米国高配当株CFPの有償増資(rights offering)に応募

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エンパイアステートビルからの眺め

今年の6月のことを今更書くのも気が引けるが、私は、2012年11月4日に「年間配当利回り20%の米国高配当株(CFP)を買ってみた」のコラムで書いた、米国高配当株のCornerstone Progressive Return Fund (CFP)日本語情報)の有償増資(rights offering)に応募した。

これについては、6月上旬、Firstradeから50ページにも亘る目論見書(prospectus)が、要返信(Must Respond)、期日は6月18日まで、と記された文書とともに郵便で送られてきていた。

このとき、6月8日から11日まで台湾・香港・マカオ旅行が入っていた中で、私はこのような英文の書類をわずか数日で読解し、返信をするといった語学力を持ち合わせてはいなかった。

また、Cornerstone Progressive Return Fund (CFP)のウェブサイトに何か読解のヒントがあるか探したが、何も手掛かりは得られなかった。

もっとも、そのときの旅行では、HSBC香港のジョン・ラウ(John Lau)さんとミーティングの約束をしていたので、彼に要訳してもらうという手段もあっただろうが、このときはそこまで考えが及びもしなかった。

ただ単に、2009年8月8日に「インディア・ファンド(IFN)からのオファーを断念」と書いたときと同じ結果になるのだろうと、漠然と思っただけだった。

ところが、帰国してフトFirstradeのウェブサイトを見ると、6月6日の取引履歴(History)に”Cornerstone Progressive Return FD Com Contra Cusip RTS DIST on 544.39161 SHS REC 05/28/13 PAY 05/29/13 EXP 06/21/2013″と暗号のような印字がされていた。

私はそれほど証券用語の専門知識があるわけでもないので、何のことだが全くわからなかったが、英文の目論見書と付け合わせると、有償増資のオファーのことではないかと思えた。

そこで、私はカスタマーサービスに質問した。

“What should I do toward the following message on 6th June?(6月6日のメッセージに対して私は何をすべきなのか?)”

答えは簡単だった。
CFPの有償増資に対して、複数の選択肢がメールには書かれていて、どれを選ぶか返事してくれ、というものだった。

私はこの手の高配当株はいずれ買い増しをするつもりでいたので、新株の購入(purchasing additional shares)ということで返事をした。

本来は目論見書を読んできちんと手続きすべきだったのだろうが、メールのやり取りでできるのだったらそれに越したことはなかった。

私はCFPの有償増資のオファーに応じた結果、途中の手続き中断を挟んで、8月1日付で新株を付与された。

現時点の株価は新株の買付価格よりも下落しているので、今考えれば、わざわざ有償増資に応じる必要はなかったようにも思える。
それでも、こうしたオファーがあったときに、どうすればいいかわかっただけでも勉強になったと思う。

10月に入って、米国市場がきな臭くなり、ロングポジションはとりづらくなってきているが、このような高配当銘柄をポートフォリオの一つに加えるといいだろう。

高配当の米国株を調べるには、Dividend Stock Screenerを利用して、Share Price(株価)、Dividend Yield(配当利回り)、Dividend Payout Frequency(配当の頻度)などに任意の数値を入れることによっても調べることができる。

お試しあれ!

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