などが多忙になってブログを休止された方もチラホラといるようだ。

さすがに、趣味のブログを毎日続けるというのは大変だというのは私もわかるからね~
なお、川合式デイトレード(トリプルメソッド)に興味を持たれた方は、是非とも無料メールマガジンに登録して情報収集されるといいと思う。

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