終戦記念日の納涼会~首都は自粛もマスクも緊急事態宣言も永遠に

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2021年の終戦記念日は「ラバ吉の浴衣で納涼会」と銘打った懇親会だった。
品行方正な日本人からすると、眉を顰めたくなる人もいるだろうが、私に限らず、政策に何の進展もないにもかかわらず、国民が我慢だけを強いられることに嫌気が差している人も多いのだ。

ところで、貴方は2021年7月16日付のJ-Cast Newsで報じられた「緊急事態宣言の期間を可視化したら… 『改めて見るとすごい』驚きのカレンダーが話題に」をご覧になったことがあるだろうか。

もはや、街ゆく人々の大半が酷暑の屋外でもマスクを付け、2021年に限っては、1年のうち4分の3が緊急事態宣言発令中ということであれば、私が表題で付けた「首都は自粛もマスクも緊急事態宣言も永遠に」というのが冗談でも何でもないことがわかるだろう。

ラバ吉の浴衣で納涼会

この日は主催者のMizukiさんのちょっと早めの誕生祝いということで、ケーキまで用意してあった。
私は13日が新型コロナワクチンの接種日だったので、発熱などの副反応があるとヤバイということで、今回はドタ参にさせてもらったので、そんなことは全く知らなかった。(笑)

ラバ吉の浴衣で納涼会

今回のパーティも参加者は若干少なめ、東京都下が緊急事態宣言発令中ということもあるが、多人数で集まる会合を避けたいという人もいるので、向こう数カ月は仕方ないかと思う。

ラバ吉の浴衣で納涼会

それにしても、日本人の新型コロナウイルスに対する反応は、ちょっと行き過ぎではないだろうか。

私はどちらかと言うと、中川淳一郎氏のコラム「緊急事態宣言より我慢ならない『マスク圧力』について今こそ言ってやりたいこと」(2021年4月25日付)や、「この国を支配する『コロナ脳』問題…日本人は『バカとマゾが9割』なのか」(2021年6月2日付)と「ボコボコに叩かれても私が『コロナ脳にとっての暴論』を書き続ける理由」(2021年6月2日付)に与しているのだが、今日(7月17日)付のNHKで「緊急事態宣言 7府県を追加 6都府県も延長 諮問経て正式決定へ」と報じているようでは、年内はおろか、日本では来年になっても緊急事態が続くのだろうか。

ラバ吉の浴衣で納涼会

そもそも日本では緊急事態宣言をしようが、まん延防止等重点措置をしようが、そのモラトリアムの間に、何か新システムができたとか、新しい試みをやってみたとか、そういったものが全くない。

為政者が、国民に対して、ただ単に我慢してくれ、あるいは、ご不便をおかけしたことをお詫びしますと言っているだけでは、何の足しにもならないだろう。

ラバ吉の浴衣で納涼会

美味しい料理を味わいながら、いつまでこんなことが続くのだろうと思った。
私はいい加減にしろと思うが、多くの人は、5月27日付のダイヤモンドオンライン「五輪も自粛も『仕方がない』で受け入れる、ガマン大国・ニッポンの末路」にあるように、仕方がないとしか感じていないのだろうか。

ラバ吉の浴衣で納涼会

そして、遅々として進まないデジタル政府、例えば、厚生労働省のウェブページにある「海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書」、海外旅行へいち早く行きたい人はすでに取得している人もいるようだが、これもやっぱり書類を書かせて窓口で申請させるのが基本、私が5月17日付で掲載した「デジタル庁ができても日本が何も変わらない根本的な原因」を思い出し、暗澹たる気持ちが増幅している。

ラバ吉の浴衣で納涼会

私は8月12日付のコラム「横浜市長選の期日前投票をやってきた」で、福田峰之候補に投票した理由を林文子現市長とどちらがITに強そうかで決めたと書いたが、

市民を1度も市役所・区役所へ行かせない。

というのが公約に入っていることもあった。

ラバ吉の浴衣で納涼会

もちろん、これが即座に実現するとは私も思っていない。
しかしながら、コロナ怖い、コロナ怖い、マスク、マスクと吠えている人の政治的主張が、デジタル政府断固推進でなければ、それは単にバカかウソつきでしかないと私は思っている。

なぜかというのはお分かりであろう。
自分が新型コロナウイルスに感染させられるのは御免だが、(役所などで)対面を要求するのは、公務員が感染するリスクを負っても、必要不可欠なことであるという舐めた論理だからだ。

私が前出の中川淳一郎氏のコラムに与する最大の理由は、コロナ怖い、コロナ怖い、マスク、マスクと言っている人に限って、デジタルとは無縁な世界にいることが多いからだ。
コロナが怖けりゃ、パソコンできない、スマホできないなどと言うべきではないのだ。

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