2020年5月25日、私は、社会復帰への第一歩として、電車とバスで通院してみた。
首尾よくミッションをクリアした私は、同日夜の新型コロナウイルス感染症緊急事態解除宣言を受け、本格的に経済活動が再開する6月1日前の間隙を狙って、杖歩行で近場へ繰り出すことを決意した。
決行は、好天に恵まれた5月29日、もちろん、自分としては、貴重な外出の時間を、単なる散歩だけで終わらせるわけにはいかない。
そこで、私は思い切って、イメージチェンジした自分を、表舞台でも通用するような写真に撮ってもらうことにした。
カメラのキタムラへ
私の自宅の近場にあるフォトショップは、カメラのキタムラだけではない。
しかし、ここに行くのは「Apple正規サービスプロバイダ」の一つであることと、ほかにもお世話になることがあるからだ。
そして、現時点では重要な「証明写真焼き増しサービスの宅配受取」が利用できるのも大きい。
ただ、私が頻繁に行っていた横浜モアーズ店は、緊急事態宣言の翌日(4月8日)から当面の間休業するとの告知があって、5月26日の段階では再開の目途が立っていなかった。(6月1日から11:00-20:00の短縮営業で再開)
そこで、私は横浜市瀬谷区にも支店があることを発見したので、そこへ向かうことにした。
幸いにも、5月26日の段階で営業もしていたし、相鉄線の瀬谷駅からも近そうだったので、ちょうど良かった。
今の私には、電車やバスを降りてから、あまり歩くことなく、容易にアクセスできるところが絶対の条件だった。
本格社会復帰とパスポート申請に向けて写真を撮影
負傷事故前に買ったすべての服がぶかぶかなことに苦笑
サラリーマンだったときでさえ、ジャケットにネクタイという恰好を滅多にしなかった私だが、証明写真(ID picture)だけは、まともな格好で撮ってもらおうと思った。
ただ、私は入院前に比べると、劇痩せしたために、父の三十回忌のときに、ワイシャツとジャケットを着て、スラックスのズボンを履いたら、すべてのサイズがぶかぶかで、買い直しが必要だと感じた。
あと数か月後、もっと、まともに歩けるようになる時まで、今の体型を維持し続けることができたなら、そうしていこうと思っている。
もっとも、私の目標はそこにあり、パスポートの申請に必要な写真は、公式には「申請日前6カ月以内に撮影されたもの」と書かれているので、そこまでに旅立ちの目途が立つよう、リハビリを頑張るという決意の表れなのだ。
ちなみに、この日は5月とは思えないほど暑かったので、上着とワイシャツ、ネクタイをデイパックに詰めて、ポロシャツに短パンで行ったのだ。
下半身は撮らないので、ズボンや革靴を履いて行く必要はない。
もしかすると、これから夏にかけてオンライン面接を受ける人の中にはそうする人もいるかもね。(笑)
完全なる社会復帰への第一歩を歩めるか?
さて、まともな格好をして写真を撮ったことだし、横浜市消費生活審議会市民委員(PDFアーカイブ)にでも応募してみるか。(応募に写真は不要のようだが・・・)
選考に合格すれば、今年の10月から任期2年で務めることになるので、完全なる社会復帰にはちょうどいいかもしれない。
ブログ掲載からちょうど3年、未だにアクセスのある「不労所得の甘い誘惑、D9 ClubなどのHYIP(ハイプ)に仕込まれた黒い罠」、そして続編となっている「SENER投資詐欺団を逮捕、D9に関しては被害金も一部回収」を書いたときの経験を生かすのも悪くない。
それと、これは不正ではないが、「三密となった緊急事態宣言下のみずほ銀行で商品勧誘方針を憂う」でも触れた、金融機関の商品勧誘の在り方も問題があるだろう。
就活するか?
