旅人系投資家復活へ~群馬遠征で垣間見えた一筋の光明

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わたらせ渓谷鉄道 桐生駅

私は、2021年6月25日に運命の難病宣告を受け、さらに、7月下旬に肺炎に罹患して1週間の再入院を余儀なくされたとき、病床で心に誓ったことがあった。
仮に、私の寿命が2年足らずで尽きるなら、それまでの間は、一切の妥協を排して後悔のない人生を送ろうと思ったことだった。

そして、病床で読んだ記事の一つが、びゅうたびの「関東のローカル線に乗って、ちょっとそこまでプチ旅行!」だった。
腎疾患で長期旅行が困難になった今、まずは日帰り旅行ができるか、いや、絶対にやってやると誓った末に選んだのが、わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車に乗りに行くことだった。

JR東日本の休日おでかけパスで群馬へ遠征

JR両毛線 桐生駅

8月に関東近県のプチ旅行を考えるなら、青春18きっぷを頭に浮かべるところだが、私の場合、通院透析の合間を縫って旅するという困難な状況を考えれば、今年は5回も旅行できるとは思えなかったので、休日おでかけパスひみつの平日パスでも同額)を利用することにした。

ちなみに、横浜から東北本線の小山までは、単純往復でも3,960円、高崎線の神保原まででも3,960円なので、パスを買った方がお得と言える。
でも、今考えれば、私は身体障害者手帳を持っているので、JR東日本の身体障害者旅客運賃割引規則によれば、片道101キロ以上の移動だと半額になったんだよね。(笑)

JR東日本 休日おでかけパス

私が今回のプチ旅行のために予約したのは、わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車「わっしー1号」(桐生発 9時30分)、これに乗るためには、JR桐生駅に9時過ぎに到着する列車に乗る必要があった。

高崎発の場合は7時51分の列車、小山発の場合は8時1分の列車、いずれにせよ、横浜からは早朝の列車に乗らざるを得ない状況だった。
もちろん、私の使ったパスは上越新幹線や東北新幹線も特急料金を払えば乗れるのだが、ここだけは例年のように、JRE POINT用Suicaグリーン券を準備していたので、普通列車に乗って行くことにした。

トロッコわっしー1号 整理券

私が横浜から乗ったのは、6時15分発の宇都宮行きの快速「ラビット」、グリーン車だったので座るところがあったとはいえ、東京まではほぼ満席、時差出勤で混雑を避けて早く会社に行こうというのか、早朝発の列車の割には、コロナ禍前同様に、かなりの人が車内にいたことには驚いた。

そして、この日は私の乗った列車が何と7分の遅延、小山駅に到着したのが7時59分(定刻は7時52分)、「両毛線の列車(8時1分発)は、この列車からの乗り換えを待って出発する」というアナウンスが流れたものの、私は健常者のように走れない。

私が小山駅で下りようとしたとき、グリーン車のアテンダントは不在だったので、どこかで駅員がいないものかと泣きそうになりながらホームを歩くものの、はるか遠くで両毛線の出発のアナウンスと発車ベルが無情に鳴り響く。

崎陽軒 しゅうまい弁当

ああ、8時1分発の列車に乗れないと、わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車には間に合わない、まあ、次の列車(8時45分発)で行くことを考えようと思いながらも両毛線のホームへ急ぐと、そこには発車ベルを押し続ける駅員の姿が見える。

そこで私はありったけの大声で叫ぶと「乗るんですか」という声、それに返事をすると、駅員が私が列車に乗るまで待っていてくれた。
息を切らして倒れこむように列車に乗り込んだ私、心の中で駅員に向かってありがとうを唱えていた。
あとで、お礼のメールでもしておこうと思う。

わずか5分で完勝~これぞ川合式居合抜き1分トレードの極意

2021年8月6日 デイトレードの結果

私が両毛線の列車に乗り込み、栃木駅を過ぎて通学の学生たちが大方いなくなった頃、ようやくこの日の予定を組む余裕が心に芽生えた。
そして、しばらくの間、iPhoneでわたらせ渓谷鉄道沿線の見どころなどの調べ物をした後で、フト気付いて時計を見ると、8時55分を指していて、間もなく桐生駅に到着するところまで来ていた。

今日って何曜日だ?と思ったら金曜日だった。
休日おでかけパスを買っていたから思わず週末なのかと思ったが、「居合抜きツール」を見て、良い銘柄があったらトレードしようと思った。

