6月26日は大人の休日倶楽部パスを使った旅路の最終日、陸中山田から盛岡を経て帰京する日だったのだが、朝になって、自分が泊っているうみねこ温泉 湯らっくすの窓にかかったカーテンを開けた途端に、眩いばかりの夏の太陽が燦燦と照っていた。
これは、浄土ヶ浜に寄ってから帰京しないともったいないと判断した私は、朝食を取った後で、さっそく観光の準備をすることにした。
三陸鉄道リアス線（陸中山田 8:36-9:14 宮古）
ホテルをチェックアウトした私は、三陸鉄道の列車に乗るべく陸中山田駅に向かった。
チケット売り場のある待合室を出て、ホームで列車を待っていると、昨夜ご一緒したSさんも八戸線の種市に向かうのだと言って、同じ列車に乗り込んできた。
陸中山田から宮古までの旅路はおよそ40分、今後、何かの機会に再会することを約してお別れした。
岩手県北バス（宮古 9:30-9:47 浄土ヶ浜ビジターセンター）
宮古駅にはJRのみどりの窓口があるので、私は、帰京のためのチケット（指定券）を買い揃えた。
昨夜、宮古からの帰京ルートを調べたら、何と、宮古から盛岡までの区間（JR山田線）をさんりくトレイン宮古（宮古 13:32-15:55 盛岡）が結んでおり、26日は月曜日にもかかわらず、運転日に当たっていたからだ。
昨夜のうちに空席があることを確認していた私は、さっそく、この列車を軸に帰京ルートを組み立てたのだ。
そして、首尾よくチケットを入手した私は、宮古駅から浄土ヶ浜行きの岩手県北バスに乗り込んだ。
26日は月曜日ということで、川合式デイトレードもやったのだが、トレードの時間がちょうど移動の時間に当たっていたので、隙間時間を利用してiPhoneを使って売買を敢行することにした。
私がこの日にトレードしたのは「居合抜き1分トレード」として、ネクソン（コード：3659）の空売り、そして、「急騰傍受ツール（買い推奨）」でシグナルが出たボルテージ（コード：3639）の買いということで、首尾よく小遣い稼ぎができたというわけだ。
川合式デイトレードは今回のコラムの本題ではないので、興味のある方は「日利1.5％トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」をご覧になるといいだろう。
青の洞窟めぐり（さっぱ船遊覧）
今朝起きたときから予定していたのが、浄土ヶ浜の青の洞窟めぐり（さっぱ船遊覧）だ。
さっぱ船遊覧は、昨日の北山崎サッパ船アドベンチャーズでも体験済みなのだが、天候が今一つだったので、今日はリベンジというわけだ。
ボート乗り場は、浄土ヶ浜マリンハウス、浄土ヶ浜の遊覧船は、2022年7月17日に就航した「宮古うみねこ丸」もあるのだが、夏の時期は私が参加したさっぱ船遊覧もお勧めだ。
昨日、洋上で半袖短パンでいた私が、真夏の太陽が燦燦と降り注ぐ中では、当然にその格好だ。
実のところ、短パンと言うより濡れてもいいように水着だったのだが・・・それは杞憂に過ぎなかった。
私以外の乗船客は全員（6名）、長袖長ズボンで、おまけにマスクまで付けていた人もいたのだが、昨日はともかく、今日は暑いだろうと思いきや、上着を脱いだ女性に対して、船頭が洋上は寒いですよと言ってきた。
いや～彼女が寒かったら、私は凍死なんだけど・・・と言いたいのを堪えているうちにツアーは出発する。（それに、海や川など水辺でのマスクは命の危険がいっぱい・・・なんだけどね。）
このツアーは全行程で20分、この日のように無風、快晴、夏場と3拍子揃っていたら、それこそ欧州のボートツアーのように、海に飛び込むというアクティビティを設けてもいいように思うが、日本人はあまりそういうのは好まないかな。
おお～さすがにこの日は撮った写真もなかなかのものだ。
ボートの周りに海鳥がやってくるのは、こういったツアーではお馴染みのものだが、餌付けをするというアクティビティは、さっぱ船だと、ボートが揺れてリスキーだからやらないだろうな。
浄土ヶ浜海水浴場～6月だけど泳いでみた
青の洞窟めぐり（さっぱ船遊覧）を終えた私は、ボートに乗っていたときの恰好のまま、浄土ヶ浜海水浴場へと向かった。
ここは景色がいいのと、奥浄土ヶ浜バス停から宮古駅へ行くバスに乗ることができるからだ。
