2020年7月28日から8月4日まで川合一啓さんが主催する「株式トレードの完全リアルタイム実況中継(録画あり)」(8月6日、7日は有料会員募集)が行われ、それに沿って私も投資日記を更新してきた。
これらをご覧になった方からは、いくつか感想やコメントをいただき、誠にありがとうございます。
居合抜き1分トレード
さて、今回の総括として、8月7日に、すべてを自力で(当たり前だが・・笑)トレードした結果と、反省点を書いてみたいと思う。
まずは、9時の寄り付きで勝負する「居合抜き1分トレード」からだ。
これは川合さんのコラムでは、7月9日付の「コロナ禍で増えた空き時間で月10万円稼ぐ方法」で紹介されている方法だが、「居合抜きツール」と呼ばれる銘柄診断の提供は、第1期生と第2期生にしか行われていないようだ。(ツールを使えない方は、7月27日付の「コロナリストラに備えて川合式デイトレードを学ぼう」を参照のこと)
2020年4月6日以降、新興市場銘柄を対象とした「急騰銘柄傍受ツール(買い)」の稼働によって、東証1部銘柄の0.5%(川合さんの推奨)の利鞘を取りにいくという手法が、魅力が薄れたのが原因の一つかもしれないが、私としては一番手堅い手法なので、是非ともツールを存続させて欲しいと思う。
8月7日の日経平均先物の夜間取引終値は22,410円と50円安、8月6日のダウ平均株価は27,386.98ドルと185.46ドル高で終了した。
こういったたときの日経平均株価はどちらに動くかわからないときがあるが、8時半を過ぎれば、日経225連動型上場投資信託(銘柄コード:1321)の気配値などで、ある程度の予測はできる。
このときの「居合抜きツール」も、48銘柄の候補の中で、売り買い交錯していたが、明らかに下げそうだったのが、常設銘柄の「SUMCO(銘柄コード:3436)」、8月6日に発表された決算が悪かったため、そのまま空売りで行けると踏んでトライした。
7日の「SUMCO(3436)」は、寄り付きが9時9分と、かなり遅く、「9時2分30秒で寄り付かないときは、窓開けで寄り付き後の反転リスク回避のため注文取消し」という川合ルールに背く形になったが、ここ1週間ばかりは、6日の有料会員向けリアルトレードで、川合さんが売り推奨された「ライオン(銘柄コード:4912)」もそうだったように、寄り底で反転せず、素直に下げ続けることも多くなってきたので、そのまま取り消さずに放置、あっという間に1.5%の利鞘を稼ぐことができた。
今後も東証1部銘柄に関しては、コロナ禍による決算悪化のニュースは、今まで株価が上げてきた反動で、素直に空売りで対応できるのではないかと感じている。
急騰銘柄傍受システム
私は、この日に注目した新興市場株の値動きが、川合さんの言う「急騰銘柄は3%から5%の利確を狙ってのデイトレード」の優位性を如実に物語ったと思う。
もちろん、上昇気流に乗った株が一直線に上がり続けることはあるが、これからはwithコロナの時代、日本株は多忙なサラリーマンの心をくすぐる「ほったらかし投資」の対象にはなり得ない気がしている。
7日の「急騰銘柄傍受システム(買い)」でアラート(シグナルは1~4の4段階で、4が最強)が出た銘柄はいくつかあるが、私が注目したのは、5月20日に付けた年初来高値(2,097円)を、8月4日以降に更新し続けている「イグニス(銘柄コード:3689)」(9時9分にシグナル1)と、年初来高値をずっと更新している「ケイブ(銘柄コード:3760)」(9時12分にシグナル2)だった。
いずれもシグナルは1と2で弱かったものの、投資銘柄の候補を見出してくれる指標にはなる。
日足チャートを見て、数%ならいけるのではないかと思って、買った結果はご覧のとおりだ。
もっとも、「イグニス(3689)」に関しては、当初のストップロスオーダー(買値の-3%)を株価の再上昇に合わせて、縮めたところ、引っかかってしまうという凡ミスがあったために損失で終わったのだが、それがなくとも、7日は10時1分に付けた2,275円を高値として、その後は急落、終値は辛うじてプラスで終わったが、果たして11日はどうなるか。
まあ、それでも、ストップロスオーダーが当初のままであれば、最大3%(おそらく2%)は取れていたので、惜しいことをしたと思う。
「ケイブ(3760)」に関しては、買った当初は、すべてが思惑どおりに上昇した。
あまりに上昇が早過ぎて、どこまでいくんだと思いながら、いきなり反転急落したら困るので、最低でも1%は取れるところでストップオーダーを入れておいた。
最初はかなり利鞘が稼げると思っていたら、9時28分に付けた2,664円を高値として、一気に300円も急落した。
急上昇に気を良くして、何もしないで放置していたら、火傷を負うところだった。
やはり、こういう値動きを見ると、新興市場が余程の好環境でなければ、W指値で、上が買値プラス2-3%、下は買値マイナス3%でやってもいいかなと思う。
マザーズ1%スキャル
川合式デイトレードの要諦の一つ、「マザーズ1%スキャル」はその名のとおり、東証マザーズ市場を始めとする新興市場に上場されている銘柄をトレードするのだが、買いではなく売りで勝負するのが肝だ。
7月31日の「iPhone使って外出先で川合式デイトレード」で書いたように、川合さんの推奨は、シグナル4(1~4の4段階で、4が最強)が点灯後の、二度に分けての売り浴びせで、最初の打診売りから、すぐに下落せずに、さらに1%程度上がったら、ナンピン売りをするというものなので、今回はそれを試してみることにした。
トライしたのは「Aiming(銘柄コード:3911)」、9時55分のシグナル1でのトライ(空売り)はリスキーかとも思ったが、下げ基調の銘柄と見ていたので、とりあえず、買値のプラス2%(851円)でストップロスオーダーをかけておいたら、午前中の高値の849円から一気にすっと落ちたところで、ナンピン売りを仕掛けて成功、ちょっと違うかもしれないが、これが川合さんが儲ける秘訣なのかと感じた。
おまけ-6日のリアルトレードからの持ち越し銘柄
8月6日は月に2回の有料会員向けのリアルトレードの日だった。
そこでは、川合さんがいろいろなコメントを発しながら、どのような視点でトレードしたらいいのか解説してくれるのだが、そこに参加している人もコメントをやり取りすることができるようになっている。
そこで、一人の参加者が、6日に急騰シグナルが頻発した「ホープ(銘柄コード:6195)」について言及していたのを見て、8月11日の決算発表まで持ってみようかと思った。
ところが、7月下旬から好決算を織り込んで株価が上昇してきたので、3連休前に利益確定売りが出たようで、7日の寄り付き後の上昇は一瞬で終わり、私は収支トントンで清算した。
やはり、おっとり刀で尻馬に乗ってもダメなんだなと思った。
もっとも、7日は安値の4,100円(10時32分)から再上昇したので、11日の値動きに期待できるかな~
急騰銘柄でシグナルが出たら注目してみよう。
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