私が2021年3月2日付で書いた「奇跡の旅立ちへ向けて~富嶽三十六景の新パスポート取得」、その本来の使い道(海外への観光旅行)ができるときがようやくやってきたかもしれない。
もっとも、「奇跡へのシルクロードフライト」ということで、中央アジア(ウズベキスタン・キルギス)への海外腎移植渡航の際にもパスポートを使ったことは間違いないのだが、このときのことは今では苦い思い出となっている。
私の場合、何といっても2021年6月25日に「悪夢の難病宣告~急速進行性糸球体腎炎」になって以降、透析人生に突入してしまったことで、海外旅行と言っても、現地での透析抜きでは2泊3日の旅行が限度となってしまった。
それゆえ、私が渡航できる国と言えば、台湾か香港、韓国といったところがせいぜいだったし、さらに、2021年10月16日付で「1億総病気~コロナ禍で流行るマスク皮膚炎という国民病」となって以来、マスクの着用が義務化されているような国には、事実上渡航が困難になった。
それがようやくできるようになった。
在香港日本国総領事館によれば、
香港政府は、2023年3月1日(水)から全てのマスクの着用要件を解除することを発表しました。これにより、公共交通機関の車内、MTRの有料エリア内、屋内及び屋外の指定された公共の場所において、マスクを着用する必要がなくなります。
とあり、台湾に関しては、台北ナビが、
(台湾では)2023年4月17日(月)より、MRT・バスなどの公共交通機関でのマスク着用規制が緩和となり、マスク着用の義務がなくなり、「自己判断」となります。
と書いている。
もちろん、マスク着用が法制化されている国では、着用困難者に対する手続きもあるのだろうが、そこまでして海外へ行く必要がなかったので、今回の措置で私もようやく海外渡航へのハードルが大きく下がったと言えるだろう。
ちなみに、韓国は、韓国観光公社曰く、
2023年1月30日(月)からは、法的拘束力のない「勧告」に引き下げられ、事実上、室内でのマスク着用義務が解除される形となります。
医療機関や薬局、高齢者施設などの感染脆弱施設、電車・バスなどの公共交通機関を利用する場合には引き続きマスク着用の義務が課せられます。
電車やバスでマスクの着用義務が残るので私は行けない。
私のように、海外旅行をする際に、渡航先でマスクをする必要があるのか否かを渡航条件に挙げる人はどのくらいいるのだろうか。
欧米人は渡航先でのマスク着用を毛嫌いする人が多いような気がするが、マスクが国民服になっているほとんどの日本人は気にもしないだろう。
そこで、インバウンド期待でビジネスをされている方、相変わらずマスク姿で接客されているようだが、今一度、「マスクの強要でインバウンドを期待する愚かさ」を振り返ってみたらいかがだろうか。
なぜなら、外国人と接する日本人のほとんどがマスク姿だと、相手はそういう国だと思うんだよ。
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