往復で約3割引き、かなりお得な成田エクスプレス(N’EX)往復きっぷ

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成田エクスプレス
海外旅行へ行くときの首都圏の玄関口の一つとして成田国際空港があるのは皆さんもご存知のとおりだが、都内から成田空港まで格安に行くなら東京シャトル(東京駅から1,000円、事前予約で900円)や、京成スカイライナー(上野、日暮里から2,470円)を使う人が多くなっている。

実際に私が乗ったときの感じでも、この2つのルートが最も混雑していたような感じがするくらいだ。
一方、東京空港交通の空港リムジン成田エクスプレスは、平日のラッシュ時などに東京や日暮里で乗り換えをするのが煩わしい人にとっては有用な交通手段である。

ところで、この成田エクスプレス、私も良く利用するのだが、全車指定制ということもあり、往路はフライトの時間が決まっているので、それに合わせて指定券を取っていたのだが、復路は飛行機の遅延の可能性があるし、預け荷物が出てくるのに時間がかかることもあって、成田空港駅から列車に乗れる時間が読めないので、指定券の予約をするようなことはしなかった。

そもそも、成田エクスプレス自体が、事前予約しないと乗れないほど混んでいる列車ではないので、空港駅に着いたタイミングで切符を買えば十分だった。
また、成田エクスプレスとの接続のタイミングが悪ければ、快速「エアポート成田」(2018年3月17日から愛称廃止)のグリーン車に乗ったり、リムジンバスで帰宅することもあった。

成田エクスプレスの運賃を単純に計算すると、横浜から成田空港まで普通車指定席で片道4,290円(運賃 1,940円 特急指定席 2,350円)なので、片道ずつ買うと、8,580円となる。

仮に、復路を快速「エアポート成田」のグリーン車にした場合は、土日祝日の乗車で、切符を駅で購入した場合は、1,940円+780円なので2,720円になり、合算すると7,010円となる。
同様にリムジンバスだと、片道3,600円なので、合算すると7,890円となる。

ただ、各種のクレジットカードで、ゴールドカード以上のステータスを持っていると、復路は荷物の宅配を無料でやってくれる場合も多く、東京駅の到着時刻がラッシュ時間帯のピークに当たらなければ、あまり苦労はないので、前述した東京シャトルを使えば、復路は1,000+470円(東京-横浜)で済み、合算すると5,760円となる。(2017年3月3日 ダイヤモンド・ザイ-「国際線手荷物無料宅配サービス」が付帯しているクレジットカードで、海外旅行の道中を楽ちんに!手ぶらで海外旅行に行けるカードの特典の利用法!

私は勤務形態が非常勤になってから定期券というものを持たなくなり、また大人の休日倶楽部ミドルカードSuicaオートチャージ機能を付けた結果、最近では首都圏の鉄道の自動券売機にはほとんど用がなくなっていた。

ところが、先日、フト思い立って、久しぶりにJR横浜駅で自動券売機を見ると、タッチパネルにおトクなきっぷというものがあり、N’EX往復きっぷ(普通車)N’EX往復きっぷ(グリーン車)というのが表示された。

おお、何だと思って進めていくと、値段が表示され、普通車指定席が往復で6,170円(約28%引き)、グリーン車は7,710円(約34%引き)となっていた。
懸念していた帰りのチケットは、オープンチケット(事前の列車指定が不要)にもでき、14日間の有効期間内であれば、自分が乗れる列車の指定券(グリーン券)を駅の窓口で買い求めればいいことになっている。

このN’EX往復きっぷ、利用日当日に買えないのと、有効期間が14日という制約はあるが、価格面で言えば、普通車指定席であれば、復路を東京シャトルにした場合並みに安く、グリーン車に乗った場合は、片道ずつ指定席を買うよりも安いことになる。

ちなみに、N’EX往復きっぷは2013年3月1日から発売していたそうだが、私の場合、羽田空港から旅行する機会も増え(2010年9月2日-32年ぶりに羽田空港発着の国際線の定期便再開)、あるいは往路が成田前泊の場合も含めて、職場から成田空港へ直行の場合もあり、往復とも成田エクスプレスを使ったことは意外に少なかった。

ついでに言うなれば、今後予定している海外旅行ではN’EX往復きっぷを使う機会がないので、もしかすると、発売期間とされている2019年(来年)9月30日まで購入することはないかもしれない。

もし、皆さんが成田エクスプレスに乗る機会があれば、このN’EX往復きっぷを検討してみてはいかがだろうか。

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