今年は早々にe-Taxで確定申告終了

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保土ヶ谷税務署

所得税の確定申告にe-Tax(国税電子申告・納税システム)が導入されて10年、私はその黎明期から使っている酔狂な男なのだが、このシステムも年々改良が加えられて、最近はだいぶ使い勝手が良くなったと思う。

国税庁も申告データを入力をする手間を省くため、あるいは、税務調査の便宜を図るために、納税者がエクセルファイルに入れたデータをそのままアップロードできるように、入力フォームを確定申告書等作成コーナーに置いている。
平成24年(2012年)分の確定申告から登場した医療費集計フォームと、今年(平成26年分)から登場した配当集計フォームの二つだ。

配当集計フォームは、外国株や海外ETF(Exchange Traded Fund=上場投信)の取引口座は日本の証券会社であっても一般口座扱いとなることがあり、その配当金や分配金の収支管理をエクセルでやりたいという要望が多かったので作成されたのだろう。

私は年間所得の計算のために独自に「確定申告用-株式投資損益計算書(Excel)」を用意し、それに基づいて申告書を入力した。
2012年の後半から本格的に配当所得(dividend income)狙いの投資にシフトした結果、何と昨年は給与所得と合わせて、ついに人生初の年収大台超えを実現するまでに至った。

もっとも私は昨年の11月に早期リタイア宣言をしたので、将来的にビジネスでも起こして大成功するか、不動産投資で大儲けしない限り、年収大台超えはないと思うが、国家公務員や大企業の幹部サラリーマンの年収大台超えが嬉しいという気持ちが少しだけわかるような気がした。

かつて、私がe-Tax黎明期に、その普及策として電子申告減税というものを書いたことがあるが(2005年2月19日-谷垣財務大臣、電子申告減税が必要ですよ)、このときの一節を紹介しよう。「電子申告をし、過去5年間に税金の滞納がない人は、申告納税する年の所得税から10%の税額控除を行なう。」
このときは何も考えずに書いたが、今は翌年度の住民税の税額控除も加えて、そういうことをして欲しいと本気で思う。(笑)

ところで、「エグゼクティブ・サラリーマンとして年収大台超えを狙う気はなかったのか?」と聞かれれば、私は明確にノーと答えるだろう。

実のところ、2014年4月28日付の週刊ダイヤモンドの記事「家計も仕事も絶体絶命 実は不幸な“年収1000万円”」は、税金や社会保険、その対価としての行政サービスの仕組みをある程度知っていれば、十分にあり得ることが理解できるし、たいていのサラリーマン夫婦はそういうことを勉強しようとしないので、人生の貴重な時間と引き換えに蟻地獄に落ちる人が後を絶たない。

果たして、年収大台超えをした国家公務員や日系企業の幹部サラリーマンで、人生を楽しむ時間を十分に持っている人はどの程度いるだろうか。
私がこれからの時代に投資やプチ副業を勧めるのは、複数の収入源を持つことのほかに、税金の申告を通じて世の中の仕組みを少しでも勉強するきっかけになればいいと思っているからだ。

コメント

  1. かじ より:

    こんにちは
    税金を払う義務を強制する政府は、国民の命と財産を守る義務をないがしろにしています。
    災害や、海外でのテロ事件が起きるたびに、そう言った事実を認識できますが大マスコミはスルーです。
    衰退重税低福祉国家と漢字並べてみました。

  2. カルロス より:

    こんばんは
    相変わらず辛口ですね。
    まあ、事実なので仕方ないですが、私が7年前に書いた「冷たい政府(unkindly government)になり果てる日本」というのがますます現実味を増してますね。
    https://carlos-travelweb.com/essay-j/unkindly_gov.html

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