さよなら北陸本線、山中温泉の旅

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加賀温泉駅

2024年3月16日に北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸されたことで、並行する北陸本線の石川県内の区間は、第三セクターの「IRいしかわ鉄道」、福井県内は新設の「ハピラインふくい」に移管され、かつては、米原から直江津まで走っていた北陸本線は、米原から敦賀までのわずか45.9kmとなることが報じられた。

そして、私はその直前の11日に、北陸本線を走った特急「しらさぎ」に乗って、石川県加賀市にある山中温泉への旅路を敢行することにした。

8時ちょうどの「あずさ5号」で~(新宿 8:00-11:59 南小谷)

新宿駅

かつて、男性デュオの狩人が「あずさ2号」を歌ったときには「8時ちょうどのあずさ2号で私は私はあなたから旅立ちます」とあった。

それが今では存在しない。
このことについて文春オンラインは、2022年3月13日付の記事で、「新宿発8時ちょうどの『あずさ2号』はなぜ消えたのか」と理由を書いている。
まあ、理由はともかく、今は、8時ちょうどの列車は「あずさ5号」なのだ。

新宿駅

私は今回の北陸旅行に際して、横浜市内発の一筆書きチケットを買い、しかも往路は中央東線と大糸線を経由するマニアックなルートを取った。

JRのチケット

2023年8月の福井・長野旅行のときも一筆書きチケットを使ったのだが、今回はより在来線の特急に乗りまくる旅にしたわけだ。

新宿駅

しかも、新宿から大糸線の南小谷まではグリーン車を奮発、これも「ビッグなクリスマスプレゼント from XOM」のおかげとも言えるだろうな。

大糸線普通列車(南小谷 12:07-13:06 糸魚川)

南小谷駅

3月11日って月曜日だよな~と言いたくなるほど、私の乗った大糸線の列車は混んでいた。
辛うじて座ることはできたのだが、一両ではギリギリの状態だった。

大糸線

私が乗ってきた「あずさ5号」から乗り継いだ人もかなりいたが、すでに乗り込んでいた人で溢れていたのだ。

聞き耳を立てていると、「サンダーバード」云々と話している熟年グループがいる。
彼らは、関西圏から中央西線と大糸線を経由してやってきて、北陸エリアから特急「サンダーバード」で帰阪するつもりのようだ。

大糸線

YouTube動画でもかなり出ているが、金沢始発の特急の乗り納めに来ている人が想像以上に多かったかもしれない。
まるで、大糸線が廃止されるかのような乗り鉄ラッシュに、私は面食らうしかなかった。

北陸新幹線「はくたか561号」+特急「しらさぎ12号」(糸魚川 13:27-14:17 金沢 14:48-15:13 加賀温泉)

糸魚川駅

金沢始発の特急「しらさぎ」に乗る旅は、糸魚川からの北陸新幹線の乗り継ぎ便である「しらさぎ12号」だ。
乗り鉄の本懐としては、金沢で10分後発の「サンダーバード30号」に乗り継げば良かったのだが、加賀温泉からのバス便に乗り遅れたらシャレにならないので、「しらさぎ12号」に乗ることにした。

JRのチケット

金沢駅

金沢駅構内の列車案内表示、これも2024年3月15日で終わってしまったのだろうな。

金沢駅

山中グランドホテルで日帰り入浴&ディナー

加賀温泉駅

私が日帰り入浴とディナーを堪能した山中グランドホテル、今思えば、いつものように日月の宿泊プランで来れば良かったと思った。
火曜日が透析日にあたっているので、月曜日の夜に泊まるという選択肢はきつかったからだ。

湯快リゾート 山中グランドホテル

このホテルに行くには、JRの加賀温泉駅から北鉄加賀バスの温泉山中線に乗って、緑が丘で下りれば目の前にホテルの建物がある。
ただ、この路線の終バスは夕方に終わってしまうので、私が取った日帰りプラン(夕食付)では帰りに乗ることができないのだ。

湯快リゾート 山中グランドホテル

料金が6,050円ということで、クレジットカードで支払いを行った私は、さっそく入浴を楽しむ。
さすがに月曜日の夜なので、浴室はガラガラだ。

湯快リゾート 山中グランドホテル

入浴を終えて出てくると、食事が始まる(18時30分)まで時間があるので、ロビーでiPhoneの充電をさせてもらった。

湯快リゾート 山中グランドホテル

食事はビュッフェスタイル、焼き肉も好みに応じて食べることができる。
私の周囲の人も焼き肉を楽しそうに堪能している。

湯快リゾート 山中グランドホテル

食事が終わった後で「今夜(11日)って部屋空いてますか?」とフロントで聞くと、「空いてますよ」との答え、う~ん、石川県の温泉まで平日に来たなら泊まらないとな~と思った私であった。

特急「しらさぎ66号」+東海道新幹線「こだま766号」(加賀温泉 20:31-22:01 米原 22:11-22:34 名古屋)

加賀温泉駅

山中グランドホテルからJRの加賀温泉駅まで、往路とは違うバスルートもあったようだが、私はフロントでタクシーを呼んでもらった。
料金は身体障害者割引(10%引き)で3,700円、やはり、地方都市は移動にお金がかかるな~

加賀温泉駅

そして、加賀温泉から米原までは特急「しらさぎ66号」、名古屋行きでなくて、米原行きなんてあるんだな~
そして、米原からは新幹線で名古屋に行く。

米原駅

何で山中温泉でなくて名古屋に泊まるんだと言いたいだろう。
透析があると、このあたりが不便なところなのだよ。

JRのチケット

いっそのこと米原から横浜に帰れるかって。
それは無理だったな。
米原発21時43分の「こだま764号」に乗れないとダメなんだよな。

ABホテル名古屋栄

ABホテル名古屋栄

名古屋泊も久しぶりだよな。
いつ以来だろうか。

おそらく最後は2022年10月22日の「全国旅行支援で3年ぶりの名古屋オフ」なのだが、さすがに今回は名古屋に着く時間が遅すぎてオフ会は無理だったな~

ABホテル名古屋栄

ホテルの部屋は簡素なシングルルーム、山中グランドホテルだったら和室が提供されたのかな~

ABホテル名古屋栄

12日(翌日)の朝食はこんな感じだ。
まあ、ビジネスホテルなら付いているだけマシかな。

東海道新幹線「のぞみ208号」(名古屋 8:06-9:26 新横浜)

名古屋駅

翌朝(12日)はサラリーマンのように、早起きして、名古屋駅に向かった。
ここから帰京して透析病院へ直行するわけだ。

新横浜駅

ところで、12日の朝に加賀温泉から帰ってくることはできたのかって? 
乗換案内を検索すると、加賀温泉 5:37-「しらさぎ52号」-7:08 米原 7:18-「ひかり636号」-9:24 新横浜と出て来たな。

JRのチケット

かなり無理筋だけどね~
北陸新幹線延伸後の今だとどういうルートが示されるのだろうかね。

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