2022年6月14日から22日までの期間限定で、普段は門下生にしか公開していない「日利1.5%トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」のリアルタイム実況中継(8時55分から9時45分)が一般公開で実施された。
私も良い機会だったので、彼の実況中継を聞きながら6月20日のトレードをすることにした。
ちなみに、今日(23日)からはいよいよ有料会員の募集が始まる。
有料会員になると、新興市場銘柄トレード用の川合ツール、「急騰銘柄傍受システム(買い推奨)」と、「トルネード1%ツール(旧名称:マザーズ1%ツール:空売り推奨)」を利用することができるようになる。
私はこれらのツールに加え、東証プライム市場銘柄のトレードツールである「居合抜きツール」を使って、日々のトレードを行っている。
居合抜き1分トレード
6月20日は、17日の日経平均先物夜間取引の終値が、25,790円と前日比10円高と、小幅なプラスで終わったのに対し、米国市場は、NYダウ(Dow Jones Industrial Average)が、29,888.78ドルと16日の終値に比べて38.29ドル安、ナスダック総合指数(NASDAQ Composite)は、10,798.35ポイントと16日の終値に比べて152.25ポイント高となり、日本市場は方向感の薄い展開が予想された。
「居合抜き1分トレード」というのは、2022年4月4日付で掲載した「東証市場再編初日も好スタートのデイトレ」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証プライム市場(旧1部)銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
ダブル・スコープ~ナンピン買いが功を奏した
ホントは「居合抜き1分トレード」で逆行した銘柄に対して、損切をせずに、ナンピン買いをするのは禁じてのような気もするが、20日のダブル・スコープ(コード:6619)は、始値の1,604円から数分で2%超急落した。
川合ルールに従えば、ここの時点で損切がかかって本日のトレードは終わりになるところだったが、あまりに急過ぎて、成り行き売りをしようと思ったときには、逆に反騰が始まっていた。
私はこれは元に戻せると思い、1,572円のところでナンピン買いを行い、指値を2%にしたら、寄り付きの価格と偶然に同じになり、差し引きプラスで終えることができた。
大阪ガス~危なげなく1%利確
大阪ガス(コード:9532)は、私が絶好の売りトレード候補として、300株をエントリーしたものだ。
正直なところ、これ一本でいっても良かったのだが、結果は始値の2,455円から数分で1%利確、7,500円を稼いだのだから、私の目標としては十分なくらいだった。
新興市場株のトレード
6月20日の東証マザーズ指数は、日足に従って下落トレンド一方だったので、川合ツールも急騰傍受ツール(買い推奨)よりは、トルネード1%ツール(旧名称:マザーズ1%ツール:空売り推奨)の方を優先して見ればいいと言えた。
フューチャーベンチャーキャピタル~理想的な形で2%利確
私が9時34分に、フューチャーベンチャーキャピタル(コード:8462)に関して、シグナル4が出現したいるのを見たとき、前日出来高比が0.54倍、前日5MA差異が14.9%と、絶好の空売り銘柄に思えた。
新興市場銘柄トレード適格基準 | 前日出来高比 | 前日5MA差異 | 日足形状 |
急騰傍受ツール(買い推奨) | 10倍以上 | 概ね6%以内 | 上昇基調であること |
トルネード1%ツール(空売り推奨) | 概ね7倍以内 | 10%以上 | 特に問わない |
私が売建したのは、株価が779円のとき、そこから763円(2%)ラインまで落ちるのに10分程度しかかからなかった。
毎回これだけ勝負が早いと気持ちがいいと思えるのだが、得てして逆行するときの方がこうなるのだな。(苦笑)
ENECHANGE~あざ笑い銘柄を買いで勝負
ENECHANGE(コード:4169)に関して、この日はトルネード1%ツール(旧名称:マザーズ1%ツール:空売り推奨)でシグナルが3回出現した。
それ自体は珍しいことでも何でもないのだが、9時15分に出現したときは、シグナルは1、株価が791円で、前日出来高比が3.99倍、前日5MA差異が6.8%ということで、基本的には見送りである。
そして、次に出現したのは、9時30分、シグナルは1、株価が804円と上昇している。
これが、私が「あざ笑い銘柄」と呼ぶ典型的な特徴で、最初のシグナルで慌てて空売りしたりすると、踏み上げにあって、損切の憂き目に遭うことになりかねない。
こういったときは、シグナルが3か4が出るまで見送るのが定石なのだが、仮に、そういったシグナルが出ても、即座に空売りすると、踏み上げにあう可能性が高い。
そうであるならば、上昇銘柄であるということなので、買いで勝負するのも一案である。
この日は川合さんも「売り」よりも「買い」を示唆することを言っていたので、私はそれに乗って買建をすることにした。
結果は、建値813円に対して、決済価格は821円(1%)、この日は地合いも悪かったので、これで十分だと言えた。
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