9月2日のコラムで、私は「早期リタイア後の生活を考える(1)」として、海外でのロングステイ(越境)のことに触れた。
これを書いた後で、友人のジョニーさんこと増成さんが、「東南アジア不動産 現状参考価格」としてコンドミニアムの価格をブログに掲載してくれている。
近々、東南アジアの不動産取得や、ロングステイを考えている人は参考にするといいだろう。
また、11月2日には東京ビッグサイトでロングステイフェアが開催されるので、興味がある人は行かれたらいかがだろうか。
これには私も行ってみたかったのだが、このときは越境会が主催するアゼルバイジャン・カスピ海経済視察ツアーの真っただ中、残念ながら掛け持ちはできないのだ。
さて、早期リタイアをした後の選択肢は海外生活だけではない。
国内に目を向ければ、多くの人が思い描く沖縄でのロングステイもある。
2010年7月のワールドインベスターズ沖縄オフで、ジョニーさんがお勧めと言ったリトルアジアやゲストハウス「けらま」の価格はまさに東南アジアレベルである。
今はむしろ東南アジアの方が現地の経済発展の影響で宿泊費が高いかもしれないくらいだ。
それに、海外だと食事が合わないとか、言葉が通じないという問題が生じるが、沖縄ならそういう問題は起こらない。
ところで、日本の航空路線にLCC(Low-Cost Carrier=格安航空会社)が参入するまでは、沖縄と本土を結ぶ航空路線の運賃は高かったが、今や閑散期であれば東京行きの運賃が片道10,000円を切ることもある。(トラベル・ジェーピー – 空の最安値)
また、台湾人や香港人の沖縄人気の高まりを受けて、これらの国々への直行路線も拡充の一途を辿っている。
沖縄に飽きたら香港を中継地として海外旅行を楽しむのも良いし、さらに私が考えた選択肢は国内ローカル線ぶらり旅だ。
その予行練習(!?)として、昨年は、7月の信州-伊那路・天竜峡の旅を、今年は、8月の東北旅行と、先週の四国弾丸旅行をやってみた。
正直なところ、ローカル線ぶらり旅とはほど遠い日程になっているが、やはり地方の鉄道路線は不便なので、予想外に移動に時間がかかり、1泊や2泊の旅行ではローカル線に乗るといっても限られたことしかできなかった。
現在は1週間の休暇が取れると海外旅行を企画してしまうが、早期リアイア後は国内で晴耕雨読の人生を楽しむのも悪くないと思った。
おそらく、時間だけはたっぷりあるので、青春18きっぷでも使って旅をしてみようか。
そう思った私は、思わず「ぶらりローカル線の旅」という本を取り寄せて、夢を膨らませている。(笑)
そうは言っても、日本の場合、一般的に東南アジアと違って、交通費や宿泊費が思ったよりも嵩むので、今のように給与収入がなくなった後に、ローカル線ぶらり旅の余裕があるかという不安は残る。
しかし、仮に60歳までサラリーマンを続け、体力も気力も衰えた中で、天竜峡でボート下りをするとか、こんぴらさんの参道を片道1時間も歩くなどということは、私にはとても無理そうだ。
そういった意味でもできるだけ長く自由な時間を謳歌することを私は選択するだろう。
コメント