昇り龍再び、自分の人生が変わる鼓動を感じるとき

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竹鶴

今の私は自分の人生が変わるのではないかという高揚感に包まれている。
そう、こういう大きな鼓動を全身に感じるのは、2012年6月3日に「Toward a dream-come-true『経済的自由への扉は開かれた』」というコラムを掲載したときの感覚に似ている。

あのときも香港の高級ホテル、ランガムホテル(The Langham Hong Kong)のプレミアスイートの一室で、琥珀色の液体で満たされたグラスを片手に、眩いくらいに輝く未来を想像したものだった。

それから3年間、目標に向かって突っ走り続けて自由人への第一歩を踏み出したものの、今のままいけば、想定していたよりも支出を切り詰めないといけない状況になることがわかった。

1年に数回の国内外の旅行を楽しむためには、逆に2ヶ月くらいは「仙人月間」と称して、仕事以外の外出はしないという生活をするハメになりそうだった。
日本のサラリーマンの中には仕事が激務でそういう生活を余儀なくされている人もいると思うが、私が「仙人月間」のことを友人に言ったら、「そんなこと無理に決まっている」と一蹴されたのを覚えている。(笑)

ちなみに、平成26年度(2014年度)の家計調査による高齢者(引退世代)の家計では1ヶ月当たりの平均消費支出額である約29万円(年間約350万円)を基準にすると、そうならざるを得ないというのを50代にして実感することができたわけだ。

ただ、ここで気になったのは、平成25年度(2013年度)の家計調査による高齢者(引退世代)の家計では1ヶ月当たりの平均消費支出額は約25万円(年間約300万円)、平成24年度(2012年度)の家計調査ではもっと少なかったことから、これはアベノミクス(第二次安倍内閣の経済政策)の負の側面である円安による物価高と、平成26年(2014年)4月1日からの消費増税の影響であることは否定できないだろう。

この統計から読みとれることは、公的年金と貯金だけを当てにして何もしなければ、じり貧になるのは間違いないという残酷な結果である。
ついでながら、本日付のJB Pressは「いつの間にかアジアの『安い国』になっていた日本」という記事を配信している。

国際的に見て日本における労働の価値がますますなくなっていくのは火を見るよりも明らかだった。
さて、自他ともに「仙人月間」が無理だと悟った私は、ファンドの配当所得以外に稼ぎの道を見つけることにした。

そこで出会ったのが、2016年1月5日付の鳥居万友美のFXライフの記事、「FXで人生を好転させたいあなたへ」というものだった。
実のところ、彼女はワールドインベスターズTVのライブに出演していたことがあって、名刺交換だけさせていただいたことがあるのだ。

もっとも、それ以降の交流がないので、先方は私のことは覚えていないと思うが、私は彼女のブログだけブックマークしてあったのだ。

その記事の中で私の関心を惹いたのは「今の私は、『FXをあきらめなくて本当によかった!あの時あきらめずに頑張ったのは素晴らしい判断だったよ!』と当時の私に言ってあげたい気持ちです。ネット環境とパソコンがあれば、世界中どこにいてもFXの取引ができるので、色んな所に旅行できるようになりました。しかも、自分には無縁と思っていたビジネスクラスやファーストクラスで旅行できるようになったのです。」

しかも、彼女は一時的に稼いだわけではなく、長期にわたって成功した投資家としての地位を築きあげてきたという。
海外旅行が大好きな私は、自分もラグジャリーな旅行ができることを目標にして、さっそく彼女のFX無料メール講座に登録して配信してもらうことにした。

ただ、私は苦手意識の強いFXのトレードをやる代わりに日本株の短期トレードをやることにした。
FXをやらないにもかかわらず、彼女にコミットメントしようと思ったのは、小次郎講師も言われていたように、FXも株取引もチャートの見方や、トレードの理論は相通ずるものがあるからで、成功者の体験は貪欲に取っていくという姿勢が重要だと思ったからだ。

