2023年1月22日、23日で行った大人の休日倶楽部パスの旅の初日の宿泊先は、あつみ温泉のたちばなやという高級温泉宿だ。
後付けで、快速「風っこストーブ湯けむり号」の指定席を取ったことで、鳴子温泉でこの列車を下りてから、東北を横断して日本海側まで行くことになってしまったのだ。
陸羽東線(鳴子温泉 13:08-14:10 新庄)
私の乗った列車は、13時8分発の新庄行きの普通列車だ。
ここから約1時間のローカル線の旅、幸いにも4人掛けのクロスシートが占領できたので、快適な旅路になりそうだ。
一方、2番線には13時15分発の仙台行きの快速「風っこストーブ湯けむり号」がすでに止まっている。
「鳴子温泉へのストーブ列車で餅を焼いてみた」の逆パターンで、鳴子温泉から仙台までお餅などを焼きながら旅を楽しめることだろう。
私の乗った普通列車は、雪深い山形県境を越え、新庄を目指してひた走る。
新庄駅での乗り継ぎ時間が5分しかないのが気がかりだが、私にできることは、列車が遅延しないことを祈るのみだ。
陸羽西線代行バス(新庄 14:15-15:44 余目)
私は新庄から日本海側まで行かないといけないのだが、現在、鉄道で東北地方を横断する手段は非常に限られていて、陸羽西線も代行バスが運行している。
私が地方都市をバスで移動するときに何が嫌かと言うと、「マスク、マスク」と煩く言うドライバーが少なくないからだ。
そういった点では、列車の旅では「マスク着用にご協力を」とアナウンスはされても、直接「マスク、マスク」と言ってくるスタッフはほとんどいないから気が楽なのだ。
自分がマスク皮膚炎を患って以降、マスクができなくなったことを説明するのも疲れるし、そもそも着用が任意であるマスクを、義務や強制みたいに言う令和日本の狂気のマスク強要文化も大嫌いなのだ。
厚生労働省や各自治体では「マスク等の着用が困難な状態にある方への理解について」ということを言っているが、大方の日本人は、同調圧力そのままに、そんなこと知るか!だろう。
2023年1月27日付の産経新聞は「マスク『屋内外問わず個人判断』5月に『5類』決定」と報じているが、2月1日付のSirabeeの記事「『個人の判断』が基本となるマスク着用 5類引き下げ以降の対応を調査したら…」では
Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象に、5類引き下げ以降のマスク対応について調査したところ、最も多かった回答は、「人が多い屋外と自宅以外の屋内では必要」との意見で、全体の48.4%を占めた。
「屋外では不要だが、自宅以外の屋内では必要」と考える人が28.9%で続き、「屋内でも不要」と考える人は16.3%。「周囲に誰もいない屋外でも必要」と考える人は6.4%だった。
とあり、令和日本の狂気のマスク強要文化が、今年の5月以降も続くのかと思うとうんざりである。
そもそもマスクは今でも個人判断なんだけどな。
まあ、「マスクという名の税金を喜んで払う日本人」だから仕方ないのか。
ちなみに、私の隣に座っていた女性は、私がノーマスクだとわかった途端に外してしまった。
所詮、日本人のマスク着用などこういうレベル(忖度マスク)だということが良くわかったよ。
羽越本線特急「いなほ12号」(余目 16:04-16:35 あつみ温泉)
余目からあつみ温泉までは特急「いなほ12号」に乗って行く。
時刻表の上では普通列車(あつみ温泉 15:46-16:49)にも間に合いそうな感じだが、バスの場合は道路事情などもあって、余目駅に到着したのは、普通列車が行った後だった。
もっとも、大人の休日倶楽部パスでは特急の自由席は乗り放題だし、あつみ温泉へは後続の特急の方が早く着くので何も問題はなかった。
あつみ温泉 たちばなや
あつみ温泉駅からたちばなやまでは無料の送迎バスがあるので、それを予約しておいた。
私がバスに乗ったとき、すでに到着していた宿泊客で車内は満員だった。
ホテルにチェックインした後はさっそく温泉を堪能する。
食事を午後7時からにしたので、6時以降のあまり人がいない浴室でのんびりと過ごせる。
外気は寒いものの露天風呂の温度が心地よく快適だった。
夕食時には久々にビールを頼むことにした。
2,000円分の「やまがた旅割キャンペーン」のクーポンが、ホテルの飲食代にも充当できるからだ。
今回の旅行は、高級温泉旅館がお一人様でも泊まれるプランになっていたので、ここを予約した。
夕食は典型的なお宿の和食だったのだが、久々に1泊2食付きのステイを堪能することができた。
夕食の後はiPhoneでYouTube動画を見ながら過ごす。
今までと違うのは寝酒ができないことだろうか。
これだけは腎疾患を患った身の厳しさ、大人しく寝ろということなのだろう。
1階のラウンジの外が綺麗な雪景色になっている。
スタッフ曰く、昨日(1月21日)に降った雪が積もったらしい。
酒は飲めないが、代わりのオレンジジュースで乾杯だ。
私の座っている目の前には熟年の夫婦が酒を飲みながら談笑している。
こうしてゆったりとした休日が過ごせるのも温泉宿の楽しみの一つだろう。
2023年1月 大人の休日倶楽部パスの旅のトピックス
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