かなりの激戦となった2020年の米国大統領選挙は、現地時間の土曜日(11月7日)になって、民主党のバイデン候補が当選を確実にしたと報じられている。(FOX News on November 7 – Biden preaches unity, promises to address coronavirus crisis in first speech as president-elect)
今後の米国市場は、先週の流れを引き継いで、このまま上げ続けるのかということが焦点になるが、私のコラムに関して言えば、2020年10月4日付で掲載した「米国株投資はQQQとVIGの組み合わせが鉄壁か」が人気のコンテンツになっているようだ。
もっとも、現時点ではこれが米国株投資の初級者にとっては、最善の選択肢ではないかと私も思う。
ところが、10月末のZoomウェビナーで、川合式デイトレードの体験談をやったときに、参加者の方から「エクセルによる銘柄スクリーニングは米国株にも応用できるか?」という質問をいただいた。
私も一時、できるかなと思ったことはあったが、今まで実践したことはなかった。
もちろん、米国株のデイトレードをやるなら、ファーストレード証券(Firstrade)など米国の証券会社に口座を持っていないと、手数料が嵩むのでお勧めできないが、GAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon and Microsoft)に次ぐ成長株の発掘には役立つのではないかと考えた。
つまり、川合式の「居合抜き1分トレード」の候補銘柄をエクセルでスクリーニングするプロセスは、前日の株価上昇率(下降率)と出来高がキーファクターなので、ある一定期間内の頻出銘柄であればあるほど、旬な銘柄であるとも言えるからだ。
そこで、私は米国のヤフーファイナンス(Yahoo Finance)から最も値動きがあった銘柄(Most Active Stocks Today)を見ることにした。
該当ページにアクセスしてみると、フィルタ設定(Applied Filters for Stocks screener)が、初期設定で、中大型株(Mid Cap, Large Cap, Mega Cap)で出来高(Volume)が500万株以上になっていることがわかる。
おそらく、川合式(東証1部銘柄)では100万株以上に設定してある銘柄選別機能(スクリーニング)を、米国株では500万株にすればいいのではないかと思う。
さらに、銘柄選別機能(スクリーニング)を高めるために、初期画面のEdit(編集)からAdd another filter(フィルタの追加)をすれば、Choose filters to screen Stocksのダイアログボックスが表示される。
ここで、試しにPrice (End of Day)(終値)と、Avg Vol (3 month)(3か月間の平均出来高)にチェックを入れ、Close(閉じる)をやれば、これらの検索条件(フィルタ)が追加される。
試しに、2020年11月6日の終値が1株50ドル(約5,250円)以上、3か月間の平均出来高を500万株として、Find Stocks(銘柄検索)すると、初期設定で206銘柄出てきたものが、42銘柄に絞られた。
ちなみに、Save As(名前を付けて保存)をすると、検索条件が保存される。
何となく良い感じになったのではなかろうか。
私が見たところ、おお~見たことのある株が・・・という感じだった。
ここで、半月か1か月くらいウオッチしてみて、頻出銘柄の52 Week Range(1年間の値動き)を見て、何となく良さそうと思うものを真剣にチェックすればいいかと思うが、いかがだろうか。
私が思うに、米国会社四季報をお読みになるのは、それからでも十分かと思う。
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