ときあたかも日本市場は下落相場の始まりの時期だった。「2016年1月16日-熊(bear)の咆哮、2016年の投資のキーワードは戻り売り(sell on rally)
この荒波を乗り切れる実力がつけば、将来的には名実ともに眩い未来が待っていると私は確信した。

勘違いして欲しくないのは、私は2000年代初頭に投資していた外貨MMFに代わる低レバレッジのFXは推奨しているし、スワップ狙いのFXは今でもポートフォリオに組み込むことを検討していることだ。(今日から新しい人生を歩みたい人のための投資入門講座

1月、2月と着実に利益を積み重ねていく中で、彼女の2月10日付のメルマガ「常に稼ぎ続けるための思考」の一節に目が止まった。
一言でいうと、トレードで得た利益の一部をインカム(資産収入)を生むものに移し替えることによって、家計の安定化を図るというものだ。

彼女曰く、「収入がゼロになるリスクをゼロにしなければならない」という理念があり、「7年間も安定して稼ぎ続けられたのは、途中から『長期的利益だけ』を追い求めてきたからである」と書いている。

ちなみに、彼女のメルマガの要旨は次のとおりだ。

  • 通常のFXトレード口座とは別にスワップ口座を準備して、デイトレードで稼いだお金をスワップ口座に移す。
  • 資金はトレード口座に3割、スワップ口座に7割といった按配で振り分ける。
  • 金融危機などで外貨相場が暴落すると、低いレバレッジでロングポジションを仕込む。
  • スワップ口座は実質レバレッジ3倍までと決め、保有しているポジションが買値よりも上がってきたら、ストップロス(逆差値)を買値の上におく。そうすると、外貨相場が下がったとしても損はないので、リスクゼロでスワップ金利だけもらい続けることができる。

まさに、自由人の基本は、インカムゲイン(資産収入)をいかに増やし、そして、それをいかに安定させるかというのが命題なのは疑いの余地がないだろう。

私の場合は、インカムゲインだけでやり繰りしようとしたのを見直して、トレードにもトライすることになったのだが、現時点での結果は、4月7日付の「皇居の桜見物の後で完全リタイア(自由人)への光明を見た」で書いたとおりだ。

1月、2月で得た利益を3月で吐き出したばかりでなく、損失まで喰らったのを、ようやく今月取り戻すことができたのだ。
投資はいつも成功するわけではないが、その確率を高めるための精進を怠らなければ、通年で勝てるようになるというのが、今までのトレードで得た経験だ。

3月のマイナスを、4月の1週間で一気に取り戻すことができたとき、私は心の中で人生が変わるのではないかという高揚感を覚えた。
それは決して一時的な稼ぎから得られる興奮でなく、信念を持って投資をした結果が成功に終わったからだ。

4年前にも結びで書いた「私はもう後戻りする気はさらさらないのだ。」という一節をここでも強調しておきたい。
そして、今年の年末には再び「昇り龍(rising dragon)」のコラムを書けることを願っている。

コメント

  1. 青木 より:

    お久しぶりです、いつもブログ読ませて頂いております
    FXの方にも手を出されるのかなって思ってしまいましたが、やはりカルロスさんは株なんですね
    私もFXで大勝ちされてる方のブログや実際のトレード動画を見たりしてますが、共通してるのはカルロスさんの言う通り、FX、金、株価指数だろうがチャートの見方や勝ち方はほぼ同一だって言われてますね
    自分のやりたいことをやるには日々勉強だなってつくづく感じる今日この頃です
    私はまだFXしか手を出しておらず、やっと月間で若干のマイナスになるぐらいの実力で日々まい進中です

  2. カルロス より:

    青木さん、コメントありがとうございます。
    >自分のやりたいことをやるには日々勉強だなってつくづく感じる今日この頃です
    これは痛切に感じます。
    勉強せずに継続的に儲かることはないですね。
    おかげさまで4月第3週(11-15日)もプラスで終わりました。
    これを継続できるように頑張りたいと思います。

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