それゆえに多くの観光客が海沿いで写真を撮っているのだが、観光バスから降りてきた高齢者の団体は、長袖長ズボンにマスク（笑）、おいおい、そんなに寒いのかいと聞きたくなるほどだった。
ちょうどランチタイムが近づいているので、多くの人はレストハウスへと吸い込まれていく。
私もしばらくは海沿いで佇んでいる人たちに写真を撮ってもらっていたのだが・・・
とうとう、防水デジカメのFinePix XP120を登場させ、海に足を浸けて自撮りしてみた。
もちろん、普通の人は短パンのままで大丈夫なのだが、私は転倒するとヤバイので・・・（笑）
で・・・ここまでやったら、完全に海水浴モード、この日は暑かったとはいえ、私以外にこんなことをやっている人はいなかった。
何しろ、長袖長ズボンの人ばかりだったし・・・
もっとも、7月に入ったら海開きしていなくとも、水に浸かることは十分に可能だろう。
時間があれば、お試しあれ・・・
JR山田線「さんりくトレイン宮古」（宮古 13:32-15:55 盛岡）
浄土ヶ浜での滞在時間は約2時間、私は奥浄土ヶ浜（浄土ヶ浜海水浴場）を12時10分に出発するバスに乗り込むと、そのまま宮古駅まで向かった。
問題は、さんりくトレイン宮古に乗っている間、車内販売などがないことで、少なくともランチは駅周辺で済ませて、軽食類も買って乗り込まないといけないことだ。
そこで、駅周辺のレストランなどを当たったのだが、1時間で食事が済ませられないのではと思うほど混雑していたので、構内の立ち食いソバ屋でランチを済ませることにした。
ランチを終えた後は買い出しなのだが、構内に売店がないので、駅周辺にあったコンビニまで行く。
JRも三陸鉄道も列車の本数が少ないので、構内に売店を置くほど需要がないのかもしれないね。
いよいよ列車の改札が始まり、待合室にいた乗客も三々五々にホームへ向かう。
イベント列車にありがちな出発駅でのセレモニーはなかったので、列車の写真を撮っていた人に頼んで写真を撮ってもらう。
13時32分に宮古駅を出発したさんりくトレイン宮古、ところが、私が車内で熟睡している間に、倒木にぶつかったとかで、列車は30分近く遅延した。
まあ、運転見合わせになるよりマシだったが、これで帰京の予定も少し狂ってしまったようだ。
それに、隣席の乗客に聞いたら、途中停車駅でのセレモニーもなかったとのことで、無事に盛岡に着けたことだけが良かったと思った。
東北新幹線で帰京
「はやぶさ36号」（盛岡 17:16-17:55 仙台）
宮古からの列車が30分近く遅延したために、乗り継ぎの予定だった「はやぶさ110号」（盛岡 16:08-18:56 東京）に乗れなかったことで、私は再びみどりの窓口で代替列車を探した。
そこで見つかったのが「はやぶさ36号」（盛岡 17:16-19:32 東京）なのだが、東京まで行ってしまうと夕食の時間が遅くなるので、仙台で下車して夕食を取ることにした。
夕食＠郷土料理 みやぎ乃 エスパル店
私が仙台で入った「郷土料理 みやぎ乃 エスパル店」、なんか記憶があるな～と思ったら、2020年12月5日付の「特急ひたち3号で常磐線を完乗して仙台へ」という記事で書いていた。
当時はGo To Eatキャンペーンなどというものがあって、私もいろいろ予約をしてレストランを使ったものだ。
このときと今では何が違うかと言えば、やはり、食事のときにビールを飲まなくなったことだろうな。
「はやぶさ42号」（仙台 19:31-21:04 東京）
そして、いよいよ東京へのラストラン、なんだかんだ言っても自宅に着くのは22時を過ぎるだろう。
もっと早く着けるかと思ったけど、さすが山田線・・・
この路線は地元の人でさえ、遅延や運転見合わせがあると言っていたな～
でも、JRは臨時列車を走らせるということは、この路線を盛り上げようとしているのだろう。
ちょうど運良く、私はそれに乗れたのだが・・・まあ、30分程度の遅延なら旅の思い出の一つと言えるかな。
2023年6月 大人の休日倶楽部パスの旅のトピックス
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