「居合抜き1分トレード」というのは、2021年5月29日付で掲載した「川合式居合抜き1分トレード、ツールなしの新しい手法の勝算は」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証1部銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。

2021年8月6日 居合抜きツール画面

初期の有料会員と川合さんに特別にリクエストした方には「居合抜きツール」のアクセス権限が付与されているが、どういったものか例示すると、上図と下図のようなもので、8時30分から9時までの寄り付き前の気配値の動きが一目でわかるようになっている。

私は8時58分の最終シグナルを見た瞬間に、上図の下段左から3つ目のニコン(コード:7731)と、下図も同じく下段左から3つ目の太陽誘電(コード:6976)に決めていた。
普段は結構トレード候補があって迷うことも多いのだが、この日はなぜかピンポイントでこの2つに即決した。

2021年8月6日 居合抜きツール画面

結果はどうなったか。
私がJR両毛線で桐生駅に到着したのが9時1分、JRの改札口で乗り越し清算をし、わたらせ渓谷鉄道のホームの待合室に入ったときにはすべての決済が終わっていた。

2021年8月6日 太陽誘電(6976)のチャート

わずか5分で1%利確、何も文句を付けようがない完勝だった。
両銘柄とも決算発表が8月5日だと知ったのは帰京した後だった、(笑)
太陽誘電(コード:6976)は、利確後も欲を言えばキリがないというレベルまで上昇していた。

2021年8月6日 ニコン(7731)のチャート

私は両毛線小山駅でのことと、この「居合抜き1分トレード」の完勝で、この日のプロジェクトは必ず成功すると確信した。
というより、トロッコ列車に乗ったら、そのまま帰京してもいいくらいだと思った。

わたらせ渓谷鉄道 トロッコわっしー号

わたらせ渓谷鉄道 桐生駅

わたらせ渓谷鉄道の「トロッコわっしー号」は、2021年8月に関しては、1、2、4、6、7、8、9、11、16、18、20、21、22、28、29と運転している。

8月はトロッコ列車がかなりの割合で運転されているのだが、群馬県が8月5日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、8月8日から31日まで「新型コロナウイルス感染拡大防止のための群馬県まん延防止等重点措置」を取ると報じられたため、私は好天が見込まれる6日に急遽行くことにした。

自粛要請という名の強制命令事項の一つ、酒類提供の終日禁止は元より、下手すれば、沿線のレストラン自体が営業を休止することもあり得るからだ。

わたらせ渓谷鉄道 桐生駅

今や、各イベント列車のアテンダントも、マスク常用だから真夏の屋外勤務はキツそうだ。
おまけに、屋外同然のトロッコ車両も乗客はほぼ全員がマスク、私も試しに付けてみたが、ものの数分でギブアップだ。
第一、お一人様で相席なしの場所、かつ屋外同然のところでマスクをする理由などどこにもない。

2021年5月27日付のダイヤモンドオンラインの記事にあった「五輪も自粛も『仕方がない』で受け入れる、ガマン大国・ニッポンの末路」ではないが、ホントに「1億総ガマン」の国だなと思う。

少なくとも酷暑の季節は、2021年7月18日付の「総合診療医:誰もがわかりやすく医療を理解する事ができるブログ」の記事「熱中症警告:救急医療の現場より‼️」をお読みになり、屋外でのマスク着用をやめた方がいいだろう。

わたらせ渓谷鉄道1日フリーきっぷ

ところで、わたらせ渓谷鉄道の一日フリーきっぷ(1,880円)はお得なのかというと、単純に桐生と間藤を往復したと仮定すると、1,130円×2=2,260円なので、かなりお得なようだ。
私が行った桐生と通洞間でも、1,070円×2=2,140円なので、十分に元が取れると言えよう。
それに、水沼駅温泉センターの入浴料が割引になるので、これは隠れた特典と言えるだろう。

わたらせ渓谷鉄道 桐生-下新田間

さて、トロッコ列車など窓がない車両の醍醐味は、晴れた日に車窓の景色を存分に楽しめることだが、桐生から乗った場合に、座席は進行方向の左右どちらがいいのかというと、神戸(ごうど)までなら右側、そこから間藤までは左側が景色が良さそうだ。

もっとも、私が乗った6日(金曜日)のように、ガラガラであれば、移動も自由なので、どちらに座っていようとも関係ないけどね。

わたらせ渓谷鉄道 水沼駅

水沼駅で上り列車と交換、上りホームに温泉センターの看板が見える。
ここは帰り道に寄ろうと思っているが、列車の本数が少ないので、どのタイミングで来るかランチのときにでも検討しようと思う。

