「日利1.5%トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」をご覧の方や、彼のメールマガジンの購読者はご存じのことと思うが、明日(2020年7月28日)から8月7日までの2週間限定で、毎朝8時55分~9時45分の50分間「株式トレードの完全リアルタイム実況中継(録画あり)」を行うことが予告されている。
彼がリアルトレードで実践するのは、「急騰銘柄傍受システム(買い)」と、「マザーズ1%スキャル(空売り)」による新興市場株のトレードだ。
システムから発せられるアラート(シグナルは1~4の4段階で、4が最強)によって、どう対処すべきか実演してくれる。
無料動画で川合式のデイトレード手法を学ぶ
これは、今までの例からすると、有料会員の募集に繋がると思われるので、特に、コロナ禍で自分の勤め先の業績が悪化していそうなサラリーマンの方々は、日銭を稼ぐツールの一つとして勉強しておいて損はないと思う。
特に、新型コロナウイルス感染防止対策で、テレワーク、時差出勤、フレックスタイムの制度があるのなら絶対に使うべきであり、自分の将来のため、できる限り、動画の視聴時間を確保するよう努力すべきであると思う。
事実、2020年4月3日付のハーバービジネスオンラインは、「すでに始まったコロナ失業! 今後、リストラ、採用取り消し、派遣切り増加に注意。政府は対策を」という記事を配信していたし、コロナ危機下において、無策、無能な政府の元、今後はもっと過酷なビジネス環境になることは容易に想像できる。
参考までに、過去3回は
- 第1期 動画配信 2019年7月31日から 受講生募集 8月6日から9日まで
- 第2期 動画配信 2019年11月18日から 受講生募集 11月27日から29日まで
- 第3期 動画配信 2020年3月14日から 受講生募集 3月26日から27日まで
となっていたので、今回も同じような展開となるだろう。
居合抜きツールを使えない方の寄り付きトレード手法
最近の川合さんのリアルトレード結果(動画)で公開される手法は、新興市場銘柄の売買を中心とした「急騰銘柄傍受システム(買い)」と「マザーズ1%スキャル(空売り)」がメインになっているようだが、7月9日付のコラム「コロナ禍で増えた空き時間で月10万円稼ぐ方法」というのは、東証1部銘柄の売買を中心とした「居合抜き1分トレード」という手法だ。
この手法は、株式会社ソーシャルインベストメント代表取締役・山本弘史氏による幻冬舎Gold Onlineの連載記事「投資スキル0点でも『100点満点のAI株価解析ソフト』を作れたわけ」の中でも紹介されているので、ご一読されればいいと思う。
ちなみに、「居合抜き1分トレード」というのは、現在、私を含めて、有料会員の第1期生と第2期生に対しては、投資銘柄選定のための「居合抜きツール」と呼ばれる専用ツールの配信が行われているが、今後はどうなるだろうか。
エクセルを使った「居合抜き1分トレード」候補銘柄抽出
そこで、「居合抜きツール」を利用できない方には、「台北で川合式日本株のデイトレードをやってみた」に掲載した、過去に川合さんが無料公開していた銘柄選定方法を再掲するので、参考にして欲しい。
この「居合抜き1分トレード」というのは、前営業日の東証1部の値上がり上位銘柄から抽出した20~30銘柄のうち、9時の寄り付きから上がりそうな(場合によっては下がりそうな)銘柄を選定して、0.5~1%の利益を確保しようというものだ。
基本的には、前夜のうちに株探の株価注意報(2022年4月1日より)から抽出した値上がり率上位200銘柄を、当日の8時半以降の気配値を見ながら選定することになる。
川合さんは、この際に、気配値が、前日の終値から2.5%以上乖離した銘柄を避けること、また、寄り付き後も9時2分30秒まで待って、寄り付かない銘柄は注文を取り消した方がいいと言っている。
理由は、いずれも寄り付き後に逆行する可能性が高くなることだ。
抽出条件
- 株価が400円(100株で4万円)以上、5,000円(100株で50万円)以下
- 出来高が100万株以上
- 売買高(株価×出来高)が10億円以上
川合式「居合抜き1分トレード」用のデータ抽出マニュアル及びひな形
- ヤフーファイナンス・データ抽出マニュアル(Excel)
株探データ抽出マニュアル(Excel 補足版)(ヤフーファイナンスのマニュアルと双方を合わせてご利用ください) - 値上がり上位銘柄用(Excel)(2022年4月1日変更)
- 値下がり上位銘柄用(Excel)(2022年4月1日変更)
トレーディングの基本は、寄り付きの成行買い(又は売り)で、1%(川合さんの推奨は0.5%)で利確、-2%で損切りとする。
2020年7月27日の売買候補銘柄と結果
私にとっては、エクセルで銘柄抽出するのは久しぶりなのだが、4連休前の7月22日の値上がり上位銘柄と、予想通りというか何と言うべきか、日本の4連休中(木曜・金曜)に米国市場(NYダウ・ナスダック総合)が下落したので、値下がり上位銘柄も抽出して、27日の値動きを見ることにしよう。
基本的には、前日に抽出した銘柄の中から、寄り付き前の気配値を見て、買いか売りかを決めればいいのだが、8時50分前後からの10分間で、かなり動くこともあるので、9時2~3分前の段階で最終決断することになる。
とりあえず、下表における7月27日の始値と、高値又は安値に背景色があるものの説明は以下のとおり。
- ゴールドの背景色があるものは、7月22日(前営業日)の終値より高値で寄り付いているもので、買い(ロングポジション)で入れば、1%の利益(川合さんの推奨は0.5%)が取れた可能性のあるもの。
