去る9月2日は、「日利1.5%トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」の門下生を対象に月2回行われるリアルトレード実況中継の日だった。
この日は、いつもなら9時10分前後からシグナルが点灯する新興市場株の取引ツール(急騰銘柄傍受ツール、マザーズ1%ツール)が、9時半を過ぎても何らアクションがなかったので、早々に切り上げて透析病院へ向かうことにした。
結局のところ、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のシステムに不具合が発生しているということで、終日ダメだったらしい。
川合さんは、ツールがなくともトレードはできると言うが、慣れないとなかなか大変ではなかろうか。
9月2日のトレードは、前述した理由により「居合抜き1分トレード」しかできなかったので、今回は、そのことだけを書いてみたい。
「居合抜き1分トレード」というのは、2021年5月29日付で掲載した「川合式居合抜き1分トレード、ツールなしの新しい手法の勝算は」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証1部銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
9月2日のトレード候補銘柄で、私が買いでいけるのではないかと思ったのは、ルネサスエレクトロニクス(コード:6723)と、SUMCO(コード:3436)で、ルネサスエレクトロニクス(コード:6723)は、あっさりと1%利確できたものの、SUMCO(コード:3436)は、なかなか始値(2,400円)を超えても、0.5%利確ラインに達することもなく、前場で同値撤退することにした。
この日は、売建をする銘柄には視点がいかなかったが、「居合抜きツール」の形状からすると、エイチ・アイ・エス(コード:9603)は理想的な売建銘柄だったと言えよう。
「居合抜き1分トレード」をツールなしでやるためには、2021年5月29日付で掲載した「川合式居合抜き1分トレード、ツールなしの新しい手法の勝算は」にあるように、エクセルで候補銘柄を抽出するのが王道なのである。
ちなみに、川合スクールの門下生の一人、パッキーさんは、新興市場株に関して、ツールなしで、どんなトレードをされたのかと思い、ブログ(『五十の手習いトレーダ』の奮闘日記)を拝見したら、さすがという成績だった。
通院の電車の中で実況中継の続きを聞いた限りでは、川合さんも彼のことに言及していたので、これから新興市場株の空売りに関しては、彼のコラムを参考にするといいだろう。
コメント