閉館間際の京急油壷マリンパークに行ってみた

2021年8月のショートトリップ第二弾は、ヤムの会のメンバー（ヒョウちゃん、kimcafeさん）による三浦半島へのドライブ旅行となった。

この日に行った京急油壷マリンパークは、2021年9月30日に閉館になるそうで、その旨のアナウンスが京急のウェブサイトにされている。
電車で行く場合は、ランチと合わせて、まさに「みさきまぐろきっぷ」のコースなのだが、おひとり様で水族館へ行くことなど考えもしなかったので、ちょうどいい機会だった。

8月9日は、関東地方を通過した朝方の台風で、三浦半島へ行って大丈夫かという懸念もあった中、出発時間の10時になる頃には雨もやみ、車で移動するに従って、次第に晴れ間が広がってきた。

入園料は一般の大人料金が1,800円（うち300円は「いるか・あしかパフォーマンス観覧チケット」）だが、障害者割引（900円）が無条件に同伴者も適用されたので、一人あたり1,200円とリーズナブルな値段で入場することができた。

私たちの見た「いるか・あしかパフォーマンス」は7月19日から事前購入制になっているので、ヒョウちゃんがあらかじめ予約してくれていた。
開演時間は12時10分、およそ30分のショータイムである。

中に入ってみると、かなり人がいる。

まさに「密」の状態なのだが、ひょうちゃん曰く、今まではガラガラだったのに～ということだが、夏休み中の3連休（東京オリンピック開催の特例法「令和三年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法（旧　平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法）」による）、しかもオリンピックが終わった直後というのに加え、閉店間際の賑わいもあって混んでいたのだろう。

いるかのパフォーマンスは、最初のうちは、水族館あるあるのものなので、特に目新しさはない。（笑）

ここまで動物を調教するのは大変なのだろうなと思いながら、彼らの頭の良さにも感心する。

いるかのジャンプが終わると、今度はあしかの武芸と音楽の出番だ。

いるかのジャンプはともかく、あしかに音楽をうまく弾けるように調教するのはさぞかし大変だろう。
ここまでよくできたように思う。

約30分のパフォーマンスもいよいよクライマックス、私たちのようなオヤジ3人組よりは、子連れのファミリーにとってはいい感じではないだろうか。

「いるか・あしかパフォーマンス」が終わると、ランチタイムだ。
城ヶ島へ行けば、まぐろが食せるので、私たちも車に乗って移動する。
すっかり天気は良くなったが、車を下りると、風が強くて、片杖歩行の私にとっては難儀なレベルだ。

店の暖簾が風で煽られ、何という店かわからなくなっている。
「みさきまぐろきっぷ」でも紹介されている「城ヶ島　味の中村屋」というところで、さすがに3連休の真っただ中だけあって混んでいる。

私が頼んだのは「まぐろ・てんこ盛り丼」（1,450円）、ほかの2人も「まぐろ丼」（1,450円）だ。
おそらく、これが定番メニューなのだろう。

そういえば、この店に入ったときに言われた「黙食」（食事中は会話を控えて“黙って食べる”ということ）、巷では新型コロナウイルスの感染防止対策の一環として、各都道府県知事らが推奨しているが、お一人様でもないのに、こういった味気ないものに唯々諾々と従えるのは日本人だけかと思う。

それゆえ政府が何もしなくても、今までは新型コロナウイルスの感染が広がっていなかったのかと穿った見方もできるが、コロナコロナと皆で叫んだ結果、コミュニケーションの遮断による精神疾患を患っている人は増えていないのだろうか。