私は、2019年12月13日に聖マリアンナ医科大学本院のICUから一般病棟に移った。
担当医師によると、私はコルセットの装着が、3か月(要は、2020年3月下旬まで)は必要という診断で、ベッドにいるとき以外は、それを装着するよう言われた。
そのコルセットは、私が一般病棟に移ってすぐに採寸されたオーダーメードのもので、18日の午後に納品される予定になっていた。
一方で、私のリハビリは、手術後わずか1週間後の16日から始まった。
従って、16日から3日間は、コルセットなしでの軽いリハビリをやることになったのだが、少し動いただけでもクタクタになるくらいだった。
これでは、高齢者が1週間程度ベッドから動けなければ、寝たきりになるのがわかる。
そして、コルセットが出来上がってきた翌日の19日から本格的にリハビリが始まることになった。
本とiPhoneがお友達の入院生活
1週間程度の入院をしたことがある人ならわかると思うが、とにかく入院中は食事と療養以外にはやることがない。
私の場合、12月13日から24日までは、車椅子での病棟内移動も看護師の介助付だったので、なおのこと日中の暇つぶしは至上課題だった。
そういった意味では、私のいた7階北病棟には、貸し本コーナーがあり、そこから自由に本を持って行って読めるのはありがたかった。
それに、お見舞いに来てくれた家族や、友人たちが差し入れで雑誌を買ってきてくれたので、どれだけ助かったかわからない。
また、聖マリアンナ医科大学本院は、院内Wi-Fi(但し、電波はそれほど強くないのでポケットWi-Fiのレンタルがお勧め)があったことと、スマートフォンやタブレットのような電子機器を持ち込めたので非常に助かった。
本業のつもりで川合式デイトレードに注力を決意
私は、今回の入院が長引きそうだと思ったことから、病床にいても稼げる(かどうかはわからないが)術を実行に移すことにした。
それは、私が2019年の秋口から本格化させた川合式デイトレードにほかならなかった。
幸い、入院中は三食とも自分で用意する必要はないし、検査やリハビリがトレードとダブってしまいそうなときは、できるだけ時間をずらしてもらうよう交渉することにした。
私は有料会員なので、川合一啓トレーダーの開発したツールを使ってトレードする。
このツールは「居合抜きツール」と言われる、朝一の寄り付きで勝負する銘柄を診断するものと、「マザーズ1%ツール」と呼ばれる、午前中に東証マザーズ銘柄を空売りするタイミングを計るためのものがある。(2020年4月6日から、急騰銘柄傍受ツールが追加された。)
私は、すべてのことに優先して(大袈裟だが、そのくらいの気持ちで)、本業のつもりで、このトレードをやることを決意した。
何と言っても、今回の負傷入院で、私は、これらの投資手法を完全に自分のものとしなければならない状況になりそうだからだ。
コルセットを付けてみた
12月18日の午後、病院の出入り業者である株式会社エヌ・オー・ティーのスタッフがコルセットと請求書(領収書)を持って、私の病室にやってきた。
コルセットを実際に付けてもらうと、非常に身体が苦しくなる。
私がデブだったこともあるが、「これはそういうものなのよ。明日からはこれを付けてリハビリするのよ。頑張ってね。」と担当看護師は言う。
ちなみに、7階北の整形外科病棟は、男性の看護師も多く、彼らは、私のような重量級の患者が車椅子に移乗するときに手伝ったりすることも多い。
確かに、全く身体が動かせない患者が相手だと、オトコがいないとキツイだろうと私でも思う。
療養費-治療用装具の支給申請も忘れずに
コルセットを持ってきたスタッフは、手慣れた感じで、私に「代金(32,701円)の7割は、協会けんぽへ請求すれば還付されるから」と言いながら、「装具をご利用になられる患者様へ」というものをくれた。
それには、健康保険の療養費の請求の仕方が書いてあり、ドクターには診断書の作成も依頼済と説明してくれた。
参考までに、保険医療機関及び保険医療養担当規則によれば、第6条(証明書等の交付)に以下のような規定がある。(法=健康保険法)
第六条 保険医療機関は、患者から保険給付を受けるために必要な保険医療機関又は保険医の証明書、意見書等の交付を求められたときは、無償で交付しなければならない。
ただし、法第八十七条第一項の規定による療養費(柔道整復を除く施術に係るものに限る。)、法第九十九条第一項の規定による傷病手当金、法第百一条の規定による出産育児一時金、法第百二条第一項の規定による出産手当金又は法第百十四条の規定による家族出産育児一時金に係る証明書又は意見書については、この限りでない。
なお、協会けんぽ東京支部に確認したところ、有料になるもの、例えば、傷病手当金の意見書交付料(1,000円)は、保険が効く(3割負担)ので、その分だけリーズナブルな価格(300円)で作成してもらえるとのことである。
そう、それでは療養費の申請書はどうしたかと言うと、昨年の年末はコロナ禍などなかったから、職場の上司(実は同期なのだが)がお見舞いに来たときに、持参してもらったのだ。
ほかにもいろいろ頼みたいこともあったしね。(笑)
とりあえず、私のアドバイスは、万が一入院するハメになったときは、スマートフォン(スマホ)を使って、自分が加入している健康保険のウェブサイトは必ず見ることだ。
それと、生命保険や損害保険を掛けている人は、その会社のコールセンターに電話しよう。
それができない人は?
そう、これが今の日本で最も大きな問題だと思うが、それを書き始めると長くなるので、またの機会にしようと思う。
全国健康保険協会(協会けんぽ)
健康保険被保険者証(健康保険証)に記載されている管轄の協会けんぽ支部へ郵送する。
なお、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発せられている期間中は、協会けんぽ支部の窓口受付及び、各都道府県の年金事務所の窓口での申請書の受領は休止していることがある。
横浜市国民健康保険
各区役所の保険年金課保険係へ郵送するか、窓口へ直接持参する。
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