保険があって良かった~2020年の医療費自己負担100万円なり

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相談する女性

まるで、生保レディのセールストークのような表題だが、このたびの3連休は、大寒波がやってきて極寒なのに加え、関東の1都3県に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が再発令されたこともあって、全く外出する気にならないので、令和2年分の確定申告の準備を兼ねて、2020年の医療費をまとめてみた。

今年に関して言えば、主たる収入が非課税所得の傷病手当金で、申告すべき課税所得が持続化給付金(事業所得の雑収入)と、海外の金融機関で得た配当所得(参考: 確定申告用-株式投資損益計算書(Excel))くらいしかなさそうなので、医療費控除を計算する必要はない感じもするのだが、年間でいくらかかったのか把握しておこうと思った。

医療費控除対象額の計算

戸塚共立リハビリテーション病院

私が2020年5月12日に掲載した「医療費100万円の衝撃、もし限度額適用認定証なかりせば」も、当時としてはかなり反響があったのだが、今回はそれらをすべて加味して、単純に自腹を切るかもしれなかった金額が、年間で100万円を超えたということだ。

もっとも、表題にあるように、生命保険と損害保険の入院給付金のおかげで、すべて補てんされたので、金銭的にはだいぶ助かったと言えるだろう。

支払った医療費 保険金などで補てんされる金額
聖マリアンナ医科大学病院(入院) 226,500 入院費給付金 1,488,600
戸塚共立リハビリテーション病院(入院) 361,940 高額療養費 127,389
国際親善総合病院(通院) 138,790    
横浜市福祉サービス協会(訪問リハビリ) 190,270    
その他の病院・薬局・通院時交通費 112,005    
年間合計 1,029,505 年間合計 1,615,989

保険金などで補てんされる金額

SMBCプレスティア横浜支店

国税庁の「医療費を支払ったとき(医療費控除)」には、保険金などで補てんされる金額として、「生命保険契約などで支給される入院費給付金や、健康保険などで支給される高額療養費・家族療養費・出産育児一時金など」と書かれていて、私の場合、単純に、実際に支払った医療費から、補てんされた金額(総額)を差し引くと、医療費控除額はゼロになる。

しかしながら、注意書きにあった「保険金などで補てんされる金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きますので、引ききれない金額が生じた場合であっても他の医療費からは差し引きません。」というのは、どういうことなのかと言うと、生命保険や損害保険による入院給付金や通院給付金は、給付の原因となった傷病により、入院していたときの費用や、通院費用から差し引けばいいことになるので、それ以外の支払額には及ばないという解釈になる。(2019年2月11日 知らないと不利な申告をしてしまうかも、「医療費控除の明細書」の書き方の注意点

つまり、国税庁の確定申告コーナーにある医療費集計フォームを使うときは、支払った医療費と同額を上限に入力すればいいことになる。
私の例で言えば、聖マリアンナ医科大学病院(入院)への支払いは、226,500円だったので、保険金などで補てんされる金額もそれが上限ということになる。
こうやっても、私の場合、医療費控除額は微々たるものになると思うが、原理原則だけは把握できたので良しとしよう。

続・傷病手当金の支給申請雑感

横浜駅西口郵便局

2020年8月14日付で掲載した「祝・特定検診で脱メタボ&傷病手当金の支給申請雑感」のとき、私は、

病院の医師は、コロナ禍であまり通院回数が増えるのも感染リスクが・・・と言うが、傷病手当金(継続給付)の診断書の請求さえ、郵送によるやり取りを頑なに拒否する事務方(これを私は来い来い事務と呼ぶ)との温度差は何なのか、厚生労働省の官僚以下、病院事務スタッフに至るまで、医療・福祉関係の事務屋の病的とも言える頑迷さは何とかならないものなのか。
それとも、郵送事務を請け負うと、つまらない手作業が増えて堪らないということなのか。

と書いたが、幸いにも、診療のために通院する機会も減り始めたため、診断書を取りに行くためだけに、交通費をかけて病院に行かされることに釈然としないこともある。
それもあと半年程度なので我慢できるが、すべての人に対して、これの繰り返しで、医療事務の改善が行われないままになっているのだろう。

請求対象期間 診断書作成日 協会けんぽ郵送日 入金日
2020.7.1-2020.7.31 2020.8.12 2020.8.13 2020.8.26
2020.8.1-2020.8.31 2020.9.10 2020.9.16 2020.10.2
2020.9.1-2020.9.30 2020.10.9 2020.10.14 2020.10.26
2020.10.1-2020.10.31 2020.11.5 2020.11.11 2020.11.24
2020.11.1-2020.11.30 2020.12.16 2020.12.16 2020.12.28
2020.12.1-2020.12.31 2021.1.8

最後に

戸塚共立リハビリテーション病院

フェイスブックの思い出を開くと、ちょうど1年前に、聖マリアンナ医科大学病院から戸塚共立リハビリテーション病院へ転院したときのことを書いていた。
最初の入院先で読み終わった本は置いてきたのだが、看護師にも大人気だった「田中みな実 写真集」はそのまま転院先にも持参した。

これからは、毎日2時間はリハビリ、歩行訓練が順調にいけば、自宅に一時帰宅もありそうです。
美人のリハビリ担当の元、社会復帰に向けて頑張りたいと思います。

これが1年前の私の決意表明だった。(笑)
そして、今年、自宅に引きこもりながら、確定申告の準備ができるようになったのは、ある意味、幸せだと言えるだろう。

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