わたらせ渓谷鉄道 水沼駅

ガラガラの車内だと好き放題に写真が撮れるのがいい。
ちなみに、私の立っている左側は誰もいなかったので、そこに陣取っても良かったかと思う。

わたらせ渓谷鉄道 小中-神戸間

神戸(ごうど)の手前には小さな滝があって、写真を撮るようにアナウンスがされる。
イベント列車だと、写真スポットに来た時に、速度を落としてサービスしてくれるのがいい。

わたらせ渓谷鉄道 沢入-原向間

ちなみに、神戸(ごうど)にある列車レストラン「清流」の弁当を取り寄せたい人は、その旨のアナウンスがされるので、注文するといいだろう。

わたらせ渓谷鉄道 沢入-原向間

神戸(ごうど)の次の駅、沢入(そうり)を過ぎると、進行方向左側には絵になる景色が広がってくる。

わたらせ渓谷鉄道 沢入-原向間

わたらせ渓谷鉄道の沢入(そうり)駅情報によれば、

黒坂石バンガロー・テント村は、黒坂石川の清流に囲まれた大自然の中のキャンプ村で、夏になると多くの若者や家族連れが川辺の水遊び、釣り、ハイキングを楽しんでいます。

とあるが、駅から徒歩1時間もかかるようでは、車がなければ、ちょっと寄ってみるというわけにはいかないだろう。

わたらせ渓谷鉄道 沢入-原向間

9時30分に桐生を出発して11時に通洞に到着、足尾銅山へ行くにはここが最寄り駅と書かれていたので、私はここで下車することにした。

ちなみに、通洞駅周辺にレストランがあるのか、トロッコ列車のアテンダントに聞いてみたが、コロナ禍の元では現地確認が必要らしい。
食べログなどで連絡先を確認したら、電話をかけてみた方が良さそうだ。

わたらせ渓谷鉄道 通洞駅

足尾銅山観光

足尾銅山観光

わたらせ渓谷鉄道に限らず、地方のローカル線を旅するときに困難を極めるのが、列車の本数の少なさだ。
今回の旅も一日フリーきっぷ(1,880円)をどうすれば有効に使えるか、ずっとiPhoneと睨めっこの状況が続いた。

足尾銅山観光

とりあえず、終着の間藤から日光へ抜けるルートは、日光市営バス(足尾JR日光駅線)しかなく、思ったよりも大変そうな感じなので、足尾銅山観光をしたら桐生方面へ戻ることにした。

足尾銅山観光

足尾銅山は、わたらせ渓谷鉄道の通洞駅から徒歩10分ほど、灼熱の太陽に照らされ、どこも休憩するところがなさそうな道を歩いていると、それだけでも疲れが倍加する。

足尾銅山観光

JR日光駅(東武日光駅)からバスで来た場合は、銅山観光前という停留所があるので、そこで下りれば施設の目の前だ。
従って、高齢者などが一緒のときは、片道はバスで日光へ直行するようにすれば、多少なりとも身体が楽かもしれない。

足尾銅山観光

足尾銅山の入場料は830円、通洞駅で100円の割引クーポンをくれるので、忘れずに貰っておこう。
私は身体障害者ということで、手帳提示により無料で入場できたが、通常は半額のところが多い中、かなり得した気分だ。

足尾銅山観光

15分ごとに運行しているトロッコ列車に乗り、通洞坑に到着すると、下界と違って、空気がかなり冷んやりとしている。
降車場でトロッコから降りたら、この先300メートル続く坑道を歩いて行く。

足尾銅山観光

坑道を進むと、足尾銅山で働いた人々の様子を伝える展示場があり、江戸時代、明治・大正、昭和と時代ごとにエリアが分かれていて、手掘りから機械化した技術の進化が学べるようになっている。

足尾銅山観光

地下で手掘り作業をしていた当時の様子を見ると、今とは比べ物にならないくらい大変そうだというのがわかる。
ところで、足尾銅山と言えば、近代の歴史上、足尾鉱毒事件というのが有名なのだが、そうした負の歴史はここには展示されていないようだ。

足尾銅山観光

私がここにいたのは30分ほど、さすがにそれだけだと全部は見切れないのだが、どこかで食事が取れるところがあれば、12時30分発のものでなく、その次の列車(13時33分発)にすることもできたので、それだけが残念でもある。