- 黄色の背景色があるものは、7月22日(前営業日)の終値より安値で寄り付いているもので、売り(ショートポジション)で入れば、1%の利益(川合さんの推奨は0.5%)が取れた可能性のあるもの。
- ピンクの背景色があるものは、7月22日(前営業日)の終値より高値で寄り付いているため、仮に、買い(ロングポジション)で入っていれば、-2%の損切りラインに達していた可能性のあるもの。
逆に、安値で寄り付いているもので、仮に、売り(ショートポジション)で入っていれば、-2%の損切りラインに達していた可能性のあるもの。
なお、これらの銘柄情報につき、2019年11月4日付で「楽天証券マーケットスピード2を使った注目銘柄一括登録の方法」を掲載しているので参考になれば幸いである。
【2020年7月22日抽出 東証1部値上がり上位銘柄】(銘柄コードと会社名がピーチの背景色のものは「居合抜きツール」でも抽出済)
それぞれの銘柄の四本値は、Kabu Begin!のExcel株価取得を使って抽出した。
銘柄コード | 会社名 | 7/22終値 | 7/27始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
1605 | 国際石油開発帝石 | 663.9 | 663.5 | 668.7 | 645.5 | 668 |
1802 | 大林組 | 1,001 | 986 | 999 | 978 | 998 |
3288 | オープンハウス | 3,200 | 3,155 | 3,170 | 3,090 | 3,120 |
3902 | メディカル・データ・ビジョン | 1,457 | 1,440 | 1,452 | 1,391 | 1,417 |
4183 | 三井化学 | 2,222 | 2,177 | 2,200 | 2,154 | 2,200 |
4541 | 日医工 | 1,277 | 1,294 | 1,309 | 1,258 | 1,292 |
5938 | LIXILグループ | 1,539 | 1,550 | 1,551 | 1,509 | 1,533 |
6752 | パナソニック | 1,029.5 | 999.8 | 1041.5 | 999 | 1039 |
6755 | 富士通ゼネラル | 2,650 | 2,569 | 2,609 | 2,557 | 2,603 |
6770 | アルプスアルパイン | 1,475 | 1,454 | 1,455 | 1,407 | 1,422 |
6967 | 新光電気工業 | 1,794 | 1,651 | 1,717 | 1,623 | 1,708 |
7545 | 西松屋チェーン | 1,126 | 1,111 | 1,115 | 1,090 | 1,110 |
7752 | リコー | 812 | 798 | 799 | 787 | 798 |
7915 | NISSHA | 1,142 | 1,143 | 1,144 | 1,075 | 1,094 |
8804 | 東京建物 | 1,219 | 1,201 | 1,214 | 1,181 | 1,209 |
9531 | 東京ガス |
2,600.5 |
2602 | 2,695 | 2,597.5 | 2,695 |
9603 | エイチ・アイ・エス | 1,606 | 1,581 | 1,584 | 1,550 | 1,556 |
これらの銘柄は、7月22日は陽線引けしたものの、27日は、日経平均株価と歩調を合わせるように、寄り付きからいきなり下げて、その後に値を戻したものが多かった。
その中で、寄り付きから逆行高となったものは、7月の日足が右肩上がりのパナソニックと、公営企業である東京ガスだったが、それ以外の銘柄は、ショート(空売り)で入れば、割合に素直な値動きで、数分で利確できたのではないだろうか。
【2020年7月22日抽出 東証1部値下がり上位銘柄】(銘柄コードと会社名がアクアの背景色のものは「居合抜きツール」でも抽出済)
それぞれの銘柄の四本値は、Kabu Begin!のExcel株価取得を使って抽出した。
銘柄コード | 会社名 | 7/22終値 | 7/27始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
3092 | ZOZO | 2,556 | 2,500 | 2,527 | 2,457 | 2,498 |
3667 | enish | 840 | 825 | 845 | 823 | 827 |
3915 | テラスカイ | 4,160 | 4,165 | 4,860 (S) | 4,165 | 4,860 (S) |
4543 | テルモ | 4,007 | 3,937 | 4,020 | 3,928 | 4,012 |
4813 | ACCESS | 814 | 829 | 855 | 811 | 847 |
9142 | 九州旅客鉄道 | 2,390 | 2,360 | 2,360 | 2,323 | 2,358 |
7月22日に陰線引けした銘柄は、27日は逆に上がった銘柄が目立ったが、私は、この中で、JR九州(九州旅客鉄道)を空売りして、数分で利確することができた。
やはり、豪雨による大規模な被災によって、収益の改善が遠のくという見方は根強かったようだ。
また、7月半ばから急騰しているテラスカイ、22日の利確売りにもかかわらず、今日はストップ高となったようで、私はこの銘柄はノーマークだった。
皆さんはいかがだっただろうか。
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