12月11日の川合式デイトレード～どん底からの大逆転

2020年12月11日のデイトレードは、居合抜き1分トレードが2銘柄とも2%損切の大惨敗のスタート、ここから驚異的な巻き返しでトータルプラスに転じたのは非常に嬉しい。

やはり、10月27日のコラムでも書いたように、「自分と相性の良い銘柄で勝負せよ」というのが重要だということか。

大惨敗だった居合抜き1分トレード

「居合抜き1分トレード」というのは、7月27日付で掲載した「コロナリストラに備えて川合式デイトレードを学ぼう」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証1部銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。

このトレードを行うにあたって、私は、川合さんの開発した「居合抜きツール」で、銘柄選定を行ってから発注するので、10月1日付のコラム「勝率7割超、ようやく芽が出た川合式・居合抜き1分トレードの成果」にあるように、最近では相当に勝率が良いトレードになっていて、選択した銘柄がすべて負けというのは滅多にないことだった。

ショート（売って）はいけなかったMonotaRO（コード：3064）

私は、自分でMonotaRO（銘柄コード：3064）は、買いで勝負するときの鉄板銘柄の一つだと書いている。（2020年7月31日－iPhone使って外出先で川合式デイトレード）

要は、買いに困ったときはMonotaRO、男は黙ってMonotaROっていう案配の銘柄だ。
逆に言うならば、買いで行けそうもない感じの気配値であるときは見送り・・・かなと思っているので、それをあえて逆らったことが敗因の一つだ。

それと、川合さんの推奨ルールなら0.5%利確だったのだが、私は1%利確に10円及ばす、逆行高で損切になってしまった。
1単元（100株）が500,000円を超える銘柄だったので、利確は0.5%にすべきだったと、これは反省点の一つだ。

全く良いところなく損切になった川崎重工業（コード：7012）

川合さんの「居合抜きツール」では物凄く魅力的な買い銘柄に見えた川崎重工業（コード：7012）、あえて言うならば、10日まで日足3連騰で利確売りが出やすい状況にあったことだろうか。

いずれにせよ、朝方は急落して、あっさりと損切に遭い、マイナスを計上したのは事実だった。
結果的に、大引けまで持っていればプラスだったのだが、それは川合式デイトレードのルールに沿ったやり方ではなく、MonotaRO（コード：3064）と合わせて、大惨敗のスタートを切ることになった。

新興市場株のトレード

一方、新興市場株のトレードはほぼ完勝に近い形で、「居合抜き1分トレード」の損失をカバーした。
基本的に、東証マザーズ指数が上げ基調だったことを受け、急騰傍受ツール（買い推奨）を中心にトレードを組み立てた。

しかしながら、11日は売り買い双方のツールでシグナルが乱発されたことで、収拾がつかなくなりかけたが、私は直近で勝ったことのある、いわゆる相性の良い銘柄で勝負することにした。
結果的に、この日のトレードにおいては、それが大正解となったのだ。

ストップ高まで上昇した女神銘柄～ケアネット（コード：2150）

11日は、9時台の急騰傍受ツール（買い推奨）のシグナルが、それこそ数十秒ごとに出て、何を買っていいのか収拾がつかない状況にあった。

しかしながら、私はその中からケアネット（コード：2150）を選んでいた。
この銘柄が、今年のコロナ禍の中で飛ぶ鳥を落とすような勢いのある医療関連だったこともあるが、何より、有料会員契約を更新した日（11月18日）のトレードにおいても、幸運の女神だったからだ。

前場で買いを入れていれば、どこであっても負けることはないというチャート形状だ。

むしろ、私は「居合抜き1分トレード」で負けた余波で、初回のトレードのダブル指値で、3%の利確水準（5,100円）で指値をしておきながら、株価の上昇で逆指値を浅くした（マイナス2%→プラス1%）チキントレードをしたことを後悔したくらいだ。

後場に見せた粘り腰～ミンカブ・ジ・インフォノイド（コード：4436）

私がミンカブ・ジ・インフォノイド（コード：4436）に関して、急騰シグナル（買い推奨）が出たのを見たとき、これは、ほぼ理想形に近いのではないかと思った。
前日出来高比が14.14倍、前日5MA差異が3.7%、日足形状が今一つなのが気になったが、人気銘柄ということでいけると考えたのだ。

しかしながら、前場で思ったほど伸びないので、最終的には同値撤退もありかなと思っていたところ、後場になって上昇したので、0.5%であったが、利確して決済することができた。
前場では損失やむなしの雰囲気がありありだったのが、後場で利確できたことは大きい。

盤石の空売り銘柄～ヒーハイスト（コード：6433）

私がマザーズ1%ツール（空売り推奨）で、ヒーハイスト（コード：6433）を見たとき、思わず「きた～」と叫びたくなった。
日足を見ると、12月になって急に脚光を浴びた銘柄のようだが、昨日（10日）も買われたら売られ、買われたら売られといった感じで、まさにマザーズ1%（空売り）の申し子のように見えたからだ。

そこで、11日は420円台の空売りに対して、4%利確水準の405円で指値をして臨んだ。
結果は、ほぼ右肩下がりで、利確水準に達し、結果的には405円は、11時前後では最安値となった。
やはり、最初に「居合抜き1分トレード」で大負けしたので、気分が委縮して500株しか行けなかったのだが、この利確で11日の損失の挽回が可能になったといっても過言ではなかった。