こちらは、現時点の私の身体的状況ではチト厳しいかな。
ドクターストップもかかるだろうし。
とりあえず、国民年金のことを調べていて発見したのが、日本年金機構 特定業務契約職員、コロナ禍のご時世なのに随分と求人があるなという印象を受けた。
あるいは、フトしたきっかけで登録した転職サイトをまじめに検討(就活)するか。
でも、私に相応しい求人て、マイナビミドルシニアぐらいしかないかもな。
そのマイナビミドルシニアの求人は、施設の警備員が異常に多いのだが、コロナ禍の元でも毎日のように求人メールが来ていた。
それほど人が出入りが激しいのか、コロナ禍で退職者が続出したのか、それともブラック過ぎるのか。
高額療養費支給申請書を郵送
実のところ、この日のメインの用事は郵便局だった。
この日は、例月の傷病手当金(資格喪失後の継続給付)の申請でなく、高額養費費の申請書を郵送した。
このことは、後日コラムにするつもりだが、私の場合は、
- 2020年1月-転院で二つの病院にかかり、それぞれに、限度額適用認定証を使って自己負担限度額(上限)を払ったので、それを清算して還付してもらうため。
- 2020年3月-2019年12月から4か月連続で高額療養費の支給を受けた(限度額適用認定証を使用し、自己負担限度額を負担した場合も含む)ので、多数回該当となり、差額を還付してもらうため。
これは、1月に転院してなければ、3月分の請求を、病院側で多数回該当として会計処理できたと思うが、そうでないため、自分で高額療養費を請求しないといけない。 - 2020年4月-2020年1月と同様になるが、横浜市の国民健康保険に切り替えたため、高額療養費の多数回該当のカウントはリセットされる。(国民健康保険法施行令第29条の3の規定による 参考:協会けんぽ-高額療養費のよくある質問)
手続きは、7~8月に、横浜市から通知が来るので、それに返信すればいい。
もちろん、用事が郵便局だけだったら、もっと自宅に近いところへ行くのだが、ここは、カメラのキタムラ 瀬谷店の近くなのだ。
近いと言っても、健常者にとっては難なく来れても、今の私には結構きつかった。
それでも、相鉄線の瀬谷駅からここまで歩いて来れたことは、私にとって大きな自信になった。
今は、途中で休憩を挟みながらの移動なのだが、いずれはスムーズに行けるだろう。
健康保険給付のトピックス
- 療養費(治療用装具)-医療費の全額を負担したとき
- 限度額適用認定証-医療費が高額になりそうなとき
- 傷病手当金-病気やケガで会社を休んだとき
ようやく貰えたアベノマスクに特別定額給付金、そして継続給付の傷病手当金 - 移送費
- 4月からサラリーマンでなくなった!どうする健康保険、年金
- 高額療養費-高額な医療費を支払ったとき
- 保険があって良かった~2020年の医療費自己負担100万円なり
- 負傷事故から1年~身体障害者手帳を取得しました
バスで相鉄線の三ツ境駅へ
すべての用事が終わって、相鉄線の瀬谷駅に戻ろうとしたときに、途中にあったバス停が上の写真だ。
相鉄バスの旭29系統、相鉄線の三ツ境駅行き、何と2時間に1本しかないようだが、私が「アパート入口」という陳腐な名前のバス停にいたときは、ちょうど11時28分に出発するバスがあった。
これを書いている6月は、各公共交通機関のダイヤも平時に戻したと思われるが、5月下旬の段階では、平日でさえ土曜ダイヤでバスを運行していたりした。
私がここにいた5月29日(金)は、平常ダイヤだったが、もし、土曜ダイヤなら、いくらバスを待っても来なかったのだ。
「和食味処 かかし」で昼食
相鉄ライフ三ツ境店は、私が家族と父の墓参に行った帰りに寄ることがある。
その4階にあるレストラン街は、普段の平日だと、昼時は女性のグループ客で並んでいることもあったのだが、緊急事態宣言が解除された直後は、まだ客足も戻っていないようだった。
私が入ったのは、4階の一角にある「和食味処 かかし」、普段ならこれほど悠長に、店員に写真を撮ってもらうような余裕がないのだが、この日は店内も数組しかお客さんがいなかった。
これを見て、私は、主婦層の巣ごもり生活が続いていることをひしひしと感じた。
最後に
この日の夕食は、相鉄ライフの1階にあった「勝烈庵」で買ってきたロースかつをメインディッシュとして食した。
5月25日に、全国で緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだこういった食事をしている人は多いだろう。
私の場合、4月6日の退院以来、通院とリハビリ以外で外出したのは、この日が初めてのことだった。
これからどの程度、外出の頻度をあげられるかわからないが、いずれは、ズボンを買い直さないといけないので、横浜へ行く機会もあるだろう。
でも、土日のショッピングは「三密」になりそうだから引きこもりだな。(笑)
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