去る5月13日付のコラムで書いた「爆上げのビューティ花壇、祭りは週明けも続くか」なのだが、15日の大引けで決済することにした。
この銘柄は、15日に決算発表があり、結果的には「ビ花壇、1-3月期(3Q)経常は11%増益」となったようだが、好決算も織り込み済みになりやすい値動きだったからというのが最大の理由だ。
居合抜き1分トレード
5月15日は、12日の日経平均先物夜間取引の終値が、29,570円と前日比150円高と、大幅なプラスで終わったのに対し、米国市場は、12日のNYダウ(Dow Jones Industrial Average)が、33,300.62ドルと11日の終値に比べて8.89ドル安となったことに加え、ナスダック総合指数(NASDAQ Composite)は、12,284.74ポイントと11日の終値に比べて43.77ポイント安となり、日本市場は方向感のない展開が予想された。
「居合抜き1分トレード」というのは、2022年4月4日付で掲載した「東証市場再編初日も好スタートのデイトレ」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証プライム市場(旧1部)銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
カカクコム~逆行安で撃沈
私が15日の「居合抜き1分トレード」の候補として挙げたものの一つは、カカクコム(コード:2371)だ。
「居合抜きツール」の形状は比較的良さそうだったものの、この日は全般的に買いでいけるような感じもなかったことが逆行安という結果になってしまったのだろう。
いきなり1万円近い損失のハンディを食らって、精神的なダメージも相当なものであった。
楽天グループ~微益で決済
楽天グループ(コード:4755)は、かつて「居合抜き1分トレード」の常設候補銘柄だったのだが、今ではツールにたまに登場する銘柄となってしまった。
いつの間にか株価もだいぶ下落しているのだが、この日は買いでいけそうな感じだったので、トライしてみたのだが、やはり今一つだった。
結果的には、100株の建玉で、460円プラスと微益で撤収、大引け前に「楽天グループが後場急落、3000億円規模想定の公募増資で最終調整と伝わる」となって、大暴落を演じたので、いつまでも持っていなくて良かったのだが・・・(苦笑)
新興市場株のトレード
5月15日の東証マザーズ指数の値動きは、寄り付きから10時前まで下落トレンドだったため、どちらかというと「トルネード1%ツール(空売り推奨)」に目線を移してトレードした方が良さげな感じに見えたのだが、前日出来高比が二桁を超える銘柄が頻出し、私は「急騰傍受ツール(買い推奨)」の銘柄でトライすることにした。
新興市場銘柄トレード適格基準 | 前日出来高比 | 前日5MA差異 | 日足形状 |
急騰傍受ツール(買い推奨) | 10倍以上 | 概ね6%以内 | 上昇基調であること |
トルネード1%ツール(空売り推奨) | 概ね7倍以内 | 10%以上 | 特に問わない |
KIYOラーニング~ストップ高銘柄の恩恵生かせず
KIYOラーニング(コード:7353)に関して、「急騰傍受ツール(買い推奨)」にシグナルが出たのは、9時14分だった。
このとき、株価が1,089円、前日出来高比が42.53倍、前日5MA比が11.0%と買いで十分にいけそうだった。
私がうかうかしていたのは、買建したときが1,120円と、ストップ高までわずかのところだったことだ。
5月12日に発表された決算が「Kラーニング、1-3月期(1Q)最終は赤字縮小で着地」となって、15日は寄り付きから爆上げ、それにもかかわらず、15日の午後3時までに決済しなければならない一般信用取引「いちにち信用」でトレードしてしまったのだ。
結果的に、プラスで終わったものの、これはもったいないことをしたと思った。
弁護士ドットコム~手堅く1%利確
弁護士ドットコム(コード:6027)に関して、「急騰傍受ツール(買い推奨)」にシグナルが出たのは、9時23分だった。
このとき、株価が3,010円、前日出来高比が23.94倍、前日5MA比が10.1%と買いで十分にいけそうだった。
私が買建したのは株価が3,105円のとき、利確ラインを1%(3,135円)と大人しめにしておいたのだが、もう少し欲張っても良かったかなと思った。
サイバーセキュリティクラウド~前場は損切、後場は利確
サイバーセキュリティクラウド(コード:4493)に関しては、「急騰傍受ツール(買い推奨)」が出てからしばらくしてトレードしたので、正直言って、前場は遅すぎたと言えた。
シグナルが出たのが9時23分、株価が2,100円、前日出来高比が38.28倍、前日5MA比が12.6%と、このときに買っていれば・・・なんだが、私が買建したときには、株価が2,268円にもなってしまっていた。
これでは調整が入っても当然かと・・・後場早々に下落の憂き目にあい、損切となってしまった。
気を取り直して、再上昇したところを狙って、今度は2%利確でリベンジ、この日のトレードはトントンで終えることができた。
ビューティ花壇を決済
冒頭にも書いたが、私は15日の大引けでビューティ花壇(コード:3041)を決済することにした。
今日(16日)の値動きを見ると、あと1日持っていてもいいかな~とも思えたが、こればかりは致し方ないだろう。
昨日(15日)配信された「日利1.5%トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」の門下生を対象にした動画でも川合さんが戒めの言葉を言っていたが、今回のことに奢らず、今後も堅実なトレードをしていきたいと思う。
幸いにして、今日(16日)は1万円超の利益だったんだけどね・・・
コメント