6月以降、腎疾患(難病)や肺炎で入退院を繰り返していた私も、8月になって健康状態が安定してきたので、8月13日に国際親善総合病院で、1回目の新型コロナワクチン接種(ファイザー社のワクチンなので、2回目は9月3日の予定)をすることになった。
私の場合は、新型コロナワクチンを打つにしても、かかりつけ医による個別接種でないと万が一のときに不安なので、退院間際(7月12日)に予約を入れておいたのだが、7月下旬の肺炎騒ぎで、接種は延期(接種日1カ月前に発熱や病気の罹患がある)かと思われたものの、主治医のOKが出たので、そのまま接種を受けることにした。
新型コロナワクチンの接種については、賛否両論あって、接種しない人も結構見受けられる。
事実、内海聡氏の著書「医師が教える新型コロナワクチンの正体 本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン」はかなりの売れ行きで、私も買って読んだことがある。
また、7月28日付で日本貿易振興機構(ジェトロ=JETRO)が報じた「イスラエル保健省、ファイザー製ワクチンの効果で新たな分析結果を公表」(原文:The Time of Israel on 22 July 2021 – Israeli, UK data offer mixed signals on vaccine’s potency against Delta strain)をどのように解釈するかでも見解が分かれるだろう。
保健省によれば、米国ファイザーとドイツ・ビオンテック製ワクチン(以下、ファイザー製ワクチン)について、入院を要する程度の症状を抑止する有効性は88%、重症化を防ぐ効果は91%と高いものの、新型コロナウイルスの感染防止効果は39%、軽症に抑える効果は41%とした。
もしかすると、私も腎疾患(難病)にならなければ、副反応のリスクを考えて、接種を見送ったかもしれない。
結局のところ、日本腎臓学会のコラム「腎臓病患者診療における新型コロナウイルス感染症について」に、
新型コロナウイルスの重症化リスクに腎臓病が挙げられ、慢性腎臓病、特に、腎炎、ネフローゼや腎移植のため免疫抑制剤やステロイドを内服している方、透析を受けている方では重症化のリスクがあるため、当初の症状が軽微でも肺炎への移行の可能性を念頭に治療することが望まれます。
とあるため、私の場合は、ワクチン接種のベネフィット(利益)が、副反応のリスクを上回ると判断したのだ。
とりあえず、初回は心配していた副反応は全く現れず、無事に接種の儀式を終えることができた。
ワクチン接種狂騒曲に対して私は思う。
私たちは、必死の思いで予約を取り、副反応のリスクに怯えながら、毎年ワクチンを打ち続けなければならないのだろうか。
少なくともインフルエンザについては、そのようなことを思う人はいないはずだ。
私たちがこの先も新型コロナウイルスと共存しなければならないのであれば、今を我慢すればという発想はやめた方がいいだろう。
さもなければ、日本は永遠の自粛、永遠のマスク、永遠の緊急事態と化すだけだからだ。
それとも、コロナ利権を貪っていると言われる医師会やメディア、政治家はそれを望んでいるのか。
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