若年世代に向ける投資の勧め

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投資のイメージ

4月になって、官公庁や企業の職場には、期待と不安が入り混じった表情のフレッシュマンが入ってきていることと思う。

私はと言えば、昨年(2015年)3月に25年間勤めた職場に別れを告げ、その翌月から非常勤スタッフとして働き始めて2年目の春を迎えた。

わずか1年で勤務地が変わり、今年は若いスタッフもいる職場で、つい先日歓送迎会をやっていただいた。
お堅い職場の雰囲気とはうって変わって、まるでイベント会社のような乗りの飲み会で、予想外に楽しい思いをさせていただいたのだが、たくさんの方がいたので、あまり多くを語りあうことはできなかった。

自分の挨拶のときに「昨年3月で早期退職をして、あと少しで完全にリタイアを予定、その後は世界一周旅行をしようと思う。」と言ったのだが、あまり歓心を惹いたようには感じられなかった。

若いスタッフが多かったので、リタイアという言葉に反応する世代ではなかったのだろう。
その中で、今から15年ほど前、私と同じ仕事をしていたという方がいて、昔話に花が咲いたのを機に、名刺交換をさせていただいた。

このコラムの内容が彼を通じて若いスタッフに伝わるといいと思う。
ところで、私が3年前に「超初心者のための外貨投資入門(2013年版)」を書いたとき、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)のコラム「新入社員の皆さんへ、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーからのメッセージ(2013年版)」を紹介し、「勉強のための1万円インデックスファンド」や、「毎月積立の外貨MMF投資」といったリスクが低く、本業に支障をきたさないような投資をお勧めした。

このときに投資を始めた方は、昨年までアベノミクス(第二次安倍内閣の経済政策)の円安株高の時流に乗って、勉強をしながらもかなり良い気分を味わえたのではないだろうか。

しかしながら、昨年夏以降、中国ショック(2015年8月27日 新潮社 Foresight(フォーサイト) -中国株ショック「全球的連鎖」の衝撃波)を始めとして株式市場が下落を始め、今年はさらに円高株安となって、「投資などやらなければ良かった」と後悔している人もいるだろう。

ただ、勘違いしないで欲しいのは、この初期投資はあくまでも国際経済や投資に興味を持つための一里塚であって、本番はこれからだということだ。(Darkness 2016年3月6日-「アメリカは終わった、株式は終わった」と聞いたら歓喜せよ
また、損失が出たといっても、今後10数年にわたって踏み出す投資の世界のことを考えれば微々たるもので、もし、この時点で失敗を引きずり、後悔を続けるようであれば、残念ながら貴方は投資など考えずに、仕事にまい進すべきであるということだ。

そして、今、Market Hackというサイトで「大学生・新社会人のための株式入門 第2回 キャリアパスが台無しになるような事件に遭遇することに備えよ!」という記事が掲載された。

ここでは、「しばらくの間は『会社人間』になり切って、仕事に没頭するというのも良いでしょう。ただ、それとは別個の、『私的な準備』というものも、ある時点で必要になってきます。その『私的な準備』とは、つまり資産形成であり、これはなるべくキャリアパスから切り離しておくべきだと思います。そうでないとリスクヘッジにならないからです。」とある。

要するに、自分がいくら仕事で頑張ろうと勤め先が倒産したり、意に沿わない処遇(左遷やリストラ)をされることが人生においてあるだろう。
そうなったときに、人生のイニシアチブを握るために必要なのが優良な金融資産であり、投資は人生における保険(リスクヘッジ)なのだ。

とりあえず、最初の投資対象は手数料が安く、株式の個別銘柄の研究が不要なETFが良いと思うが、それでは、どこに投資すればいいのか?

ヒントの一つは、2016年4月1日付のDarknessの記事「絶望が広がる世界。将来に希望がないのなら消費はできない」というものだ。
短期的な株式トレードをやろうというのではなく、長期的視野で資産形成をしようというならなおさらだ。

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