足尾銅山観光

食事を取れるところと言えば、ここにもレストハウスらしきものがあるのだが、営業してるのかしていないのかわからない雰囲気で、あまり商売気もなさそうなので、そのまま駅へ向かうことにした。

神戸(ごうど)~列車レストラン「清流」

わたらせ渓谷鉄道 通洞駅

足尾銅山観光の最寄り駅がわたらせ渓谷鉄道の通洞駅、私が乗ったのは12時30分発の桐生行きの普通列車で、列車レストラン「清流」がある神戸(ごうど)で下りるか、駅に温泉のある水沼で下りるか、最後まで迷っていた。

わたらせ渓谷鉄道 通洞駅

そして、通洞から神戸(ごうど)までの20分間で下した結論は、両方とも行ってみるだった。
おそらく、食事も温泉入浴も1時間の間隔であれば、それほど退屈しないだろうと思ったからだ。

わたらせ渓谷鉄道 神戸駅(ごうどえき)

神戸(ごうど)駅は、下りホーム側の駅舎が、登録有形文化財として登録されており、上りホーム側に列車レストラン「清流」がある。

レストラン「清流」

列車レストランは、元東武特急の「けごん」の車体を利用しているので、まるで列車の食堂車のような雰囲気を味わうことができる。

レストラン「清流」

このレストランの名物は、ヤマト豚弁当(1,100円)と、トロッコ弁当(1,000円)で、現地で食べることができるほか、トロッコ列車内でも注文を受けることになっている。
ここのレストランのメニューは、地元産の舞茸を使ったものが多いので、それらを頼めば外れがないだろう。

レストラン「清流」

最初はランチだけで1時間もあったら暇を持て余すのではないかと思ったが、駅舎の写真を撮ったり、いろいろ見て歩くと、案外と時間が経つのも早かった。

ちなみに、この日(8月6日)はビールが販売されていたが、8月8日から31日まで群馬県みどり市も「新型コロナウイルス感染拡大防止のための群馬県まん延防止等重点措置」による禁酒令下に置かれるので、ここでビールを飲むことは当分できなくなるだろう。

わたらせ渓谷鉄道 神戸駅(ごうどえき)

駅舎の散策をするために、下りホーム側にいたら、私の乗る予定の列車(14時3分発)が、上りホームにやってきたので、ちょっとビックリした。
神戸(ごうど)で7分間停車するので事なきを得たが、健常者のように走ることのできない私にとっては心臓に悪い。

わたらせ渓谷鉄道 神戸駅(ごうどえき)

水沼駅温泉センター

わたらせ渓谷鉄道 水沼駅温泉センター

14時3分に神戸(ごうど)を出発した普通列車が、14時20分に水沼に到着する。
ここで休憩のために下車した私は、駅に併設された水沼駅温泉センターに行く。

入浴料は一日フリーきっぷがあるので、600円が480円になったのだが、ウェブサイトには障害者は、子ども料金(400円が320円)になると書かれていた。
私は杖をついていたのだが、障害者には見られなかったのだろうか。(笑)

わたらせ渓谷鉄道 水沼駅温泉センター

酷暑の平日ということもあって、かなり空いているのが嬉しい。
水沼駅のある桐生市も、8月8日から31日まで「新型コロナウイルス感染拡大防止のための群馬県まん延防止等重点措置」による禁酒令下に置かれるためなのか、今日(6日)は生ビール半額というセールがされている。

わたらせ渓谷鉄道 水沼駅温泉センター

次の列車が15時57分発と1時間半の間隔が空くが、ここは休憩室で寝ることができるし、コンセントを借りてiPhoneの充電をすることができる。
残高がゼロに近い状態にあった私にとって、これは非常に助かった。

高崎経由で帰京へ

イーサイト高崎 グリーングルメ/神戸コロッケ

わたらせ渓谷鉄道の旅を終えた私は、桐生から高崎を経由して帰京することにした。
横浜へ帰る頃にはレストランも閉まっているだろうし、高崎のような、大きな駅の方が駅弁なども仕入れやすいからだ。

高崎を出発したのは17時59分、横浜到着予定が20時30分なので、駅弁を仕入れておいたのは正解だった。
今までの旅行なら、これにビールとおつまみが加わるのだが、現在は腎疾患の影響で、そういうことがしづらい状況にある。
それだけは残念なことだと思う。

イーサイト高崎 グリーングルメ/神戸コロッケ

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