観客なしだとどういう気分だろうか

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驚く外国人男性

とうとうワールドカップアジア最終予選の北朝鮮対日本が第三国で実施されることが決まったようだ。とりあえず、今の日本代表にとって最も行きたくない敵地へ行かないで済んだということを喜びたいと思う。

サポーターの中にはこの際、北朝鮮へ行きたいという向きもあっただろうが、これに対する私の考えは4月5日の「今日の一言」に書いた通りだ。

さて、およそスポーツ選手に限らず、プレーヤーは観客が多ければ多いほど頑張るものであるが、全くの無人の中でやるというのはどういう気持ちになるものだろうか?

ジーコ監督も当然ながら「観客は欠かせないもの」と言っているが、もっともだろうと思う。

いいプレーをしても、チョンボをやっても後からメディアに言われるだけだと、目標を持ってるかどうかでモチベーションが決まるか。

そうなるとワールドカップ出場という目標があり、自力に勝る日本に利があると言えようか。いずれにせよ、これで北朝鮮戦にはどのチームも勝利を計算するわけで、格別日本だけが有利というわけではない。

問題は6月3日の敵地のバーレーン戦、これだけは変わらないということだ。

ところで、第三国が中国になるということはないだろうね。いくらFIFAが欧州にあるからって、このたびの反日デモを考慮しないということはあるまい。
だとすると、タイやマレーシア、シンガポールか?

無観客は残念、自分たちまで被害者とは…とジーコ監督 (2005.4.30 読売新聞)

サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選の北朝鮮―日本戦(6月8日)を第三国での無観客試合として行うと国際サッカー連盟(FIFA)が決定したことについて、日本代表のジーコ監督は30日、都内で記者会見し、「プロサッカーに観客は絶対に欠かせない。楽しみにしていた人々の試合を見る権利が失われたのは残念だ」と語った。

30分近い会見で繰り返したのは、無観客試合という処分への不満。
両国の歴史的関係も加味されての厳しい処分という見方も示し、「当事国(北朝鮮)は仕方ないが、自分たちまで(サポーター不在という)被害者になるのは寂しい。開催地とアウエー側(日本)の客の入場は考えてもよかった」と訴えた。

代替開催地についての希望は特になく、「一つの大切な試合を、与えられた場所で行うことに変わりはない。日本並みの良いピッチさえあれば、良い試合はできる。この決定で有利、不利になったとは感じない」と準備への影響は否定。「今までも大雨や台風、地震や猛暑の中も勝ち抜いてきた。もう一つの試練と受け止めて前進したい」と語った。

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北朝鮮戦は第三国、観客無しで開催 (2005.4.29 スポニチ)

国際サッカー連盟(FIFA)は29日、スイスのチューリヒで規律委員会を開き、3月のW杯アジア最終予選で観客が暴徒化した北朝鮮に対し、同予選の次のホームゲームとなる日本戦(6月8日・平壌)を第三国に移し、観客無しで開催させる異例の厳しい処分を決定した。
代替開催地は今後決定するとしている。

日本サッカー協会の川淵三郎会長は30日に記者会見し、見解や今後の対応などを表明する。
3月30日に平壌の金日成競技場で行われた同予選の北朝鮮―イラン戦で、観客が暴徒化した問題への処分。北朝鮮には2万スイスフラン(約180万円)の罰金も科した。

FIFAは先に、2月のW杯予選で観客がピッチに物を投げ込むなど同様の騒動を起こしたアルバニアとコスタリカには無観客試合の処分を下したが、今回は北朝鮮側の弁明も聴取した上での異例の厳罰。
北朝鮮は暴徒化の原因を「不公正な判定が導いた結果」と主張しており、反発も予想される。(共同)

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