去る4月3日、私は東京都区内でも有数の桜の名所、千鳥ヶ淵に行ってきた。
ここは、メディアの報道でも常時混んでいるとのことなので、なかなか足が向かなかったのだが、平日なら多少マシかと思って行ってみることにした。
千鳥ケ淵戦没者墓苑
東京メトロの半蔵門駅から千鳥ヶ淵緑道に向かって行った最初のところにあるのが、千鳥ケ淵戦没者墓苑だ。
ここは、太平洋戦争のときの戦没者の遺骨を埋葬してある墓苑で、名前のわからかない戦没者の遺骨が納骨室に納めてある「無名戦没者の墓」であるとともに、ここは太平洋戦争で亡くなった全戦没者の慰霊追悼のための聖苑となっている。
つまり、先祖の英霊が納められているということで、参拝者は皆、静かに祈りを捧げている。
そこで、私も花を手向けて墓苑を後にした。
千鳥ヶ淵緑道
千鳥ケ淵戦没者墓苑を出てすぐのところに千鳥ヶ淵ボート場がある。
桜見物の時期は人が溢れていて、外国人観光客にとっても観光名所の一つなのか、多くの人がここで写真を撮っている。
周囲を見渡すと聞こえてくるのは外国語ばかり、私の意識は5年前の「京都の観光地は外国人でいっぱい、英語を話すチャンスでは?」に飛んでいた。
何しろ自分を入れて写真を撮ってもらいたいなと思って、周りをキョロキョロしても外国人しかいないので、いっそのこと英語で頼んでみるかと思ったくらいだ。
とりあえず、記念に1枚撮ってもらった私は、緑道を九段下方向に進む。
警備員らしきスタッフは、「う~ん、ちょっと距離あるよ」とは言ってくれたのだが、天気も良いし、まあ、いいかと歩き続ける。
この日は天気も良かったので、ボートに乗っての桜見物も楽しそうだ。
緑道にも人が溢れていて、平日でこれでは週末は身動きが取れないのではないかと思ったくらいだ。
それにしても外国人が多いな、浅草あたりでも相当に観光客が戻ってきたとは聞くが、桜の季節は千鳥ヶ淵も大挙して訪れているようだ。
そこで、出入国管理庁の出入国管理統計統計表から、2023年1月(最新の月報)の成田空港と羽田空港の入国者数がどのくらいあるのか見ると、成田空港が、501,711人(うちアジア各国が394,411人)、羽田空港が、254,439人(うちアジア各国149,911人)となっていた。
ちなみに、コロナ禍直前の2020年1月は、成田空港が、800,145人(うちアジア各国が609,818人)、羽田空港が、372,665人(うちアジア各国が272,474人)だったので、インバウンドが戻ってきたとはいえ、中国本土からの観光客が本格的に戻っていないこともあり、まだコロナ禍前には至らないという感じだ。(2023年3月24日 JETRO-中国公民の海外団体旅行先に40カ国を追加)
もしかすると、3月13日のマスク自由化でもっと戻ってきたかな(笑)
私が2022年9月24日付で書いた「マスクの強要でインバウンドを期待する愚かさ」だけは、半年でなくなって良かったと思うからだ。
靖国神社
千鳥ヶ淵から靖国神社はすぐそばだ。
2020年8月15日の「終戦記念日に半沢直樹饅頭買って靖国神社へ行ってみた」以来の靖国神社なのだが、当時と比べてだいぶ歩けるようになった。
ただ、当時とほとんど変わっていないのが、
コロナ禍と酷暑のダブルパンチの中で、マスクをしながらの行進はさぞかし辛いことだと思う。
8月15日ではないので、日の丸を持った男性陣の行進はなかったが、3月13日のマスク自由化を過ぎても、マスク姿の参拝者は相変わらず多かった。
桜と言えば、千鳥ヶ淵なのだが、靖国神社の中でも桜は咲き誇っていて、それを見ながら参拝する人も多いだろう。
でも千鳥ヶ淵に大挙していた外国人観光客も靖国神社にはあまりいなかったな。
8月15日のときには参拝するまでに1時間半もかかったが、この日はわずか10数分歩いただけだった。
私の場合は、さすがに終戦記念日の再訪はないかもな・・・と思う。
最後は、参拝記念のところで、写真を撮ってもらう。
こんなところがあるなんて知らなかったな・・・桜の季節だけかな・・・
御朱印は手書きだ。
靖国神社は参拝者も多いだろうに・・・ありがたいことだ。
おみくじは「吉」だった。
可もなく不可もなくかな。
病気:回復する
訴訟:叶う
旅行:よし 慎みあること
金運:ほどほどにすればよし
叶えばいいな。
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