サンライズ瀬戸で行く岡山・広島の旅

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岡山駅-サンライズ出雲

私が加入しているMarriott Bonvoyアメックス・プレミアム(旧SPGアメックス)は、Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)の会員資格「ゴールドエリート」が自動付帯されることに加え、旧SPGアメックスのカードのときは、毎年のカード継続毎に、無料宿泊特典(Free Night Award:50,000ポイント相当)がプレゼントされることになっていた。

ところが、この無料宿泊特典は、2022年2月の「SPGアメックスがMarriott Bonvoyアメックス・プレミアムに自動切替」によって、年間カード利用額150万円以上の制約ができたことにより、私にとっては実質的に最後となってしまう可能性が高かった。

その最後の特典は、6月30日で失効するのが50,000ポイント分、9月23日で失効するのが50,000ポイント分あるので、まずは先に有効期限切れとなるポイントを使って旅行をすることにした。

サンライズ瀬戸の個室寝台のチケットが取れた

JRチケット

さて、無料宿泊特典を使ってどこへ行くということなのだが、私が最初考えていたのが、4月の日・月の宿泊なら50,000ポイントで泊まれるシェラトン沖縄サンマリーナリゾート(Sheraton Okinawa Sunmarina Resort)だった。

ところが、私がいつか乗りたいと思っていた寝台特急「サンライズ瀬戸」のチケットが取れたので、急遽、宿泊先をシェラトングランドホテル広島(Sheraton Grand Hotel Hiroshima)に変え、旅行先も岡山・広島の旅とした。

スカイスパ(SKY SPA)

SKY SPA

そして、出発当日の4月9日、私は2月2日付で「4年ぶりのSKY SPA横浜&大綱金刀比羅神社」と書いて以来、今年2回目のSKY SPAへ行くことにした。

ここなら横浜駅直結で、入浴と食事はもちろん、休憩もできるし、何より荷物を軽くしたい私にとって、タオルなどを持参しなくていいのが良かった。
ただ唯一、土曜日の夜で混んでいそうなことだけが懸念材料だった。

その予感は最悪な形で的中した。
詳しいことは「マスク皮膚炎で再通院して感じた利権とバカの壁」でも書いたが、こんなことなら、「年金生活者御用達、満天の湯は『三密』状態」と書いた満天の湯の方がマシだったかもしれない。

サラリーマン時代を通して初めて行った週末の夜、あまりの混雑に、リラックスするどころか、気持ちが悪くなったので、これからは、SKY SPAに限らず、ターミナル駅近くの健康ランドへ、金・土の夜に行くのはやめようと固く誓ったのだった。

サンライズ瀬戸に乗車

横浜駅

2014年9月の「鉄ちゃんとグルメを追求する北海道への旅」で北斗星に乗って以来、約8年ぶりの寝台列車の旅、今までと今回の最大の違いは、私が腎疾患を患っていることで、寝酒を持ち込めないことだ。

2020年11月の「大人の休日倶楽部パスの旅」までは付きものだった、列車の旅にビールという組み合わせは完全に過去のものとなり、せいぜいウーロン茶のボトルを買うぐらいになってしまった。

横浜駅-サンライズ出雲・瀬戸

土曜日の夜ということで、22時台の横浜駅ホームは閑散としていた。
SKY SPAの混み具合が嘘のような状況なのだが、サラリーマンの帰宅時間帯を過ぎていたのだろうか。
私が平日の昼間にエクスカーションをするときのように、ホームが空いていたことが、私に心の安寧を取り戻させるきっかけとなった。

横浜駅-サンライズ瀬戸

私の乗った「サンライズ瀬戸」は、岡山で「サンライズ出雲」と切り離されて、高松まで行くことになっている。
但し、金曜と休前日に出発する列車は、表示のように琴平までの延長運転がされる。(2022年1月21日 マイナビニュース-寝台特急「サンライズ瀬戸」琴平駅への延長運転、2022年春は39日間

サンライズ瀬戸

私の取ったチケットはB寝台の個室シングル、人気のA寝台が取れるとは思っていなかったが、コロナ禍前ならB寝台でさえ入手困難なチケットだった。
今は、旅行する人が減っているのだろうか、仮に「サンライズ出雲」でも空席があったほどだった。

サンライズ瀬戸

個室内で自分の記念写真を撮るのは自撮りするか、車掌が検札に来た時に頼むか、夜の暇つぶしに文庫本を持参したが、ほとんど読まなかった。
もはやiPhoneがあれば、紙媒体のものは必要ないのかな。

ちなみに、かつてのブルートレインとは違って、個室には充電用のコンセントがある。
さすがに今時の旅路にコンセントはなくてはならないアイテムの一つと言えよう。
以前なら、途中停車駅の停車時間の短さ(ビールなどを買い込むため)を嘆いたが、今回はそれすら感じることはなかった。

岡山駅-サンライズ出雲

岡山到着は翌日(10日)の6時27分、ここで「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」が切り離される。
7号車と8号車の間には動画を撮影する撮り鉄の姿が見られる。
前寄りの瀬戸は6時31分、後ろ寄りの出雲は6時34分の出発なので、出雲に乗っている人は、7分間で朝食などを仕入れるといいだろう。

岡山駅-ノスタルジートレイン

私は岡山で下車して、いよいよ観光の始まりとなるのだが、「サンライズ瀬戸」が停まっていたホームの向こう側に懐かしの国鉄色の列車が停まっていた。

ヘッドマークに「ノスタルジー」とあるので、特別なイベント列車であろうか。
今回は、そこまでは考えていなかったが、津山行きと表示があるので、透析の制約がなければ、今回ものんびりと旅もできたのにと思いながらホームを後にした。

2022年4月 岡山・広島旅行のトピックス

コメント

  1. Lunta より:

    カルロスさん、積極的に旅行にお出かけですね。
    サンライズは私は10年前に出雲に乗りましたが、その時でも簡単に予約が取れて、乗ってみれば2階建ての1階はほとんど空いているようでした。予約が取れないほどの人気はもうかなり昔の話なのかもしれませんね。

    • コメントありがとうございます。
      そうなんですね。
      簡単に予約が取れるなら、また乗ってみるのもありですね。
      次回は、手術が無事に終わってからでないとキツイけどね。

  2. とんび より:

    サンライズは琴平駅にとまっているのを見ました。こんぴらさん行ったのが偶然、運転期間中の日曜だから見かけたのですね。他の日なら見られなかったのでついていました。初めて見かけてのですが、昔の特急の色に似ているけど、それよりは落ち着いた色合いで、窓から中も少しだけ見えて、よさそうだなって思いました。小さい窓がずらっと並ぶ車両があって、座席車ですね。見るだけじゃなく、乗ってみたい気もしますが、地元は夜中に通過するので、乗りたくても乗れないです。

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