牛に引かれて善光寺参り

この記事は約4分で読めます。

善光寺

2020年11月の「大人の休日倶楽部パスの旅」の最後を飾るのは、長野の善行寺への参拝と塩尻のワイナリー巡りだった。
全部で新幹線と特急、イベント列車を11本乗り継いだ旅路はいよいよ最終章へと向かう。

朝食はスターバックスで

スターバックス長野駅前店

私の泊まっているドーミーイン長野では朝食が1,500円で食べることができる。

ただ、今回、私は、外に散歩に出たついでに、ホテルの近くにあったスターバックスで、朝食を軽く済まそうとしたら、何だかんだで同じくらいお金がかかってしまった。
スターバックスでは、あまり食事をしたことがないのだが、意外にお金がかかるものだな。(笑)

スターバックス長野駅前店

善光寺参り

善光寺

私が信州善光寺に来るのは、2014年10月の家族旅行で訪れたとき以来だから、6年ぶりということになる。

善光寺に行くには、JR長野駅からアルピコ交通のバス「びんずる号」に乗るのが最も手軽に行けるルートだ。
これに乗って、終点の善光寺大門停留所で下りて、まっすぐに参道を歩くと、仁王門が見えてくる。

善光寺

仁王門をくぐり、仲見世通りを歩くと、買い食いをそそられるお店が軒を並べている。

善光寺

仲見世通りが終わるあたりが山門になり、それをくぐると本堂までもうすぐだ。

善光寺

ここで、喜多方日帰り旅でも使った自撮り機器のGekko Pod フレキシブル三脚を使ってみた。
電車の中と違って、器具を固定する場所が今一つだったので、これにてご勘弁を・・・

善光寺

善光寺の六地蔵は、われわれ衆生が輪廻を繰り返す六つの世界(六道)に現れ、迷いや苦しみから衆生を救ってくださる菩薩とのことだ。
手前から、地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人界、天界の地蔵菩薩で、地獄界の地蔵菩薩が蓮台から片足を出しているのは、一刻も早く衆生を救いに行こうという気持ちの現れと言われている。

ちなみに、一番奥に見えるのはぬれ仏(延命地蔵)、善光寺聖・法誉円信が全国から喜捨を集めて造立した延命地蔵尊だ。

善光寺

いよいよ本堂で参拝、「牛に引かれて善光寺参り」と言われる善光寺訪問は無事に完了した。

全ての衆生(生命のあるもの)を救済し極楽浄土へ導きたいというのが、阿弥陀如来さまのご誓願です。
善光寺にお参りになりました折には、「南無阿弥陀仏」とお念仏をお唱えしていただき、如来さまとご縁をお結びになって下さい。

善光寺

善光寺からの帰りは、善光寺下駅から長野電鉄に乗ることにした。
JR長野駅までバスで行っても良かったのだが、時間が中途半端だったので、違うルートを取ってみた。

長野電鉄 善光寺下駅

篠ノ井線「特急・ワイドビューしなの10号」

長野駅

善光寺参りを終えた私は、長野から塩尻へと向かう。
私にとっては、塩尻に行くのも2013年秋の信州家族旅行以来だとすると、7年ぶりということになるのか。
月日が経つのは早いものだと感じる。

長野駅

ちなみに、私が乗った「特急・ワードビューしなの」は、篠ノ井線内はJR東日本の扱いなので、大人の休日倶楽部パスを使って行き来ができる。
しかし、塩尻から名古屋までの中央西線の区間は、JR東海の扱いになり、別に料金を払わないと乗れない区間になるのだ。

塩尻でワイナリー巡り

塩尻駅

塩尻で弟と落ち合った私は、昼食とワイナリー巡りへと出かけた。

大人の休日倶楽部パスの有効期限が今日までなので、わずかな時間しか滞在できないが、コロナ禍の折、地方都市では、帰省も憚られる風潮のところも多く、ホテル以外のところには居辛いのも事実なので、今回は早々に退散することにした。

手打そば 泉屋

ちょうど昼時だったので、腹ごしらえをする。
信州そばが美味しい時期なので、泉屋という手打そば屋で食事をする。

手打そば 泉屋

気のせいか店内は、かなり空いているようだったが、やはり、飲食業はどこも厳しい状況なのか。
昼食後に連れて行ってもらったワイナリーも、今年は試飲は軒並み不可とのことで、私は土産として小さなボトルを買っていった。

五一わいん

とりあえず、今回は五一ワインと、井筒ワインの二軒に連れていってもらったのだが、新酒が出る季節にもかかわらず、例年の賑わいはなく、どこも寂しい限りだと言っていた。

井筒ワイン

いずれにせよ、コロナ禍が収束しなければ、地方都市の中小ワイナリーの賑わいは取り戻せないだろう。
そういった点では、仙台のニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所は、まだマシなほうだったと言えよう。

帰京への道~中央東線「特急・あずさ38号」

松本駅

新幹線と特急、イベント列車を11本乗り継いだ旅路の最後を飾るのは、松本発14時50分の「特急・あずさ38号」だ。
コロナ禍の渦中で、しかも月曜の上り列車なので、発車間際でも指定席が取れるほどガラガラだ。
全車指定席の列車でなければ、何もする必要がないくらいの空き状況だ。

松本駅

私の乗る列車は、新宿まで2時間半、途中停車駅も上諏訪、茅野、甲府と八王子までわずか3駅しか止まらない。
もうiPhoneを使って調べ物をすることもないから、今回の旅行に持参した半藤一利氏の「昭和史 1926-1945」でも読むことにしよう。

松本駅

ところで、松本駅で仕入れた長野の地ビールはどうしようか。
もうすぐ旅行も終わるのだが、車内で飲むか、土産に持って帰るか、悩むところだ。(笑)

2020年11月 大人の休日倶楽部パスの旅のトピックス

コメント

タイトルとURLをコピーしました